犬丸幸平のレビュー一覧

  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ミステリーに少しハマっているときに出会いました。ミステリーと歴史と友情と感情が様々に動きます。ここ最近で1番面白かったし、感動しました。偶然の出会いとはいえ読めたことに感謝です。
    1個、私は漢字苦手なので登場人物覚えるの大変でした!しおりにマステ貼って読み仮名書いてました笑笑

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    2026年09月28日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    第24回(2026年度)「このミステリーがすごい
    大賞」受賞作品です。

    非常にスケールが大きい舞台設定です。

    時は清朝末期。つまり日本が日清戦争に勝利し、
    最後の清朝皇帝と言われた溥儀(ふぎ)と
    日本人絵師との交流を軸に物語が進みます。

    皇帝とはいえ、その威光は旧清朝にのみ通じる
    のであって、紫禁城に幽閉されているような
    立場です。それゆえ人としての感情や振る舞い
    に拙さがあった皇帝ですが、日本人絵師との
    交流により、「思いやりとは」「友情とは」という
    感情を芽生えさせます。

    そこに事件も絡まって、読者はより物語に
    入り込むことができます。

    「ラストエンペラー」を感じる一冊です。

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    2026年09月27日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    溥儀の物語はいつも哀れな物語。でもなぜか馬鹿にできない。運命を呪う。ミステリーというより歴史に翻弄される二人の友情がなんともいい。

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    2026年09月19日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    聞き慣れない用語が多かったが、時代設定が魅力的だった。各話の謎がちょっとずつ繋がっているのも良かった。

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    2026年09月01日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。
    ということでデビュー作でもある。
    日本人絵師があの溥儀に水墨画を教えるため雇われるが、宮中で事件が起こり、解決を目指したり、日本人絵師と溥儀の間に友情が芽生えたり。
    第4章では話が大きく展開した。
    それまであまり知らなかった溥儀が、とても人間味のある人物として描かれ、とても好きになった。
    中国語の名前は分かりにくいので読むのが不安だったが、最高に楽しめました。

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    2026年08月31日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    第24回このミステリーがすごい! 大賞作品

    1920年ごろの中国が舞台、北京在住で日本人絵師の一条剛(孫犬)は、紫禁城に住む廃帝・溥儀に水墨画の師として雇われた。しかし溥儀には、城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興のための資金を調達する目的があった。

    一条剛が帝師として来て以来紫禁城でおこる不可解な事件を廃帝とともに解き明かす。ともに廃帝と過ごす中で芽生える友情、立場があるからこそ孤独で自由ではない溥儀にはかけがえのない存在となるが。時代に揉まれ翻弄される溥儀の行末はわかっているからこそなんとも言えない気持ちになる。

    ミステリーとしての斬新さは特にないが中国の歴史や文化的背景を利用したミステリーは初めは受け入れ難いがおもしろい。中国語での読み方などがあって初めは読みにくい。

    発刊は『最後の皇帝と謎解きを』なのだが元は『龍犬城の絶対者』のようで個人的には最後の孫犬の粋な計らいに合ったタイトルなので後者の方が好きだから変えて欲しくなかった。

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    2026年10月26日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    2026年『このミステリーがすごい!」大賞作品ということで読んでみました。
    清の滅亡後が舞台の連作短編です。

    歴史ものはほとんど読まないし、さらに中国となると、三国志とキングダム(春秋戦国時代)の知識ならなんとかマンガで…という程度の私でも、ミステリ仕立てのこの本は楽しむことができました。

    登場人物は、清の"ラストエンペラー"、溥儀と、そのまわりの宦官たちと、溥儀に水墨画を教えることになって紫禁城に出入りする日本人の主人公。
    紫禁城内で殺人事件があったり、大事な龍の絵に眼が描かれてしまったり、といった謎を短編ごとに解決していく流れ。

    短編ごとはライトな感じで終わるし、皇帝もいいヤツでほっこりするしで、これがこのミス大賞?うーんフツウだなー★3だなーと思っていたのですが、全体を通した真相が明らかにされると、それまでの人物像がガラッと覆されて全く違う印象に。最後を読んで★4になりました!

    清の文化的なところ、宦官とはどんなひとたちなのか、という点で学びにもなりました。

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    2026年10月24日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    やはり本屋大賞。歴史に疎い私でも理解できる、懇切丁寧な歴史的背景の解説も完備。で、ここ大事。この背景あってこその本作。各章の謎解きは大したことないのだけど、この大きな設定により高得点に。それにしてもこの間読んだ「白鷺立つ」同様難解な名称や語彙(中国名だから…)で若干苦労続き

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    2026年10月25日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    中国語読みにしてる名前とか階位とか、初めだけじゃなく全部に読を振ってほしかった…というわがままな感想を持ちました。振ってたらもっと手に取ってくれる人多そう。
    読めない覚えられない似てる名前で誰かわからないなストレスを越えた(諦めて文字の形として認識することにした)1章終わりからは楽しかったです。人死にはでるものの割と日常ものでのんびり読めた。
    仲良くなってきたところで(そして誰が誰か覚えられてきたところで)あっさり終わってお別れなのはちょっと寂しかった。

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    2026年10月13日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    愛新覚羅溥儀と聞くと映画「ラストエンペラー」を思い出す。映画でも時代に翻弄される孤独な皇帝という印象だったが、この物語でも孤独がついて回る。まだ15歳の少年だった傍若無人の溥儀の元へ贋作作成のために日本人絵師一条が送り込まれる。事件がおき、一条が解決に導くにつれて2人の友情が深まっていくのだが…いや最後まで友情があったと信じたい…うん、友情の物語だ。

