犬丸幸平のレビュー一覧

  • 最後の皇帝と謎解きを

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    紫禁城という舞台、時代背景を堪能できる作品であり、それが作品にうまく落とし込まれていてとてもおもしろかった!これは大賞だよな〜と思う納得の作品…

    1920年、城壁を巡らせた街・北京
    その中央に位置する紫禁城
    その主、宣統帝・愛新覚羅溥儀の絵師 として雇われた日本人絵師の一条剛
    しかし、溥儀は清朝復興野資金を調達するため、城に眠る水墨画の贋作を描くことを命じる

    この何ともいえない違和感
    何かあるよな?(ネタバレになるので詳しく説明できない…

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    2026年02月20日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ミステリーを期待して購入。宦官は悪役の作品しか読んだことがなかったが、末期王朝の下でまた違う世界がありました。そんなこんな殺人が続いても、ラストで冷たい手足が少し温まってくる作品でした。

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    2026年02月11日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    めちゃくちゃ面白かったです。
    中国の話なので最初に固有名詞や用語が難しく読むのに苦戦しましたが、慣れてくるにつれ話も進んでいき、最初からの伏線をどんどん回収していく内容にページをめくる手が止まらなくなりました。

    アニメの「薬屋のひとりごと」が好きな方にはぜひ読んでみてほしい世界観です。

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    2026年02月01日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ラスト・エンペラー溥儀のストーリー、しかもミステリーならもう飛びつかずにはいられない。世界史を学びながら清の美術も知り、宦官たちの勢力図もわかり、市井の人びとの生活、富と貧の格差も理解。何より日本の青年と溥儀の友情らしきもの。
    大賞受賞、おめでとうございました。

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    2026年01月25日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    他国の歴史でこんなに面白い小説を書いて良いのだろうか?

    舞台は北京の紫禁城。
    主人公である一条豪は清国の最後の皇帝、愛新覚羅溥儀に水墨画を教えるという事で、城に招かれる、
    しかし、それはある密命の為の口実であり、一条豪は
    謀略蠢く紫禁城へと飛び込む事となっていく。。。。


    まず、皇帝の溥儀が明君すぎる。
    最初は傍若無人と言われていたが、思いやりを友情を知り、配下の事を慮る慈悲深いトップに変わっていく。

    第1章の幸福と破滅をもたらす水墨画の話。最後の溥儀の対応が素晴らしい。
    でも、第2章の画竜点睛の話が1番好きだ。溥儀の思いが素晴らしすぎて想像を超えてきた。思慮深すぎる。
    そして、3章から

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    2026年01月16日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    「このミス」大賞作でかなり話題になっているので拝読。若かりし溥儀の性格形成を描いているところが、もちろんフィクションではあるが、本筋のミステリーよりも面白かった。主人公や翁徳の本来の役割は、中盤までに想像はできたが、それを明かさずに進むところは、それまでの謎解きを途端につまらないものにしており、回収の稚拙さを露呈した感じ。よく調べているし、文章もよいので、策に溺れないように注意して構成すればもっと面白い小説が書ける作者。

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    2026年02月17日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    皇帝溥儀の少年時代に水墨画の先生として紫禁城に招かれた僕との出会いと謎解きと友情。国どうしの策略、きな臭い空気の中で温かみのある心が通い合う。ありえないような歴史の隠された一面をうまく処理されていて面白かった。

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    2026年02月08日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    非常に面白かった。しかし、徐々に明らかにぬる真実から、少しずつ暗い展開になり、最後の事件の犯人に愕然とする。そして寂しい終わり。読んでいて儚くなりました。

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    2026年02月07日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    昨年の大賞パン屋に続き面白かったです
    中国の宮廷のことはほとんど知らなかったので新鮮でした
    聞いてはいたけど 宦官の生活は大変だと分かりました
    主人公を日本人に設定する発想もよかったです

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    2026年01月29日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    この時代、中国の歴史は、まったく履修していなかったので、恐る恐る読み始め。
    聞き馴染みのない単語、ルビがないと読めない名前たち。
    なのに、なんだろう。すごく読みやすい。
    するすると頭に入っていくのが心地よく感じる。

    最後の皇帝と日本人の青年。
    だんだんと変わっていく関係性と成長具合が、微笑ましく感じた。

    「友達ではありません。」どんな気持ちで発したんだろう。
    せめて絵の中では友人として隣に。
    この時代、溥儀という人と取り巻く環境に興味が湧いてきた。

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    2026年01月28日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    初めは正直、読みづらいのではないかと思った。舞台が日本ではなく、時代や文化も異なる。歴史に詳しい人のみが楽しめるのではないか、と。
    だが、そんな心配は不要だった。読み始めると、全く気にすることなく、時間を忘れて読み進めてしまう。
    最後に向けて物語は面白さを増す。予想していない方向へと進んでいく。
    友情を知らない人間が、初めて友人というものを知る。溥儀の日記は、その孤独は、胸を苦しくさせる。歴史ミステリーでありながら、とてつもなく切ない、友情の物語であった。

