【感想・ネタバレ】仁義なき戦い〈決戦篇〉 美能幸三の手記よりのレビュー

あらすじ

戦後のヤクザ抗争事件史上、最大の争いとなった“広島ヤクザ戦争”――。原爆で壊滅した広島に巣食った無法者たちを力でおさえた岡組、隣接する呉を策略で統一した山村組。ところが岡組組長は引退を機会に、縄張りを山村組にゆずった。そのため、岡組の当然の後継者と思われていた打越組は、山村組と真っ向うから対立することになった。しかも、一触即発の状態にある両組を、日本最大の暴力団・神戸の山口組とそのライバル本多会が、それぞれ応援に立ちあがったのだ――。美能組元組長・美能幸三の手記をもとに、抗争事件の真相にせまる異色のドキュメント。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本当に、任侠という型式が
見事に崩れてしまっている
欲が絡み合い、血みどろ、血の海の惨状。

手記の男も、もちろん、その最中にいました。
ただし、だんだんと彼は、疎ましく扱われ
ついぞ破門となります。

彼は人柄がよすぎたせいで、
逆に敵も多かったんですよね。
いろいろと通じていたのです。

最後まで駒な彼でしたが
結局、また手を出す前に
別件逮捕となります。
その際には、あの脱獄王がいた
恐怖の刑務所にもいたそうで。

でも、この悲劇は、また後年
起きてしまいます…

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2014年07月27日

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