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    2026年10月08日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    中国生まれの青年、一条剛。
    廃帝となっていた清朝最後の皇帝愛新覚羅溥儀の水墨画の帝師として紫禁城に招かれるも、実際の目的は別のところにあり・・・
    皇帝として、自分に仕える者たちとしか触れ合うことがなかった溥儀は人の痛みが分からない傍若無人な少年として登場するも、
    剛という意のままにならない日本人と過ごすことで成長していく。
    二人が友情を育みつつ、紫禁城で次々と起こる事件を解決しながら進んでいく物語。

    光緒帝と西太后の対立、
    第二次世界大戦に突入せざるを得なかった日本側の事情など、
    歴史の教科書には記載されていない心情面の部分を知ることができたことで
    どちらが悪だとか、傲慢や愚かさゆえに、といった、
    偏った認識を自分が持っていたということに気づかされました。

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    2026年10月02日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    読みやすかったが、漢字が多く人物の名前や世界観を取り入れるのが大変だった。
    中国史の知識が頭から離れていたので、勉強になった。皇帝が可哀想。
    中国史をもう少し学んだ後に、読み直してみたいなと思った。

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    2026年09月15日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    清朝最後の皇帝が15歳という設定。
    北京の紫禁城を舞台に繰り広げられる物語のため、初めは歴史のお勉強のように感じるかもしれないが…
    そこに日本人が呼ばれ、浮世離れした皇帝に人間の心を植え付ける心地よい役を担う。そしてその日本人が紫禁城内で起こる難問を解決する一端を担う。。。
    中国語の似たような名前が登場するので、ちょっとメモ書きが必要かも。
    中国独特の文化に目を見張りながら、飽きる事なく読み進められる。
    必ず最後まで読んでほしい。じん…と心が揺れ動いて本を閉じることができます。

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    2026年09月14日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    1920年、紫禁城に住む廃帝・溥儀に北京在住の日本人絵師の一条が、水墨画の贋作目的に雇われる。

    使用人の宦官が不審死を遂げた事件を始まりに一条が、さまざまな謎を解いていく。

    単に謎を解決するだけではなく、距離のあった廃帝と一条は、いつの間にか立場を超えて友情が芽生えていくのだが…。

    中国の歴史を感じながら、紫禁城のなかで起こる謎を解くごとに、溥儀と一条の絆が深まっていくのをラストでひっくり返すという驚き。
    だが、一章ごとに溥儀の日記があることで、最後には偽りのない友情を密かに感じられた。



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    2026年09月04日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    タイトルから、皇帝が探偵役となって難事件に迫っていくものかと思ったら、意外にも最近流行り?の日常系も含むミステリー連作短編。嫌味な宦官(後に良い面もあったと判明)の殺人、前帝の龍の絵に目が書かれる事件、少年宦官の喋れなくなった理由、水墨画の得意な青年宦官の殺人という事件を解決。ちょっと中国史の勉強にもなった。

    皇帝は皇帝らしいふてぶてしい態度なのだけど、だんだんツンデレに見えてくる。一条殿はやたら有能だと思ったらスパイだということが発覚、ワンダーは常に怪しいけどやっぱり仏?と思ったら色々な面で戦犯だし殺人犯だった。

    ラストはこんなにバッドエンドで良いのか。史実に繋がるようにしなければいけないのだろうけど、皇帝にはもうちょっといい結末を用意してあげて欲しかった。

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    2026年09月03日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    清朝の皇帝溥儀で墨絵の絵師として働くことになった一条。紫禁城で起きる事件を解決するうちに、孫犬という名前を貰い少しずつ溥儀の溝が縮まって行く様子に心が暖かくなる。
    その分読後感は結構苦しさが残った。理想と現実というのだろうか、希望と現実?上手く言えないが…その狭間で読んでいる間ギュッと心を締め付けられた。

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    2026年08月30日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    中々見ない題材をベースにしたミステリで他の作品と明らかに違う個性がありました。この時代の中国にも興味を持てたのも良かったです。

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    2026年08月24日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ネタバレ

    第24回このミス大賞に恥じぬ素晴らしい作品だった。ラストエンペラー溥儀が紫禁城に住んでいた時代の歴史ミステリ。4話構成で、本格ミステリのような話は1話目だけで、他は簡単な謎と、なにより、人々の友情の話であった。個人的にはもう少しミステリ要素が強ければ☆5だったと思うが、友情の物語、そして史実、この時代のこの場所をピンポイントで舞台にしたこと、など、素晴らしい着眼点と構成だった。是非オススメしたい一冊。

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    2026年08月23日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    日本人の主人公が廃帝となった皇帝に水墨画を教える
    という建前上でいろんな謎が出てくる
    謎は面白かったんだけど、物語上仕方ないけど中国の名前が読みにくいのと同じ漢字をもつ人がたくさんいてややこしかった
    これが日本の名前ならさらに面白かったのに

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    2026年08月21日
  • 最後の皇帝と謎解きを

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    ラストエンペラー、皇帝溥儀。

    私自身、自分が無知無学のせいゆえ
    名前に同じ文字を使う風習は、対人関係を理解するのに多少混乱し難しかった。

    纒足の状態は知っていたが、それを行う意味や宦官というシステムも初めて知った。

    水墨画が広まるようになった経緯は興味深かった。実話なのかな?

    現代では理解できない風習に混乱気味で、ミステリーそのものはシンプルなのに、ストーリーを理解するのが困難だった。

    改めて短い期間しか成立していなかった満洲国という儚い国家と、ややもすると、踊らされ振り回され権力者に利用された感が強く残ってしまう愛新覚羅溥儀。

    自分はおばちゃんなので、苦労人のジョン・ローンを思い出してしまったよ。
    めっちゃイケメン。美形。
    どんなおじいちゃんになってるんだろなー。

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    2026年10月29日