家畜の肉がウイルスで食えなくなって人間を食うようになったディストピア小説。
これ言ったら身も蓋もないけど「動物の肉が食えなくなった…せや!人間を家畜化したろ!」いや無理あるだろ。訳者あとがきの牛の肉をめっちゃ食うアルゼンチン人ならではの感性で、ある種の人を家畜にして肉を食う生理的嫌悪感というより家畜にこんなことしてるんやぞ!という倫理の内容かなと。
南米の小説なのでもっとえげつない内容かと思ったがそういう意味では肩透かしだった。作中で出てきたあるフレーズがテーマとしてあるなら「寄生獣」の方が数段上。