犬丸幸平のレビュー一覧

  • 最後の皇帝と謎解きを

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    最後の皇帝とは、清の第12代で最後の皇帝で
    ある、愛新覚羅溥儀のこと。
    廃帝、溥儀に水墨画の師として雇われた、
    日本人絵師の一条剛は、紫禁城で起こる事件を
    解決していく。ちなみに、解決するのは、
    一条剛で、溥儀はバディではない。
    面白かったが、漢字の中国語読みに苦戦して
    なかなか読むのが進まず‥

    後半で、一条の本来の目的が分かる。
    紫禁城の元を去るという一条を、止める溥儀。
    一条は「友達ではない」と伝え、振り返る事なく
    去っていく。

    過酷な人生を送った愛新覚羅溥儀に、
    あり得ないとは思うけれど、こんな友情があって
    欲しかった。切ない終わり方だった、

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    2026年08月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた目、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことにー。
    このミス大賞の作品です。紫禁城のことがわからなくても読めるところは好印象です。でも残念ながら一条家の考え方が好きにはなれません。ミステリーとしては面白いのですが。

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    2026年07月26日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    清朝最後の皇帝にして満洲国皇帝だった溥儀が、まだ15歳であった頃に、水墨画の日本人指導者(帝師)となった主人公が、紫禁城内で起きる事件を次々と解明していくというお話。
    ミステリーとしては、エッと驚くものはないが、幼い皇帝溥儀と年齢の近い日本人とが友情を通じ合うという設定がユニーク。
    帝国日本に、いいように利用された歴史の犠牲者である溥儀を、こういう設定で登場させたのが目新しくて大賞受賞作になったのかもしれない。

    「アヘンの密入国」(186頁)とか「荷車を押す」(194頁)とか、気になる表現もあった。

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    2026年07月20日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    大賞の割には大きな波があるわけでもなくさら〜と終わっていくので小粒感が強め。あとタイトルが最後の皇帝と〜なのでバディ系かと思ったらそういうわけでもないのでタイトル負け感もあってもったいない。

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    2026年07月20日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    序盤こそ日本語に違和感があって読みづらかったが、すぐに気にならなくなった。時代背景・舞台設定を上手く活かしたオリジナリティ溢れるミステリに仕上がっていると思う。捻りは効いているのでもうひと盛り上がりあればなお良かった。意外とアッサリ終わる。

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    2026年07月19日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    このミステリがすごい受賞作
    タイトルからもっとゆるい雰囲気で、楽しげな物語だと思っていたが、切ない余韻のある終わりだった
    舞台が中国なので人名や役職や敬称に不慣れでやや読みにくい
    ラストエンペラー愛新覚羅 溥儀の周辺に起きる事件
    わたしはこの時代の後の歴史に生きているので、この皇帝がどのような人生を送ったかなんとなく知っている
    日本人であること著者も日本人であることが罪深い

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    2026年07月18日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    なかなか名前が入ってこず。似ているから余計誰だかわからなくなってしまった。
    話自体は素敵で切ない話なのに、何か散らばってしまった感じで残念な感じでした。

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    2026年07月17日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    歴史的な背景を含んだ話なのに、
    身分も生まれも異なる二人の青年が
    まるで今を生きているように
    鮮やかに感じられた。

    違う結末がよかった、とても切ない。

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    2026年07月16日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    2026年、ミステリー大賞。
    日本生まれ中国育ちの「一条」と皇帝が謎を解き明かしながら友情をも深めていく、短編4章で構成された作品。

    最後の伏線回収はすっきりしたが、個人的には釈然としない感じも残る。その理由としては、①犯人がすぐに分かってしまったことで、謎解きの爽快さを感じられなかった、②ここ最近の作品にも感じるが、読みやすさを重視しているように感じてしまったからだと思う。本離れが加速する時代において、仕方のないことかもしれない。

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    2026年07月14日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    紫禁城に住まうラストエンペラー溥儀に水墨画の先生として雇われた日本人の剛。城内で起こった密室殺人を捜査する羽目に。

    面白かったです。このミスの大賞作。それぞれの話の一つ一つはそんなに凝ったものでもキレのあるトリックだったりとかもないんですが、構成が好み。明らかに伏線めいたものをそのままにしての連作短編ではなく、それぞれの話はそれなりにちゃんと解決したうえで最終話に前の話にさかのぼって真相が・・・という。それまでが若干だれてしまう難点はあるものの、最終話での気持ちよさはありますね。そして溥儀と剛のだんだん育まれていく友情話とかもさわやかでとてもよい・・・ですが、その分ラストはなんとも悲しいとい

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    2026年07月14日