智凪桜のレビュー一覧

  • 大坂城恋綺譚 ~桜想う姫~

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    今流行の逆ハーレムものは片方本命、片方当て馬がデフォですが、これは正真正銘ヒーロー2人体制。ヒロインもいい子ですしねー。作中で流れる時間が結構長いんですが、文章になっていない空白区間の姫さま想像すると健気で切ない。。。
    ゆるゆる流れる時間の中でそれでも変化するものと変わらないものと、お城の塀の外側での激動とがいい感じに交差して、思いがけなく良作に出会った気分です。
    次の作者様の作品楽しみだー。

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    2010年11月07日
  • FCルルルnovels 眠り姫に花束を

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    現代でも国籍の差による差別や誤解が多いのだから、江戸時代に分かり合うのは難しかっただろうな。と思った。絵が大好きなお瀧と絵の才能を利用しようとしているシーボルト。多くの誤解やすれ違いを乗り越えて引かれ合うのをみるのは結構ヤキモキする。2人、特にお瀧を応援したくなる話だった。

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    2019年08月11日
  • いちひめものがたり~姫の初恋~

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    全体的に面白かったけど、信長のキャラ設定が受け入れがたかったです。そんなに冷静沈着紳士的なイメージはなかったので。

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    2012年08月09日
  • 初・恋

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    ネタバレ

    浅井3姉妹の真ん中、初姫の恋のお話。
    史実でもちゃんと高次の正室になってて、高次さんは、姉や妻の光で出世した「蛍大名」なんて言われたりしてたみたいです。

    最初の方はぶっきらぼうな感じで書かれてる高次さんですが、初のことを好きと自覚してからは、無茶苦茶です。初の結婚相手である秀次の前で、初にキスしたり、秀次に攫われた初を盗賊のように奪い返しに行ったり、若いからといって、危なすぎ。

    まあ、こっちは最後まで離婚して戻されるということがないぶん、ハッピーエンドのところで終わってるのは、いいかな。

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    2011年11月29日
  • 茶々姫恋綺譚

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    ネタバレ

    茶々姫といえば、浅井三姉妹の長女で気が強く、秀吉を手玉にとった淀君のイメージが強いですが、このお話は、秀吉など全然出てこない少女時代の初恋のお話でした。

    松千代と恋仲になるのはいいけど、最後駆け落ちさせても結婚させても史実と変わってしまうから、最後はどうなるのかなって思ったら、松千代死亡で終わりました。うーん・・・。
    まあ、史実には影響ない終わり方ですけどね。

    あと、乱丸(私は蘭丸かと思ってましたけど、どっちもOKなんですね)もなんだかんだ言って、結構いい人だったのは、よかったかなぁ。私的には、優しい松千代よりは、ぶっきらぼうだけど意外と面倒見のいい乱丸の方がすきかも。

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    2011年09月17日
  • 初・恋

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    ネタバレ

    浅井3姉妹の真ん中のコの話・・・(だったよな?)。
    お初っていまいち影薄いというか・・・一般の人の印象にあまり残ってないんじゃないかなーと。
    京極高次(だよねぇ?相手は)も面白い書かれ方で。

    ちょっとだけ歴史好きな私でも、初を取り上げたものを読んだことがなく。
    ましてや結婚相手の京極高次なんてもっと知らないわけで。

    これを機に、何か文献探して読んでみようかなぁ・・・という気に、ちょっとだけなった。

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    2011年08月03日
  • いちひめものがたり~姫の初恋~

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    ネタバレ

    今年の大河ドラマの江姫の母であるお市の方と浅井長政、織田信長のお話です。この話では、織田信長とお市は義理の兄妹として書かれています。

    私のイメージとしては、お市の方は男勝りな美人っていう感じだったですが、このお話では結構儚げな感じがしました。

    信長も怖いイメージはありますが、義理の妹への気持ちに悩む姿は印象的です。あのとき、お市を受け入れていたら、長政とくっつくこともなく、話は変わっていたと思うと、確かに信長としては、長政に横からかっさらわれた感がありますよね。

    違和感を感じたのは、長政とお市の出会いのシーン。
    信長の城にやすやすと忍び込み、あまつさえ、お市の方の部屋に泊まったり、朝ご飯

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    2011年02月22日
  • 大坂城恋綺譚 ~桜想う姫~

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    ネタバレ

    日本史でも出てくる石田三成と秀吉の家臣の娘、お蝶。あと、徳川秀吉の家臣の息子である本多忠純のお話です。

    正直、歴史上の人物ものの作品って、結果が分かっているっていうか、石田三成が死んでしまうのも分かっていることだったので、ハッピーエンドではないんだろなって思ってましたけど、意外と読めました。

    三成が亡くなる前にお蝶に宛てた手紙の内容とかは、ちょっと切なくなりました。自分が死ぬのが分かっていて、お蝶を受け入れなかった三成が実はこんな風に思っていたのかって。

    三成が処刑されて、普通はそこで終わりそうですが、この物語はこういうノベルには珍しく、主人公が別の男性を愛するようになります。ちょっとラ

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    2011年01月08日