犬丸幸平のレビュー一覧

  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ミステリというほどの謎の深さではないが、最後の皇帝と歴史の節目を取り込んだミステリには面白さを感じました。
    なにより文章が読みやすく、情景が頭に浮かんでくる。
    ラストはハッピーエンドでは終わらないモヤモヤが残る、だけどそこがこの作品の良さと思う。

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    2026年10月28日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    舞台が中国ということで、中国名の単語(人や場所など)に慣れるまで読みにくさはある。それでも、描写が丁寧なので、場面のイメージが沸き、楽しめた。長編というより、章ごとに分かれた短編集のような感じ。本を読み慣れていない自分にとっては、最後のオチは面白く、また切ない終わり方だった。

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    2026年10月22日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    2026年度の「このミステリーがすごい大賞」を受賞したということで、興味を持って読んだのが本作になる。

    舞台となるのは、清朝が滅亡した後の中華民国であり、主な登場人物は最後の皇帝にして、後に満州国の皇帝となる愛新覚羅溥儀と、その皇帝に水墨画を教えるという立場で、応急に入ることになる主人公一条剛だ。

    主人公の一条は、実は隠された使命を持って溥儀に近づいているのだが、物語の当初ではそれは明らかにされておらず、単純に清朝の復興を画策する溥儀のために、美術品の贋作を作り、本物の美術品は売却をすることを手伝うという仕事を行うために王宮に入ってくる。
    そして二人は偶然発生した王宮の中で発生する様々な事件を解決していくことになるのだ。

    物語としては、大きくこのミステリー的な要素と、この主人公の一条と溥儀の交流が並行して描かれていく。溥儀は元皇帝ということもあり、周囲には友人と呼べる存在も一切なく、周りにいるのは彼の補佐をする宦官のみです。
    とはいえすでに中華民国により権力は失い、資金も乏しくなった王朝では、宦官たちをコントロールすることもできず、彼は孤独に苛まれている。
    その元皇帝にとって一条は数少ない自分に敬意を持たない人間であり、そして年齢も近いということで、やがて二人は少しずつ友情と呼べるようなものを築いていく。

    しかし、一条が彼に近づいたのは実はある巨大な目的があったためであり、その目的はやがて彼らの友情に幕を下ろすきっかけとなっていく・・というのが本作の大まかなあらすじだ。


    自分は中国文化に一般の人と比べてやや知識が深いということで、評価がやや辛くなってしまうのだが、ミステリーとしては物語を牽引する「提示される謎」の力が弱く、一方で中国文化を描くにしてはやや底が浅いということで、どうしても全体としての評価は低くなってしまう。

    新人が取った賞ということでこれからの活躍を見守ってあげたいという気持ちもあるのだが、このままだと2作目が出たとしても、その後尻すぼみになってしまうという気もする。

    もう少しどこかの領域で尖った方が、作品としても面白いものが書けるだろうし、作家としても面白い経歴を歩んでいけるのではないかと思う。

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    2026年10月14日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    宮廷とは無縁の日本人の画家がひょんな事から宮廷勤めになって色々起こる不可思議な事象や殺人事件を解決しつつ皇帝と仲良くなっていく……まあ「薬屋のひとりごと」の友情版かなーって思って読み始めた

    初っ端から色んな人物やら役職やら中国語の単語が出てきて覚えられる気が全くしなかったので「なんとかなるやろ」精神でとりあえず読み進めると、意外と字面と口調で誰が誰か分かるようになってて助かった
    ちなみに最後まで主人公以外の名前の読み方は覚えていない

    が、なんかラストに向けて不穏な空気が出てきてビターエンド
    はあーーーー?!!!
    史実がどうとかそんなん知らねーーー!!!
    なんだよーーー!!やめろよこういう展開!!
    こういうマイナスなどんでん返しというかビターエンド展開はまどマギ辺りの流行で終わっといてーー!!
    お前(主人公)の心より私の心のが10億倍いてぇわふざけんな!!!自分に酔うな!!!!

    ってなりました。

    でもまあ小説としては読みやすかったです
    面白かったけど、今ひとつこう、ミステリーとしてあっと驚くというか感心するような展開は無かった気がする
    そういう意味でも「薬屋のひとりごと」っぽかった

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    2026年10月06日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    1920年代の中国、激動の時代を舞台にした、ある孤独な皇帝と日本人水墨画家のお話です。
    城内で起こる不穏な事件を、主人公の剛が解決して行くミステリ作品なんですが、
    やっぱりこのミスとの相性が悪すぎる……。
    毎度大賞だし期待!!!と思って読むのに
    全然刺さらないからちゃんと学習しよう。
    主人公への、どうしても拭えない胡散臭さが
    最終章を読むことでなるほどとはなるんだけど
    もう少し皇帝との身分差の友情が描かれるのかと思いきや、そこも深くは描かれず、ミステリ要素も衝撃!となるほどストーリーにハマれず、目新しいトリックもなかったので印象に残らなかった。
    この時代らしい、哀しいお話ではあった。

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    2026年09月23日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    個人的に「謎解き」よりも、皇帝が友人とともに過ごす中で、人の心を取り戻していく様が、印象に残っている。

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    2026年09月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    清朝最後の皇帝と水墨画の絵師として雇われた日本人青年が中心の物語。紫禁城内で起こる殺人や事件を解決する中で、二人の距離は近くなる。それぞれの謎解きに驚きもあり、最後まで楽しめた。溥儀の素直な日記がよかった。

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    2026年09月13日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    中国語読みの名称(人、場所、地位、等々)なので読みづらいとは思いましたが、それはそれ、と割り切って読み進めていきました。
    ミステリーの内容がだんだんと深くなり、最後はこれか?!と。。。
    途中からやめられなくなるほどにハマってしまいました。

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    2026年09月06日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    主人公がいい奴すぎて逆に胡散臭いし感情移入できないー
    と思って読んでいたら、最後になるほどそういうことかと妙に納得。確かにこれは最終章のための物語と言えるかな。

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    2026年09月02日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    名前の読み方が特殊だったものの、比較的読みやすい作品でした。時代背景からすれば、明るい時代じゃないしラストはさみしいものを感じるお話でした

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    2026年08月26日