世界の果ての本屋さん

世界の果ての本屋さん

小説・文芸
2,310円 (税込)

11pt

「海賊に捕まったことはある? 私はあるわ」――最果ての本屋が贈る、勇敢で、ユーモラスで、そして、あまりに切ない<真実>の物語。

【推薦】
「波乱万丈すぎる人生の果てに彼女が辿り着いたのは、訪れる者の魂を癒す小さな本屋だった。
ページをめくる指が止まらないエモーショナルな一冊」
――辻山良雄(本屋Title店主)

「チンピラでメンヘラな過去を経て、マザーテレサのような現在に至る本屋さん。
かっこよすぎる!」――花田菜々子(蟹ブックス店主)

【あらすじ】
ニュージーランドの最南端、マナポウリ湖のほとりで、ルース・ショーは夫とともに小さな本屋を経営している。
今や70代後半となった彼女は、これまで世界を股にかけ、冒険に満ちた人生を過ごしてきた。海賊に捕まりながら
太平洋や南シナ海を広範囲に航海し、養豚農家、海軍(脱走)兵、違法な賭博師を経て、シドニーのキングス
・クロスで麻薬中毒者や売春婦とともに働き、各地の教会でシェフを担当し、環境問題についての運動にもかか
わり、夫のランスとヨット「ブレイクシー ガール号」を所有し、舵を取ってきた。
逮捕歴は2度。結婚歴は4度。
ルースの放浪と冒険の根底にあるのは、深い喪失と長きにわたる苦悩だった――。

【目次】
第1章:二軒の小さな本屋
第2章:はじめての本、はじめての商売
第3章:時機をうかがう
第4章:ネーズビー
第5章:一九六三年、霧
第6章:海軍へ
第7章:スチュアート島、ランスとの出会い
第8章:大司教のもとで
第9章:船に乗る
第10章:〝一瞬だけ〟の窃盗犯
第11章:ふたたびの悲劇 第12章:ラバウルに到着
第13章:「心配して」
第14章:故郷からの手紙
第15章:夜逃げ
第16章:おとなしく流されてはいけない
第17章:いかれ帽子屋の館
第18章:結婚、マリファナ、動物園
第19章:ある種の魔法
第20章:おおいに反抗し、服従は少なく……
第21章:反対派のために戦う
第22章:故郷が呼んでいる
第23章:帰郷
第24章:ランスの冒険
第25章:息子の行方
第26章:青い目のわが子
第27章:世界の果ての本屋さん
第28章:ホーム・ストリート

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世界の果ての本屋さん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ページが進むほど話しにのめり込んでゆく。
    波瀾万丈な生き様がいい意味であっけらかんと記されており、読み終わる頃には、書き手と読み手が一体化しているような気が。
    想定していた内容とは180度異なったが、大変面白かった。傑作です。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    波乱万丈って言葉が陳腐に感じるほどの壮絶な人生
    それなのに自己憐憫が全くない
    ただ、前に進んでいく
    その人生の果てに、地球の果てで開いた本屋
    そこは彼女の地元なので、オデッセイみたいだ

    0
    2026年06月13日

    Posted by ブクログ

    世界の果てで本屋さんをしている、ルースさんの半生が書かれた本です。
    小説以上に波瀾万丈な生涯で、38歳までの苛烈な生き方を思うと、辛かったろうなと想像するに余りある。その時々の選択を肯定も否定もする立場にはないけれど、自分で修羅の道に突っ込みながらも、70代になって回顧録をかけるんだもの、しっかりと受け止めたということでしょうね。武勇伝をひけらかすだけでなく、ご自身の非もしっかりと描かれていて、正直な本だなと思いました。

    私と同じ世界の果てにこんなパワフルなおばさまがいて、本屋さんを営んでいる。お客さんとのエピソードも可愛らしくて、なんだか世の中捨てたもんじゃないなと思えました。

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ



    ルースさんの波乱万丈な人生を
    追体験できたような気がする。

    人生、人それぞれいろんな事があるんだな…
    そう考えると自分の今の状況もちっぽけに感じる。
    それくらい壮大な人生の物語が
    たくさん詰まってた。

