犬丸幸平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
犬丸幸平さんの作品、初読みです。
2026年初作家、28人目です!
この作品は『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作です。
清朝最後の皇帝溥儀と溥儀の水墨画の先生になった日本人青年剛とのお話し。
ラストエンペラーの映画を一応リアタイした世代。
でも母と一緒に見たという記憶以外、あんまり記憶に残っていない(-。-;
この作品は殺人事件を取り扱っている割には、そんなにミステリーミステリーしていなくって優しい感じ。
わがままで人間味の無かった溥儀が剛にあって友情を知って、いい感じになったのに‥ラストが悲しくて、ちゃんとおさまってない感じ。
まぁ、史実もあるお話しなのでそんなに適当には作 -
Posted by ブクログ
実在の人物であるラストエンペラー溥儀と、水墨画を描く日本人画家との交流という組み合わせが新鮮で、強く惹きつけられる作品だった。
舞台が中国であるため、登場人物の名前の難しさが序盤のハードルとなるが、読み進めるうちに慣れ、中国王朝の独特な世界観に没入できた。
皇帝や宦官といった現代とは大きく異なる価値観が描かれており、特に宦官については、言葉では知っていたものの、その実態の過酷さに触れ、強い衝撃を受けた。
好みが分かれそうな題材ではあるものの、異質な世界観を楽しめる人には魅力的な作品になると思う。
ラストは何とも言えない感じだったので、ぜひ実際に読んで確かめてほしい。
溥儀の内面が垣間 -
Posted by ブクログ
浅田次郎さんの「蒼穹の昴」から続く長いシリーズを読み続けている。NHKBSでの放送も観た。だから、清朝の終わりについての知識はある程度あると思う。
映画「ラスト・エンペラー」は見ていない。
読み始めて、まあ、軽い読み物かなと感じた。紫禁城がイメージの中に建ちあがらないなあと感じた。そりゃあ、浅田先生の筆力と較べちゃ悪いよね。
だけど、読み進めていくと、溥儀の孤独や宦官たちや中国の庶民の苦しみが沁みてきた。
この本では溥儀は15歳。残酷で傍若無人な溥儀が段々主人公と心を通わせ、人の死に涙するようになっていく辺りは引き込まれた。
終盤は、それまでの理解を突き崩していく展開。読者をミスリードしてい