ルース・ショーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界の果てで本屋さんをしている、ルースさんの半生が書かれた本です。
小説以上に波瀾万丈な生涯で、38歳までの苛烈な生き方を思うと、辛かったろうなと想像するに余りある。その時々の選択を肯定も否定もする立場にはないけれど、自分で修羅の道に突っ込みながらも、70代になって回顧録をかけるんだもの、しっかりと受け止めたということでしょうね。武勇伝をひけらかすだけでなく、ご自身の非もしっかりと描かれていて、正直な本だなと思いました。
私と同じ世界の果てにこんなパワフルなおばさまがいて、本屋さんを営んでいる。お客さんとのエピソードも可愛らしくて、なんだか世の中捨てたもんじゃないなと思えました。 -
Posted by ブクログ
ニュージーランド最南端の小さな街で本屋を営む著者ルース。
1946年生まれの彼女の人生は、波瀾万丈。
逮捕歴2度、結婚歴4度、レイプ、薬・・・
事実は小説より奇なり、というが、まさにルースのこと。
彼女の破天荒な人生の奥にあるのは、
10代のときに受けたレイプ、その結果の出産、里子した子どもとの別れ・・・
以後、人との関係を続けるのが怖くなってしまう。
一つの土地にとどまらず放浪、関係が深まると、そこから逃げる。
その彼女が、中年を過ぎて、かつての婚約者と再会、
やがて本屋を開く・・・
正直言って、あまりにも彼女の人生が想像を超え、
保守的な暮らしをしているわたしにはついて行けず、
後半は斜め読みしてしまった。(執筆時75歳)
書店経営者としてのコラムも挿入されており、そちらは本好きとして共感。
ニュージーランドの小さな土地に、
こんなにもいろいろな人がやってくるのかと驚かされる。
きっとこの本を手に、今も、ルースの書店には様々な人が訪れているのだろう。
穏やかな美しいオセアニアの国々が、こんな歴史を持っていたのかと、
その点もおもしろかった。 -
Posted by ブクログ
世界の果て(ニュージーランド最南端)にある、素敵な本屋さんを舞台にした物語なのだろう...と思って読んだら、ほとんどがこの本屋のオーナーである女性のこれまでの人生が語られる自伝的内容でした。
確かに、本になるくらい誰にも真似の出来そうもないエピソードが満載でした。試練もたくさんあったようですが、その都度苦しみ、考え、何度もリセットして新しい生活をスタートさせていくその様子はまさに「レジリエンス(復元力、立ち直る力)」だと思います。
レールから逸脱しないように地味〜に生きていても壁にぶつかることが多々あり、その度に心が折れそうになりますが、この本の著者の経験に比べたら私の悩みなどもはや砂粒級の小ささに違いない(笑)私にとってはメンタル面においても効き目のあるお話でした。それくらい迫力のある物語です。
本のタイトルになっている本屋さんについては、最後の方に少し書かれているだけでした。素敵な本屋さんのようなので、写真はカラーでもっとたくさん見てみたかった! -
Posted by ブクログ
70歳の女性の波瀾万丈な人生の回顧録。
普通70年も生きていれば、どんな人だっていろんな目に遭ったりいろんな体験をしているものだと思うけれど、筆者は16歳でレイプされ妊娠し、出産して子供は奪い取られるように養子にされてしまって、子供が21歳になるまでは探してはいけないことになっている。
以降の人生は少しでも幸せになりそうになるとすぐに逃げ出し、新天地を求め、だいたい不幸のドン底にいることで安心して、また幸せになりそうになると逃げ出す。放浪癖みたいになっているから、波瀾万丈になるのも仕方がない。
おそらくRHマイナスなのだろう。2人目を孕っても赤ちゃんは母親の抗体のために、極度の貧血になってしまって心不全ですぐに亡くなる。また不幸に一層の拍車がかかる。
そのうえ捨て鉢なのか、犯罪的なことでも軽いものなら手を出してしまう。面接に行くための服がないからと、街中を丹念に観察して、洗濯物から一揃え作ってしまったくだりなど、だいぶ仰天した。
もしやったとしても、書くかなと思っちゃったのだ。わりと万事がそんな感じ。
今は落ち着いておられるようで良かった。