    いつかルースさんみたいに
    小さな本屋さん、やってみたいなぁ…
    なんて、思ったりした。

    0
    2026年07月02日

    Posted by ブクログ

    ニュージーランド最南端の小さな街で本屋を営む著者ルース。
    1946年生まれの彼女の人生は、波瀾万丈。
    逮捕歴2度、結婚歴4度、レイプ、薬・・・
    事実は小説より奇なり、というが、まさにルースのこと。
    彼女の破天荒な人生の奥にあるのは、
    10代のときに受けたレイプ、その結果の出産、里子した子どもとの別れ・・・
    以後、人との関係を続けるのが怖くなってしまう。
    一つの土地にとどまらず放浪、関係が深まると、そこから逃げる。
    その彼女が、中年を過ぎて、かつての婚約者と再会、
    やがて本屋を開く・・・
    正直言って、あまりにも彼女の人生が想像を超え、
    保守的な暮らしをしているわたしにはついて行けず、
    後半は斜め読みしてしまった。(執筆時75歳)
    書店経営者としてのコラムも挿入されており、そちらは本好きとして共感。
    ニュージーランドの小さな土地に、
    こんなにもいろいろな人がやってくるのかと驚かされる。
    きっとこの本を手に、今も、ルースの書店には様々な人が訪れているのだろう。
    穏やかな美しいオセアニアの国々が、こんな歴史を持っていたのかと、
    その点もおもしろかった。

    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    作家で、ニュージーランド南島の南部、マナポウリで3軒の本屋(ほぼ同じ場所にある!)を営む著者。
    その人生の歩みと、本屋としての現在を交互に語った本。

    1946年生まれのルース・ショーの人生は、最も平凡な言葉で要約すれば波乱万丈である。
    10代後半で性的な暴力を受けた末に出産。
    その後医療スタッフとして海軍に入隊し、能力を見込まれるが、興味が持てず無断除隊して、逮捕される。
    20代初めに最終的なパートナーとなるランスに出会い、婚約までするが、彼女の家のカトリック信仰と折り合いがつかず破談。
    司祭館の料理人、船の乗組員、夜勤看護師、エスコート嬢、カフェの店主、ホテルの料理人、養豚業、青少年支援員に自然保護活動家。
    数々の仕事に従事する間に、3度の結婚、最初の夫を事故で失い、彼との間の子どもをRh式血液型不適合により失い、フェミニストになる。
    仕事や結婚生活がうまくいかないときはもちろん、うまくいっていても、じっとしていられない人のようだ。
    エネルギッシュだからというだけではない。
    同じ場所に留まっていると、のみこまれてしまいそうな恐怖を感じて、そうなってしまうようなのだ。
    移動の軌跡も、オーストラリア、パプアニューギニア、インドネシアと広がる。
    このことは、何か自分にとって驚きだった。
    そうか、ニュージーランドを中心とすると、こんな世界が描けるのか、と。

    この人が落ち着くのは、数十年ぶりに再会したランスと結婚し、養子となった息子と再会したころ。

    ひどい目にもあってきても、それでも人が好きで、「退職後の仕事」として始めた本屋は、「子ども本屋」と男性のための本屋を作り増し、3軒状態となる。

    本屋にはいろいろな人がやってくる。
    (でも、名前の感じから、マオリ系の人などではなく、ヨーロッパ系なんだろうなあ、と思わされる。)
    その中で印象的なお客さんがいた。
    いつもめいめいで1冊、合わせて2冊の本を買っていく老夫婦だ。
    1冊の本の最初の100ページを妻が読み、最後の100ページを夫が読む。
    そして、その間は二人で話し合って埋めていくのだと。
    なんと斬新な楽しみ方!

    0
    2026年10月15日

    Posted by ブクログ

    波乱万丈で語るに値する人生なのだけど、心に響かなかった。
    無謀すぎる生き方だと思う。
    何も悪いことをしていないのに捨てられた夫が不憫だ。

    0
    2026年08月01日

    Posted by ブクログ

    波瀾万丈って言葉では足りないくらいの人生を歩んでるルースの回想を中心に、物語が進みます。
    こんなことが人生に起こるんだと、ページをめくる手が止まらないw
    本屋さんの話ではないけれど、とても面白かったです!

    0
    2026年07月21日

    Posted by ブクログ

    本屋さんの話かと思いきや、
    今は本屋さんをしている店主の人生の回顧録でした。

    ちょこちょこコラムみたいな感じで、本屋での出来事も載ってます。

    0
    2026年07月11日

    Posted by ブクログ

    タイトルで誤解が生まれる…。本屋さんの話、ではなく、本屋さんを営む女性の波瀾万丈な自伝。

    本屋が好きで手に取った一冊だったので、期待外れかなと思いきや、かなりの読み応え。濃厚すぎる日々は、日本ではありえないことばかり。この環境だと、誰1人信じられなくなりそう…。
    文化の違いという簡単な言葉でまとめてはいけないくらい、世界のむちゃくちゃな現実を突きつけられた。

    0
    2026年05月30日

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