ガイ・バートのレビュー一覧

  • タンポポ時計

    Posted by ブクログ

    すんごい分厚い本で、気合を入れて読んだけれど、とても良かった。
    美しい風景描写、不穏な雰囲気、子供時代の全能感無力感等々。





    アンナの義父からの性的虐待からのテロリストへの傾倒だとか、ジェイミーの同性への愛とか、主人公が自分の選択を悔やんでいるところは感じたけれど、希望の持てるラストだった。
    3人で入江で泳いだ時、ただ楽しい気持ちは共通点していて、3人ともあの時に戻りたかったんじゃないかなあ。

    0
    2026年04月13日
  • タンポポ時計

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ソフィー」で有名なイギリスの作家、ガイ・バートの大作。「ソフィー」は昨年復刊してたけど、新作としては十数年ぶりの邦訳。

    画家として大成したアレックスは、数十年ぶりに故郷のイタリアを訪れる。集大成の個展を開く前に、子供の頃、隣家のジェイミー、その従兄弟のアンナとの三人で過ごした記憶と向き合い、今の自分に何が欠けているかを探すためで…

    雰囲気としては、トマス・H・クックやケイト・モートン。クックほどの悔恨はなくて、モートンほど綺麗に過去パートと現代パートがあるわけではないが、この二人が好きなら、今作は非常に刺さるはず。
    「ソフィー」は未読のため、この作家の作風なのかはわからないけど、全編に漂

    0
    2026年03月08日
  • タンポポ時計

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    読み終えて最初に残ったのは、アレックス、ジェイミー、アンナの三人は、最後まですれ違ったままだったのかな、という感覚。三人それぞれの気持ちが一方通行で切ない。
    全体がアレックスの視点から語られることで、二人の内心や、語られなかった出来事が読者の想像に委ねられているのがいい余韻になった。

    両親を戸惑わせないように顔色をうかがっていた幼少期のアレックスに、そのままの自分を受け入れてくれた親友との出会いがあり、さらに強烈な印象を放つアンナが現れる。隠者を匿うよう押し切られて、忘れられない夏を過ごした。それがアンナの誕生日に終わり、三人は同じ秘密を抱えたままバラバラになる。
    少年期にジェイミーと再会

    0
    2026年07月30日
  • タンポポ時計

    Posted by ブクログ

    700ページは長かった!
    もうちょっと縮められてたら星5だった。
    学生時代が懐かしくなるような内容はすごく刺さりました。
    みんな平等で、大人になった今と違った感性で物事をみていて良い時代だったな、とつくづく。

    0
    2026年03月15日