犬丸幸平のレビュー一覧
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紫禁城に住まうラストエンペラー溥儀に水墨画の先生として雇われた日本人の剛。城内で起こった密室殺人を捜査する羽目に。
面白かったです。このミスの大賞作。それぞれの話の一つ一つはそんなに凝ったものでもキレのあるトリックだったりとかもないんですが、構成が好み。明らかに伏線めいたものをそのままにしての連作短編ではなく、それぞれの話はそれなりにちゃんと解決したうえで最終話に前の話にさかのぼって真相が・・・という。それまでが若干だれてしまう難点はあるものの、最終話での気持ちよさはありますね。そして溥儀と剛のだんだん育まれていく友情話とかもさわやかでとてもよい・・・ですが、その分ラストはなんとも悲しいとい -
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中国に住む水墨画を得意とする青年一条剛は、廃帝となり、復権を望む溥儀の水墨画の講師として招かれる。しかし実際は宮中にある水墨画の贋作を作り、本物とすり替えることで復権のための資金を作るという計画の一端に関わることとなる。
宮中で起こった密室での殺人事件や片目のない龍の絵を完成させた犯人探しなどに関わる中で、身分も人種も違う2人の間には友情が芽生え始めるという話であった。中華×ミステリーという組み合わせでありながら新しい設定で、時代設定や動乱が起こる時代の中の宮中の描写、謎が明らかになっていくところは面白かったが人物名や役職名などが全て中国語で頭に入りにくかったのと2人の友情の芽生え、最終的な -
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1920年の中国の紫禁城にすむ若い廃帝と日本人絵師の話。世界史をミリも覚えてない私は、時代背景わからず読みはじめたけど、ミステリーだけに注目して半分は読みすすめた。
ああこれが世に言うラストエンペラーとはこの人なのか。とちょっと世界史気になったりして、ちゃんと勉強してきたらもっと面白いのだろうと思った。
ミステリー部分はショートでたくさん入れていて、そのなかで若い生意気な廃帝と日本人絵師の関係性が少しずつ変わっていくのが楽しく読めた。
紫禁城は中国の北京にあり、世界最大級の宮殿遺構として知られていて、現在は故宮博物院一般公開されているらしく、もし中国にいく機会があるとしたら見に行きたいと思った