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    2026年01月20日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    第24回「このミス大賞」受賞作。
    面白かったです。

    前回受賞作「謎の香りはパン屋から」と同じような連作短編形式。満州国前身の話で、主人公は元皇帝に仕える「絵描き」。始めは物語の設定に戸惑いましたが、最後になるにつれ面白くなっていくところが◎。ラストも良かった。ボリュームも適度で、このミス大賞受賞納得のストーリーです。

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    2026年01月18日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ラストエンペラー・溥儀の水墨画教師として紫禁城に通うようになった日本人青年、一条剛。
    紫禁城で起こる事件を解決しながら、二人は立場を超えた友情を育んでいくのだが…最後はやっぱり悲しい。
    この話はフィクションだけれども、後の歴史を知っているからこそ、孤独な皇帝にわずかな期間でも友人と呼べる存在がいたのなら、良かったと思う。
    この時代の中国や宦官制度について、知識がなくても充分楽しめる作品だと思うが、より浸りたい方には浅田次郎の『蒼穹の昴』シリーズもおすすめしたい。

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    2026年01月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    なんでしょうかこのオチは………。

    ミステリとしては小粒め、読む快感も自分にはあまり感じられない。ただ少年廃帝が臣下を案じて資金とすべき水墨画を下賜し片割れの水墨画を引き裂いたところなどの、細かなウェットさには面白さがあるかもなと思って頑張って読んでいたのに、最後の章でそれが仕組まれ予想されてたことだと明かされたのがかなりガッカリした。

    この舞台設定が好きな方なら好きなのかもしれない。自分にとってはあんまり読者への報酬の多くない小説だなあという感想でした…。

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    2026年02月04日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    皇帝の心の成長を見てとれるだけに、ラストは悲しい…
    登場人物は漢字だし、同じ字を使うしでちょっと混乱した
    単語も場所なのかなんなのかわかんなくなってしまったり…聞き覚えがないとこうなるんだな

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    2026年02月03日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    少年廃帝と日本人画家の心の交流と紫禁城で起こる事件が描かれる物語。出てくる単語や人名が見慣れない/耳慣れないものなので若干頭に入ってくるまで時間がかかるが、画家目線の文章が平易なため読みやすい。金策のために水墨画の贋作と新作をすり替える作戦や、主人公から皇帝への態度など、途中で感じる些細な違和感が実は意味があったものだったと解き明かされていく後半は一気に読んだ。読んでいる最中には想像していなかった読後感も驚き。一方で前半はあまり引き込まれず、後半との落差は少々残念。

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    2026年02月01日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    イメージは薬屋のひとりごと。

    舞台が昔の中国なので難しいかと思いきや、王朝のしきたりや雰囲気が丁寧に描かれているため、異国文化を存分に味わえた。ただ、一つ一つの謎解きが思いの外軽く、あくまで大オチのためのものに感じられる。最後の裏切りは今までが全て裏返る驚きがあったにもかかわらず、その後の展開が廃帝と日本人工作員の友愛で終わるのが勿体ない感じがした。

    廃帝の側にも何かしらの腹積もりがあったり、この暴きによってエンディングが変わったりといった展開を期待する私は、純粋な友情の素晴らしさを忘れてしまったのだろうか…。

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    2026年01月30日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    王朝の末期の王朝側はとても好みの時代と設定(なので、日本モノでは幕末の幕府側が好き。特に徳川慶喜はかなり好みです)に惹かれて購入。

    ライトミステリー的な「謎解き」としてはまずまず。ラストの第四章は「おお!」と思わせてくれた。ただ、時代描写は浅田次郎の「蒼穹の昴」レベルを期待していた。なので、その点はちょっとだけ残念(巻末の参考文献一覧に「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」が記載してあり、あぁなるほど。となった)。

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    2026年01月29日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    様々な思惑とは裏腹に皇帝と孫犬の距離が縮まり、友と呼べるほどの間柄にまで近づいた。廃帝という華やかななのかそうでないのか分からない立ち位置の皇帝が、孤独な中から成長していくのが微笑ましい。しかし、時代の流れに翻弄されていく溥儀。ミステリーかと思いきや、時代小説とも言えると思う。

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    2026年01月25日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    溥儀という名前を歴史で習ったことを思い出した。

    「最後の皇帝」と日本人の画家が、宮廷で起きる幾つかの事件を解決していくお話。

    最初は、人物の名前が入りづらく、事件の概要も捉えにくくて、読みにくかった。
    けれど、中盤から、その人となりが分かってくると愛着が湧いてくる。

    宦官、という存在も、単に刑罰を与えられた人くらいにしか認識していなかったけれど。
    時代が下ると、「宦官」になるために、敢えてそのような処置を施す貧しい人がいたのだと知った。

    風俗、習慣とは、続いてこそ価値のあるものなのかもしれないが、今日見直してみると、ゾッとするものも多くあるよな……。

    少ししんどい気持ちで読み終えた。

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    2026年01月25日