吉岡乾のレビュー一覧

  • 言語学に消えそうなことばを守れるのか

    Posted by ブクログ

    これまでの著書では、冷静と情熱の混ざったブラックユーモアだったが、今回は冒頭からずいぶんと熱い攻撃態勢だったので、少し心配した。
    しかし「言語学者だからって多言語じゃべるわけねーだろ」からのオチなどは、やはりいつも通りだった。
    最後まで読んでみて、これだけのブラックユーモアの裏にある、最大限に他者を尊重する温かさを改めて感じた。吉岡先生は、確かにわかりにくい。でも吉岡先生は、すべての人に対して、分かろうとする温かさを向けてくれている。

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    2026年07月15日
  • ゲは言語学のゲ

    Posted by ブクログ

    ブラックで、おまけこそ本編で、表現が秀逸で、そして何より専門的で、最高にinterestで(いい日本語がないんだ…)。
    こういう本が一番好きだから腹抱えながら勧めるのだが、難しいんですよ先生ェ…

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    2026年06月12日
  • ゲは言語学のゲ

    Posted by ブクログ

    言語学者によるエッセイ。各話は読み切りになっておりどこから読んでも楽しい。
    この方の研究の方法を見ると生物学者が生き物の生態や系統を研究するのに似ていて、とても興味深い。現在地球上に広がる多様な言語の変化の有様は、地球の生物がひとつの祖先から生まれ、多様性を広げながら進化し、わかれたり取り込まれたり影響を与えたりしながら今の生態系を形作る様とよく似ているようだ。その面白さ、美しさの一端を垣間見せてくれる本。

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    2026年03月16日
  • ゲは言語学のゲ

    Posted by ブクログ

    フィールド言語学者の本は、いつもどこか冒険譚のようで、それだけで楽しく読める。本書もその期待を裏切らない。ただし、フィールドでの苦労話や珍しい体験談が中心というより、そこから一歩引いて、より一般言語学的なテーマへと読者を連れていくタイプの本である。

    全18章はそれぞれ独立していて、気になるトピックから読み始めてもよい。各章では、まず興味深い話題が提示され、そこからいったん脇道にそれ、さらに別の話題へと広がり、最後には元の問いに戻ってくる。この「寄り道ショーケース話法」とでも呼びたくなる展開が、本書の大きな魅力である。読んでいる側は、「この話はいったいどこに着地するのか」と少し不安になりながら

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    2026年06月07日
  • ゲは言語学のゲ

    Posted by ブクログ

    ああ、この著者、前に読んだ
    フィールドワークの嫌いな言語学者さんか。
    この本でも、自身の研究に関することから
    日常で感じた言語学的なよしなきごとを
    いろいろ書いてくれている。

    研究者として、すごく専門的なことも
    噛み砕いて説明してくれていますが
    ほぼ理解できなくても
    なんというか…愛は伝わってくる。

    人の名付けに関する一考とか
    書き文字とOCRの話とか
    ただの言語オタクが読んでも楽しかった。

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    2026年03月10日