犬丸幸平のレビュー一覧

  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    (あらすじ)
    1920年、中国。北京在住で日本人絵師の一条剛は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があったのだった――。
    使用人の宦官のひとりが密室で不審死を遂げた事件を皮切りに、龍の絵に何者かの手で描き加えられていた目、ある時を境に感情をなくした宦官など、一条はさまざまな謎を少年廃帝とともに解き明かすことになる。立場を超え、ふたりの間には徐々に友情が芽生えていくが……。

    紫禁城で起こる事件に、身分も国も超えた友情×歴史ミステリー!!2026年「このミステリーがすごい」大賞

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    2026年03月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    既に何作も世にベストセラーを送り出した作家の作品と言われても疑わない、素晴らしいミステリだった。
    作中に漂う哀愁や切なさは、この著者の特徴なのだろうか。
    それについては次作以降も注目したい。

    ラストエンペラーとして日本でも広く知られている溥儀や清朝が崩壊した後の紫禁城の様子、そして宦官についてなど、ミステリの要素以外にも、大いに楽しませてくれた。

    それにしても、切ない…。

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    2026年03月14日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    愛新覚羅溥儀の名前は、歴史の勉強をした時になんとなく口なじみがよかったから、いつまでも心に残っていた。

    その皇帝と謎解きとは、一体どんな展開になるんだろうと読み始めると、続きが気になりすぎてページをめくる手を止められなかった。

    一つの真実が見えてくると、そこに隠れていたそれぞれの想い。読み進めていくほどに本当の真実が分かっていく感じが面白かった。

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    2026年03月08日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    第24回本屋大賞受賞作。本編と関係ない溥儀の日記が、段落ごとに入る。なんか年齢相応で可愛らしい。それとこの作品はミステリーが本題ではなかったのだ。

    一条剛は北京で暮らす日本人。水墨画を得意とする。宦官に連れられて紫禁城に向かうと、溥儀から紫禁城に眠る水墨画の贋作作成依頼を受ける。ところが出勤1日目に血生臭い死体が皇極殿に転がっていた。

    死んでいたのは太監のひとりで、遺体のそばには小刀、粉末、すり鉢、すりこぎがあった。病床に臥した者に肉親の血肉を用いて薬を調合すると病が治るとの言い伝えがあり、それをしようとしていたらしい。贋作を模写しつつ、事件を調べることになった。

    また謎がひとつ。事件前

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    2026年03月06日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    おもしろかった
    歴史好きとしては最高だが、名前が中国読みなので少し読みにくい部分がある
    どんどんおもしろくなる展開

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    2026年02月25日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    紫禁城という舞台、時代背景を堪能できる作品であり、それが作品にうまく落とし込まれていてとてもおもしろかった!これは大賞だよな〜と思う納得の作品…

    1920年、城壁を巡らせた街・北京
    その中央に位置する紫禁城
    その主、宣統帝・愛新覚羅溥儀の絵師 として雇われた日本人絵師の一条剛
    しかし、溥儀は清朝復興野資金を調達するため、城に眠る水墨画の贋作を描くことを命じる

    この何ともいえない違和感
    何かあるよな?(ネタバレになるので詳しく説明できない…

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    2026年02月20日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ミステリーを期待して購入。宦官は悪役の作品しか読んだことがなかったが、末期王朝の下でまた違う世界がありました。そんなこんな殺人が続いても、ラストで冷たい手足が少し温まってくる作品でした。

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    2026年02月11日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    めちゃくちゃ面白かったです。
    中国の話なので最初に固有名詞や用語が難しく読むのに苦戦しましたが、慣れてくるにつれ話も進んでいき、最初からの伏線をどんどん回収していく内容にページをめくる手が止まらなくなりました。

    アニメの「薬屋のひとりごと」が好きな方にはぜひ読んでみてほしい世界観です。

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    2026年02月01日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    数奇な運命と大人の事情で知り合うことになった、剛と溥儀。様々な事件を乗り越えて、互いが真の友情を抱く。が、本当の友情を守るために剛は溥儀の前から身を引く、本当の気持ちを水墨画に込めて。悲劇的な最期を回避するために。国も身の上も全く異なる2人の青年が事件を通して理解し、真の友人となっていくプロセスが良かった。推理よりもこちらの方が、そしてその最後の結末が気になって読み進んだ気がする。最後の章の溥儀の日記が泣かせる。

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    2026年03月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    かすかに覚えているだけの歴史の記憶をくすぐられ、落ち着く言葉遣いでするすると読んでしまった。
    読み終わった時、カフェでなければ涙が出ていたと思う。情に弱いんだ。
    いくつかの事件が起きるが、当然真実は解説までわからなかった。わかるものなのだろうか。

