犬丸幸平のレビュー一覧
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最後の皇帝とは、清の第12代で最後の皇帝で
ある、愛新覚羅溥儀のこと。
廃帝、溥儀に水墨画の師として雇われた、
日本人絵師の一条剛は、紫禁城で起こる事件を
解決していく。ちなみに、解決するのは、
一条剛で、溥儀はバディではない。
面白かったが、漢字の中国語読みに苦戦して
なかなか読むのが進まず‥
後半で、一条の本来の目的が分かる。
紫禁城の元を去るという一条を、止める溥儀。
一条は「友達ではない」と伝え、振り返る事なく
去っていく。
過酷な人生を送った愛新覚羅溥儀に、
あり得ないとは思うけれど、こんな友情があって
欲しかった。切ない終わり方だった、 -
Posted by ブクログ
1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた目、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことにー。
このミス大賞の作品です。紫禁城のことがわからなくても読めるところは好印象です。でも残念ながら一条家の考え方が好きにはなれません。ミステリーとしては面白いのですが。 -
Posted by ブクログ
紫禁城に住まうラストエンペラー溥儀に水墨画の先生として雇われた日本人の剛。城内で起こった密室殺人を捜査する羽目に。
面白かったです。このミスの大賞作。それぞれの話の一つ一つはそんなに凝ったものでもキレのあるトリックだったりとかもないんですが、構成が好み。明らかに伏線めいたものをそのままにしての連作短編ではなく、それぞれの話はそれなりにちゃんと解決したうえで最終話に前の話にさかのぼって真相が・・・という。それまでが若干だれてしまう難点はあるものの、最終話での気持ちよさはありますね。そして溥儀と剛のだんだん育まれていく友情話とかもさわやかでとてもよい・・・ですが、その分ラストはなんとも悲しいとい