飯干晃一のレビュー一覧

  • 非情警部・暴力都市を壊滅せよ

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    警察庁特別監察官・滝田一郎に特捜令が発せられた。
    それは射殺も含め、手段・方法を選ばず、超法規的行動を可とする非情捜査を意味している。
    潜入先は塩路市。
    市議会を牛耳る2大暴力団が激しく対立し、しかもその抗争に地元警察も絡んで利権をほしいままにしている汚染都市であった。
    滝田は地元警察と暴力団の警戒網をくぐり現地に潜入した。
    が、意外にも、彼を待ち受けていたのは、美しい女体と官能の罠だった…。
    飽くなき暴力とエロスが迸るハード・アクション。

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    2009年10月04日
  • 仁義なき戦い〈死闘篇〉 美能幸三の手記より

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    仁義なき戦いの原作本です。登場人物は映画版とは違い全員実名です。映画には現れなかった重要人物(門など)も登場します。

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    2016年06月06日
  • 仁義なき戦い〈決戦篇〉 美能幸三の手記より

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    ネタバレ

    本当に、任侠という型式が
    見事に崩れてしまっている
    欲が絡み合い、血みどろ、血の海の惨状。

    手記の男も、もちろん、その最中にいました。
    ただし、だんだんと彼は、疎ましく扱われ
    ついぞ破門となります。

    彼は人柄がよすぎたせいで、
    逆に敵も多かったんですよね。
    いろいろと通じていたのです。

    最後まで駒な彼でしたが
    結局、また手を出す前に
    別件逮捕となります。
    その際には、あの脱獄王がいた
    恐怖の刑務所にもいたそうで。

    でも、この悲劇は、また後年
    起きてしまいます…

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    2014年07月27日
  • 仁義なき戦い〈死闘篇〉 美能幸三の手記より

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    ネタバレ

    やはりどこの世界でも、人間関係のトラブルは
    ある、ということ。
    それがヤクザの世界であろうが。

    特にその中でも血なまぐさい抗争を
    描いたノンフィクション。
    人の欲望はどこまでも尽きない、
    それがよくわかることでしょう。

    黒い世界は特に、人殺しまでもが
    「アリ」な世界ですので、
    それらの欲望はなおさら強いわけで。

    手記の人物は、殺しの駒として使われた
    一人の男。
    かのワンマン組長に違和感を感じているようですが…
    どうなるのか。

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    2014年07月19日
  • 仁義なき戦い〈死闘篇〉 美能幸三の手記より

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    地方の中心地・広島市は原爆によって破壊し尽くされた。再び都市を建設するには、男たちの喧々轟々としたエネルギーが要る。建設業者、手配師、労務者があふれ、酒と売春とバクチと喧嘩で賑わった。これも無法の街を生み出した原因の一つであろう。
    さらに広島、呉は日本でも有数の軍都であった。日清戦争では広島に大本営が設置されたぐらいで、呉軍港とともに陸海軍の大根拠地と言っていい。だから米軍と英連邦軍はいち早く進駐し、占領軍の重要拠点の一つとなった。これは広島のヤクザに銃を供給する大きな源泉となったのである。
    荒っぽくて、道具(銃)が豊富である。これでは喧嘩がないほうがおかしい。だから、広島で最も熾烈な戦いが行

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    2024年10月11日
  • 非情警部・淫魔教団を覆滅せよ

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    2人の特別捜査官が、突然、行方を絶った。
    彼らは宗教団体“至福教”に絡んだ殺人事件を解明するため、潜入捜査中であった。
    至福教―それは神楽遊びとお助けぐらし(性の解放と生活互助)を教義にした有数のマンモス教団であり、権力と結んで何人も手を触れることのできぬ存在だった。
    “事件を闇に葬ってはならぬ。隠密裡に徹底捜査し、首脳部を一掃せよ!”
    警察庁特別監察室別室の滝田一郎警部に密命が下った…。
    流血のバイオレンスと強烈な性描写で迫る“非情警部”第2弾。

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    2009年10月04日