梶原阿貴のレビュー一覧

  • 爆弾犯の娘

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    この本にはノンフィクションかフィクションかによって読み手の感じ方が大きく変わる内容が多く私がこれまで触れてこなかったさまざまな出来事を知る機会になりました。
    決して楽ではない人生だったはずなのに、出来事が淡々とかかれているので重苦しい印象を受けません。それはきっと、文中に書かれているように、同じような境遇にいる人を傷つけたくないという作者の配慮によるものだと思います。
    作者が経験したこと感じたことの全ては理解していませんし簡単にそうするべきではないと思ってはいますが、読むという行為を通じて主観的に出来事を見つめるという貴重な経験を得られたと感じました。

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    2025年10月07日
  • 爆弾犯の娘

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    梶原阿貴さんの自伝ノンフィクション。

    始めは、「あれ?これってホントの話?」って、疑問を抱きながら読んでいましたが、出てくる名前が聞いたことのある方たちばかりだったので、とてもビックリしました。この本を出版するのは、凄く勇気がいることではないかなと思いました。人生って色々あるんですね、、、、

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    2025年10月05日
  • 爆弾犯の娘

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    重々しく不穏な半生なのかと覚悟してかかったが、あまりにも愉快な筆致で拍子抜けした。
    本人たちは必死なのかもしれないが、笑わずにはいられない上等上等博覧会だった。

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    2025年09月24日
  • 爆弾犯の娘

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    著者よりひとまわり近く年が上だが、繁華街の近くで育ち、池袋にも縁のあった私には、傷痍軍人が居た駅前や子どもは近づいてはいけない暗がりや風俗街、そこら中に貼られた指名手配のポスターがある風景が自分の記憶とも混ざり合う。いろいろと、そうだったのか!と腑に落ちることもあれば、改めて疑問に思うこともあり。時代の空気が懐かしいような恥ずかしいような‥あまりにも理不尽過ぎて笑ってしまう。苦労をじとじと書くのではなく、あくまでもあっけらかんと描いたからこその迫力とリアリティ、一気に読ませる力に脱帽。おもしろかった。

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    2025年09月19日
  • 爆弾犯の娘

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    ネタバレ

     映画『桐島です』(2025 高橋伴明監督)の脚本家の自伝というので、映画パンフで知って手に取ってみた。
     映画で描かれた爆弾事件による指名手配犯桐島聡の逃亡劇というか、潜伏生活の大半が、著書自身の親(桐島ではない別の爆弾犯)と、家族の実体験に基づくものと知って驚きを隠せない。
     事実は小説より奇なり、を地で行くような半生記だった。

     素性を明かせない、名前も不明の謎の男が家に居る。それだけで異常な家庭環境で、著者幼少期の家庭には様々な掟が存在していたという事実が次々と語られていく。
     幼い頃から「警察は怖い」としつけられていた、自宅に友だちを呼んではいけない、家の所在地も友だちに教えてはい

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    2025年11月05日
  • 爆弾犯の娘

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    感情や思った事がストレートに書かれていて、面白いし読みやすい。当時の生活も丁寧に綴られていて描写も想像でき、脚本のセンスが光っていると思う。
    特殊な環境とは言え10代の時をよく覚えているなぁと感心してしまった。

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    2025年08月04日
  • 爆弾犯の娘

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    期待値が高かっただけに。意外にするっと淡白に読めてしまったのでちょいと点数低めにしたけど、悪いわけではない。

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    2025年12月03日
  • 爆弾犯の娘

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    もうちょっと暗い、アンネの日記みたいな内容かと思ったら割とあっけらかんとしたどっちかと言うと明るい内容だった。
    潜伏してた地域が昭和の池袋というアンダーグラウンドな環境はおおらかで何でも有りみたいな感じで住みやすそうだなと感じた、

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    2025年09月11日
  • 爆弾犯の娘

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    面白かった。前半の父親が捕まるまでの話はめちゃくちゃ読みやすくてサラサラ読み終えた。作者の半生を短編集のように書いてあるのも読みやすさにつながっていた。父親が出てくる話は全部面白かった。父親の穏やかでどこか抜けている雰囲気なのに所々人をイラつかせるその人間性が笑える。ただ演劇界や映画界の話になるとその世界のパワハラ気質な感じにイライラして面白いかどうか関係なく嫌な気持ちになった。なんで皆あんなに偉そうなんだ。子供の頃の話はもっと読みたいな、と思った。

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    2025年09月02日
  • 爆弾犯の娘

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    どんな特殊な家庭で育とうが、どんなに平凡に育とうが子供の頃の心情や街の空気を精密に描けたとしたらそれは素晴らしい文章だろう。筆者は極めて特殊でいて、同時に極めて平凡な家庭の空気を、街の中に溢れていた感情達を、文章という永遠の中に染み込ませた。子供時代の解像度が少女期の文章にあったならとてつもない作品となったかもしれない。そして、この作品は誰でも一生に一作は書けるはずの傑作などでなく、まだ旅の途中の文章にすぎない。そう感じさせるのがプロの作家なのだろう。

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    2025年08月08日