    読書歴がとにかく浅いのでこのように感情が揺さぶられるミステリーが一般的なのかわからないけど、とにかくこの本を読めて良かった。

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    2026年03月09日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    「ふん、おもしれー男……」をやっていいんだ……。
    その上でこのミス大賞受賞していいんだ、おもしれー作者……。

    ミステリ自体は(時代/場所らしさは出てたものの)ちょいと薄味かもね。舞台背景とか、雰囲気とか、そこらへんを楽しむことができたので満足ですが。

    「絵には、作者の想いが残ります」と語った一条剛が、皇帝への友情を語るために犬と龍の絵を使ったのは綺麗な構造だね。
    良くも悪くも、時代に流された人たちの物語というか。
    囚われて身動きが取れないのは皇帝ではなく一条の方だったんだなぁ。そこらへんの対比が結構刺さった。

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    2026年03月05日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    紫禁城の最後の皇帝溥儀に絵師として使える一条剛。
    城内で起きた事件を解き明かす一条剛の活躍する話かと読み進めるが、それは世界大戦前の時期でもあり、清国と日本の政治状況に大きく影響されるものだった。
    単なる謎解きからは思いがけない結末に至るとは、この小説の着眼点に敬服した。

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    2026年03月03日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    最後の皇帝と謎解きを
    2026年「このミステリーがすごい!」の大賞作品。
    中国、紫禁城を舞台とした歴史×ミステリー。
    清朝の廃帝である溥儀と水墨画の帝師として招かれる一条剛という日本人の物語。
     
     設定として1920年前後の中国が舞台。日清戦争が終わり、世界中で様々な火種や思惑が交差していた時代が舞台。
     一条剛は日本人だが、母親代わりの太太と一緒に中国で生活、彼女から教わった水墨画の技術などを活用しながら生活をしている。当時、日本人は奇異な目で見られる事も多く、地域で有名になっている。何故かはわからないが彼らの元に宮廷から宦官が派遣され、剛は皇帝の水墨画の帝師として採用される。
     中国独特

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    2026年03月01日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    謎解きは、どれも納得だったが、簪をすりつぶすって……とちょっと思った。似たような名前が多く、3分の2くらい読んだところで一度初めに戻り名前を書き出して整理した。安心して読み進め、最後はなるほど絵で終わったか。って感じでした。溥儀はラストエンペラーのジョン ローンのイメージだったが、この子は15歳、やんちゃさが可愛いかった。中国の宦官は知ってはいたが、子どものうちに浄身とは……知りませんでした。主人公は、少し良い人すぎるかなぁ~

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    2026年02月25日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    「このミス」大賞作でかなり話題になっているので拝読。若かりし溥儀の性格形成を描いているところが、もちろんフィクションではあるが、本筋のミステリーよりも面白かった。主人公や翁徳の本来の役割は、中盤までに想像はできたが、それを明かさずに進むところは、それまでの謎解きを途端につまらないものにしており、回収の稚拙さを露呈した感じ。よく調べているし、文章もよいので、策に溺れないように注意して構成すればもっと面白い小説が書ける作者。

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    2026年02月17日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    皇帝溥儀の少年時代に水墨画の先生として紫禁城に招かれた僕との出会いと謎解きと友情。国どうしの策略、きな臭い空気の中で温かみのある心が通い合う。ありえないような歴史の隠された一面をうまく処理されていて面白かった。

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    2026年02月08日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    非常に面白かった。しかし、徐々に明らかになる真実から、少しずつ暗い展開になり、最後の事件の犯人に愕然とする。そして寂しい終わり。読んでいて儚くなりました。

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    2026年02月07日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    昨年の大賞パン屋に続き面白かったです
    中国の宮廷のことはほとんど知らなかったので新鮮でした
    聞いてはいたけど 宦官の生活は大変だと分かりました
    主人公を日本人に設定する発想もよかったです

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    2026年01月29日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    この時代、中国の歴史は、まったく履修していなかったので、恐る恐る読み始め。
    聞き馴染みのない単語、ルビがないと読めない名前たち。
    なのに、なんだろう。すごく読みやすい。
    するすると頭に入っていくのが心地よく感じる。

    最後の皇帝と日本人の青年。
    だんだんと変わっていく関係性と成長具合が、微笑ましく感じた。

    「友達ではありません。」どんな気持ちで発したんだろう。
    せめて絵の中では友人として隣に。
    この時代、溥儀という人と取り巻く環境に興味が湧いてきた。

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    2026年01月28日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ラストエンペラーと日本人青年との交流をミステリーも交えながら描かれた作品。面白かったけど、終わり方が寂しかった。

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    2026年03月11日