アグスティナ・バステリカのレビュー一覧

  • 肉は美し

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    侍女の物語を読んだときのような感覚、それを上回るディストピア小説を書き切る作者のパワーに震えます。映像をイメージするととんでもなくグロテスクだけれど、文章だとすんなり読めてしまう←私が異常?マルコスとその家族だけがまともな人間として機能しているようです。それでも最後には堕ち切る、狂気の中に身を置かなければ生きられない。ディストピアは人間の闇を見せてくれます。

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    2026年03月02日
  • 肉は美し

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    恐ろしいけど面白い。動物が疫病で死滅した後に、人間の家畜化が合法化された世界を描くディストピア小説。作者がヴィーガンらしく、肉を食べる周りの人達を見ながら考案したであろう、思考実験的な内容で、本当に世界がこうなったら恐ろしい。
    人間の部位を遠回しに呼んで不快感を和らげる工夫だったり、人間の肉をランク付けしたり、ルールメイクだったり、凄まじいリアリティ。
    全体で200P程度しかないので時間はあまりかかりませんが、ただひたすら暗い憂鬱な世界観が進んでいき、最後どうなるんだろうと気になったところに、衝撃の最後の一行で急に裏切られ、ひっくり返ります。「1984年」以来の衝撃です。
    まあただ皆さんにお薦

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    2026年01月25日
  • 肉は美し

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    ディストピアの中のディストピア。
    しっかりと作り込まれた設定、
    主人公を三人称で書くことでより一層、不気味さ、冷徹さが増している。
    最後の一言でやっぱり人間ってこうだよねって思った。

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    2026年01月24日
  • 肉は美し

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    ニク ニク ニックン
    ニク ニク ニックン

    ニク ニク ニックン
    ニク ニク ニックン
    肉大好き〜♪

    お肉大好き1Qです!

    みなさんクリスマスにチキンは食べましたか?
    もしかしたら、鶏肉が食べれるのは今のうちだけかもしれませんよ
    いや、鶏肉だけに限らず牛に豚にあらゆる肉が食べれるのは今のうちかもしれませんよ

    なぜなら近い将来、世界がこのような状況に陥るかもしれないからです

    ①世界規模で動物に致死性のウイルスが蔓延

    ②人間への感染が疑われるためあらゆる動物
     が殺戮 

    ③この世界から肉がなくなる

    ④人々は動物性たんぱく質を欲しがる

    ⑤だけど肉がない

    ⑥と、思ったら肉あるやん

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    2025年12月25日
  • 肉は美し

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    ネタバレ

     パンデミックにより動物がほぼ淘汰され、人間を食肉用として家畜化することが合法化された近未来、食肉処理会社で働く男の姿を通して描かれたディストピアSFホラー。常識、倫理観、感情を激しく揺さぶられる一作。

     動物感染症の蔓延によって畜肉の食用が不可能となってかつてない食糧危機が世界を襲う。動物性蛋白質を求めた一部の間で移民や貧民を狙う人肉の闇取引が横行する。食肉需要を充たそうとする圧力に押され、食肉用としてヒトを飼育・繁殖・屠畜することが合法化され、それらのヒトは〈頭〉と呼ばれていた。主人公マルコスは〈頭〉を解体し加工した〈特級肉〉を卸す食肉処理工場の重役だったが、待望の赤ん坊を喪い、妻とは距

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    2025年12月28日
  • 肉は美し

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    ネタバレ

    人肉を食す未来という設定とニヒルな文体がずっと薄っすらとした絶望を漂わせている。何が正解か分からなくても考えることを辞めるなと言われているような気がした。
    いや…本当最後の最後…こっわ!!!

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    2026年04月26日
  • 肉は美し

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    ネタバレ

    ウイルスに侵されたあらゆる動物が殺戮された世界で、タンパク質摂取のために人肉食が合法となる。
    食用として家畜化された人間の解体処理工場で働く主人公のマルコス・テホのもとに、取引先から自家飼育用〈頭〉のメスが贈られてくる。家畜の奴隷化・性交渉は禁止されているが、彼はそのメスを孕ませてしまう。
    暖かく快適な暮らしをメスに与え、慈しんで暮らすようになるが、思い出されるのは以前授かったが亡くなった赤ん坊と、そのことにショックを受け実家に帰っている妻のこと。やがてメスは臨月を迎えるが……。

    という、だいぶショッキングな内容。カニバリズムを題材にした究極のディストピア小説だけど、人間は日々これと同じこと

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    2026年03月02日
  • 肉は美し

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    「肉は美(うま)し」という書名、読み進めるとなるほど。ずばり、人肉食の話です。ウィルスが世界に蔓延、動物の肉が食べられなくなった人類が共食いを始め、人を家畜の様に飼育し食べ尽くす、という世にもおぞましいストーリー展開。約230ページのコンパクト(?)なページ数でありながも、人が人を食べる描写にやや食傷気味になりました。

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    2026年01月28日
  • 肉は美し

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    家畜の肉がウイルスで食えなくなって人間を食うようになったディストピア小説。
    これ言ったら身も蓋もないけど「動物の肉が食えなくなった…せや!人間を家畜化したろ!」いや無理あるだろ。訳者あとがきの牛の肉をめっちゃ食うアルゼンチン人ならではの感性で、ある種の人を家畜にして肉を食う生理的嫌悪感というより家畜にこんなことしてるんやぞ!という倫理の内容かなと。
    南米の小説なのでもっとえげつない内容かと思ったがそういう意味では肩透かしだった。作中で出てきたあるフレーズがテーマとしてあるなら「寄生獣」の方が数段上。

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    2026年01月17日
  • 肉は美し

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    動物感染症のパンデミックによりヒトを食べることになった社会の物語。もちろんテーマゆえに、怖いし、グロテスクな描写もあるのだけれど、むしろ主人公から見た人間たちの雰囲気や話し方の表現が丁寧で独特な読み応えなのに淡々としていて……と不思議な感じがする、そんな読書体験でした。個人的にはp.10とタイトルを見比べて「くー!好き!」となりました。ラストシーンは結構衝撃的でしたが、主人公の心の穴を埋めるのにはいちばん幸せな展開だったのかな、と思います。

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    2026年01月11日