ロス・モンゴメリのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ1910年5月18日イングランド東部標準時午後11時
その夜ハレー彗星が地球を通り抜けた
彗星の尾には青酸ガスが含まれ、人類は死亡してしまうという噂が流れる
イングランド本土から離れた潮汐島であるワールズ・エンドに建つ“タイズ館”
5月18日の朝、前科者のスティーブンは、紹介状を手にこのタイズ館で仕事を得るために訪れる
その夜
タイズ館は、彗星の青酸ガスから身を守るために窓という窓に板が打ち付けられ、各部屋の暖炉は塞がれ、ドアは蝋と詰め物で封印されていた
館の中には館の主人コンラッド卿と、血縁者、招待客と、数多の使用人
翌朝、コンラッド卿が書斎で死体で発見される。封印された密室でクロスボウで -
Posted by ブクログ
怪しげな館!不可解な殺人!変人探偵と振り回される助手!論理とトリック!そして意外性のある犯人!!
まったく王道、そしてわたしの大好きな本格ミステリだった!!
時は1910年。ハレー彗星がその姿を表し、地球ではそれに脅えたとある子爵が、屋敷中の使用人を総動員して来るべき彗星の脅威にそなえていた。
ちょうど、衝突するとされる日の前日、一人の青年が屋敷を訪れ、新たな使用人として仲間に加わる。
子爵の指示で、屋敷の全員が各々の部屋にこもり、ドアを封じたはずのその夜、なんと子爵は何者かに殺されてしまう…………。
このシチュエーションもとてもそそられるのだが、特筆すべきはやはり探偵と助手のコンビのキ -
Posted by ブクログ
★5 少年と毒舌老令嬢がナイスコンビ! バランスが優れた館モノ本格ミステリ #ハレー彗星の館の殺人
■あらすじ
ハレー彗星が近づきつつある1910年のイギリス。少年院から出所した少年スティーブンは、タイズ館に呼ばれて従僕として働くことになった。主であり子爵のコンラッドは、ハレー彗星の接近を恐れて、タイズ館を密閉させるように指示する。しかしその晩、殺人事件が発生、密室から死体が発見されるのであった…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 めっちゃバランスが優れてる館モノ本格ミステリー、こりゃ良作ですよ。
いわゆる謎解きミステリーですが、筋運びがテンポ良く楽しく読めちゃう。さらにはキャラクター -
Posted by ブクログ
老令嬢探偵、書店のポップで目を惹かれました。少年院帰りのおばあちゃんっ子スティーブンと一族の鼻つまみ者毒舌ミス・デシマ。祖母と孫、的なこのコンビにそれだけで応援したくなりました。
ストーリーとしてはフーダニットミステリーなんですが、設定が良い。舞台が良い。1910年ハレー彗星が地球に再接近する夜、古い洋館、満潮時には孤立する土地で起きる事件。毒舌ミス・デシマは科学者として時に冷静に時に感情的にスティーブンをこき使いながら事件の謎に迫ります。スティーブンがいい子なのでね…なんのかんのミス・デシマの面倒をうまいことみているのが良い差し味だったと思いました。ミス・デシマも少しずつ丸くなっていきます -
Posted by ブクログ
ネタバレこんな真っ直ぐな王道ミステリー久々に読んだ!
海外作品はあまり読まないけど、アガサ・クリスティ作品を読むのと同じ感覚で読み終えました。
登場人物たちが一癖も二癖もあって、貴族ミステリーってこういうのだよね〜というワクワク感が勝手にあった。
スティーブンとデジマの関係性も凄くいい。
すごくチグハグな2人なんだけど、なんか離れ難い2人というか、これぞ相棒って感じ。
個人的にストークスがすごく好きだった。
最後まで好きだった。
罪を犯してしまったけど、でも彼の中での真っ直ぐな信念はあって...犯人としてではなく、同僚としてスティーブンといて欲しかったなぁと思う。。。
タッグを組んだ、スティー -
Posted by ブクログ
『ハレー彗星の館の殺人』を読んでまず印象に残ったのは、登場人物たちのキャラクターの濃さです。一人ひとりがはっきりとした個性を持っていて、読み進めるほどに顔つきや話し方、ちょっとした仕草まで自然と頭の中に浮かんできます。まるで舞台劇を観ているかのように、それぞれの人物像を想像しながら読む時間がとても楽しかったです。
一方で、序盤は登場人物の名前を覚えるのに少し苦労しました。人物同士の関係も複雑で、一度読んだだけでは整理しきれない部分もありましたが、家系図や登場人物リストが用意されていたおかげで、混乱せずに物語についていくことができました。こうした補助があることで、物語の理解がぐっと深まり、より -
Posted by ブクログ
ブク友さんの本棚登録でこの作品に一目惚れ。
ロス・モンゴメリ『ハレー彗星の館の殺人 老齢嬢探偵の事件簿』です。
表紙の密やかな館のイラストに存在感を放つハレー彗星の文字、あらすじには少年院帰りの主人公スティーヴンが嫌われ者の老齢嬢デシマと密室殺人事件に遭遇するとあり、めっちゃ読書欲をそそられるフレーズが踊っている!とあっては放っておけませんでした。
1910年のハレー彗星の夜が起因して密室殺人につながる設定にもわくわくするし、何よりイギリスで老齢嬢探偵なんて言われたらアガサ・クリスティーのミス・マープルが自然と思い起こされて、ミス・デシマはどんなおばあちゃんなんだろうとさらにわくわく(^^)