犬丸幸平のレビュー一覧
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ネタバレ1920年の中国宮中が舞台。最初は登場人物の中国語読みが難しく、とっつきにくさがあったが、水墨画の定師として雇われた主人公の青年・一条剛とまだ幼さのある皇帝溥儀がぶつかりながらも仲を深めていくやり取りが微笑ましく、謎解きも面白くて吸い込まれるように読んだ。
章ごとに溥儀の心の成長が感じ取れる日記が挟まれている珍しい演出があり、我儘な溥儀が素直に自分の気持ちを記していて心の動きが分かり素敵だった。
皇帝を支える宦官達もそれぞれキャラクターが立っていて、彼らの友情ストーリーも心が温かくなった。
そしえ最初のあの人のあの一言、なんだか違和感がありつつもさらっと読み流していたけどそんな意味があったと -
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清朝の廃帝(宣統帝・愛新覚羅溥儀)が紫禁城に宦官らと住まう1920年の北京で、廃帝の帝師となった日本人絵師が巻き込まれる事件と謎解き。
日清戦争(1894-1895)、三国干渉、日露戦争(1904-1905)、第一次世界大戦(1914-1918)のすぐ後で、満州国建国(1932)に向けて日本が動いている時代背景であればこその事件であった。
それそれの事件が絡み合う展開もいかにもだったが、事件にまつわるエピソードや小道具がピタピタッと噛み合ってくるのは伏線回収の満足感よりもできすぎだと感じられた。
このミス大賞受賞作『龍犬城の絶対者』の改題・加筆・修正ということだが、元タイトルだとさらに出来すぎ -
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ネタバレさて、性懲りもなくまたミステリーを読んでしまった。感想を書く時点でひどく難儀するというのに我ながら学習能力のない人間だ。でもミステリーおもしろいし読まずにはいられない!それに加えて「このミステリーがすごい!大賞」と来たもんだ。これを読まずして何を読むってんだいべらぼうめ!
というわけで読み始めることと相成ったわけでございまする。
日清・日露戦争後の国際的緊張が高まる中で、廃帝となった清朝最後の皇帝溥儀の水墨画の帝師(家庭教師)を務める主人公が、紫禁城にて起こる数々の事件を溥儀と共に解き明かす。というお話。
最初の難関は漢字の中国読みだ。なんて発音するのかわからん……。普段使ってる文字だからこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物の名前や建物の名前の読み方に最初苦戦した。主な登場人物が書いてあるページはあったけど、自分でメモに書いてそれを横に置きながら読んだ。
最初だけ頑張れば、だんだん名前も入ってくるから読みやすかった。
章を追うごとに宣帝と剛 2人の関係性が会話や起こった事件を通して構築されていき、人物描写に深みが欲しい自分には好みだった。
章の終わりに宣帝の日記風のページがあり、そこで宣帝の気持ちが書かれていたことが、この作品にハマれたポイントだった。
2人で紫禁城を抜けだしてお茶を飲んだりマジックショーを見たり買い物をしたり…非日常な煌めきとハラハラ感を味わえ、2人が街を練り歩いているのが映像として