梶原阿貴のレビュー一覧

  • 爆弾犯の娘

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    父は指名手配された爆弾犯だった。
    脚本家として活躍する筆者が振り返る生い立ち。世間一般の家庭と違うことに少しずつ気づいていく少女時代の池袋。やがて、父と同じ役者の道を志す。
    運動会のリレーの前日のエピソードを除き、父娘はうまく会話ができない。双方の立場が、娘を持ちまた筆者と同世代の自分には分かる。
    同世代同じ山手線沿線の出身ということもあり、ファミコン、アイドル歌手から祭の露店などその時代の同じ空気を吸った人にしか分からないものが描かれている。
    そのまま小説でも通じそうな壮絶なノンフィクション。

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    2026年04月09日
  • 爆弾犯の娘

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    スピード感が凄くて読みやすかった。
    異常な日常にも人は順応してしまうのね
    差し入れ屋ってパチンコの景品交換みたいなイメージ…
    お父さんの許せない感じもありありと想像できる
    置屋のお祖母さん最高

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    2026年02月23日
  • 爆弾犯の娘

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    タイトルのとおり、爆弾事件被疑者の子供による実話。生活に制約はあるし親に対する不信や嫌悪もある。それでも全般を明るさと滑稽さが漂っているので、読んでてとても楽しい。

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    2026年01月18日
  • 爆弾犯の娘

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    物々しいタイトルとは裏腹に作者のやさしさが詰まった作品。
    家族との関係を軸に印象的なエピソードとともに作者のこれまでの人生を追体験していく構成かつ情景や音や匂いも伝わってくるような文章で没入感が高い読書ができた。
    特異な人生を送っているしそれによる不自由も感じているけれど暗さがなく真正面から本音で語っているので気負うことなく読むことができた。

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    2025年12月30日
  • 爆弾犯の娘

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    フィクションと思って手に取ったら、本当の爆弾犯の娘の話だった。表現や洞察に新奇さはないが、極めて特殊な半生を送ってきた人の話なので、興味深く読むことができた。作者の母親がとてもおおらかで愛情深く、働かない隠遁する犯罪者を15年も支え続けて明るい家庭を維持し続けるつわ者で、当時の常識に囚われた娘の発言に「つまらない人間になってしまった」と言うような、自由な精神の持ち主だ。彼が犯行を犯す前に長く付き合っていたわけでもないのに、愛情か共感か責任感か、何を支えに苦難の道を選んだのかが娘の視点から描かれた本からは十分に理解できなかった。でも、『桐島です』の脚本に言及したこの本の最後の締めの言葉はものすご

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    2025年12月17日
  • 爆弾犯の娘

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    生まれた時から逃亡犯を匿う家庭で育つ体験は稀有だろう。稀有な体験は長く著者の記憶に残り、飽きさせない筆致が魅力。
    つまり、類稀な家庭で育った文筆家の自伝なので面白いに決まってる。

    父の奇妙な潜伏生活を母が支えるが、その全貌を娘には伝えない。娘の口から全貌が世間に露呈することを避けるためだろう。
    秘密の露呈は家庭の破局を招く。小学生が秘密の全貌を知ることは破局を招く可能性を高めることは利発な娘もわかっていて、家庭と父の奇妙さを母に問いただすことを避け、家庭と父らの秘密保持に協力する。しかし、解明されない奇妙な家庭と父へのわだかまりは鬱積していく。

    父が潜伏を終え服役したが、意思疎通が不十分に

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    2025年11月13日
  • 爆弾犯の娘

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    やっぱりエピソードは無敵ですね。ということを改めて感じた一冊を読みました。本を書くのは初めてとのことですが、さすがは俳優、脚本家さん。上等博覧会とのダジャレが口癖のド派手なおばあちゃんや、超ポジティブなお母さんなど、個性的なキャラが登場。もとつまと呼ばれるとの思わず笑ってしまったり、前のめりになったりする話がちょいちょい散りばめられています。そしてラストはやさしさを組織するとの超インパクトのあるワード。著者の梶原阿貴さんが脚本した映画も見てみようと思います!舞台が好きな方におすすめな一冊です。#爆弾犯の娘 #梶原阿貴

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    2025年11月03日
  • 爆弾犯の娘

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    ネタバレ

     めちゃくちゃ面白い。文章も構成もすごく巧みでうならされる。作者は池袋のご出身で『桜の園』にも出演しており、歳も近くて見てきた文化が近い。お父さんと夜の公園でリレーの練習をしている場面が素晴らしい。逃亡生活をしている時が読んでいてとても楽しい。お父さんが自首をしてからは作者も無邪気にしていられない歳になり、全体的に暗い。

     お父さんもお母さんもおばあちゃんもキャラ立ちがすごい。

     漫画家の高橋ツトムさんが度々登場する。どう知り合ったのかは触れていないのだけど元暴走族の総長だったとは驚いた。

     『桐島です』見たい。

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    2025年10月31日
  • 爆弾犯の娘

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    小説かと思ったら、フィクションではなく、題名のとおりの境遇の女性の自伝だった。

    70年安保の翌年、清水邦夫作、蜷川幸雄演出の舞台「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」に3番手で出演した筆者の父親梶原譲二は、劇中の役をなぞるかのように現実世界で爆弾を仕掛け、親子3人での14年間の隠遁生活の後、自首して投獄される。
    共演者には蟹江敬三、石橋蓮司、緑魔子らがいた。

    筆者は父母の跡を継ぎ役者を目指すが、その時の助けとなったのは父母の演劇仲間たち。
    高校で映画デビューし、その後もいくつかの映画に出演する。

    父親が出所して数年で家族は解散!し、一人暮らしを始めながら脚本家への道を歩き始める。

    アニメ「名

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    2026年04月20日
  • 爆弾犯の娘

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    犯罪者にさん付けとか少し思考に偏りを感じますが、この生活環境でよく自分を諦めず脚本家として成功されて、最後の章は特に読み応えがありました。

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    2026年04月16日
  • 爆弾犯の娘

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    2026.4.13
    小説だと思って読んでみたら、まさか実話だなんて。
    父親が犯罪者で一緒に14年逃亡生活をし、その後脚本家になるまでの人生。
    梶原さんは犯罪者の子どもに生まれてしまったのに卑屈になったり負の感情に飲まれることなく強く生きていて素晴らしかった。生まれてくる環境は選べないけど、適度に力を抜いて努力をすれば報われるんだなぁ。

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    2026年04月13日
  • 爆弾犯の娘

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    まずタイトルにひかれ読み始めた
    本です。
    大変衝撃的な展開で昭和の時代を
    知りたい人にはおすすめの本です。
    どんな環境に生まれても努力次第で
    人生は切り開ける。
    この本を読んでそのような事を
    感じました。

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    2026年02月28日
  • 爆弾犯の娘

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    前情報も見ずに読み始めてからドキュメンタリーであることに驚いた。
    著者のことも知らず、もちろん爆弾犯のことも知らなかったが、父親のことを認識せずに一緒に暮らしていた(隠れていた)小学生の頃の気持ちとは…想像もできなかった。
    恨みを書き綴るばかりではなかったことが、読みながら嫌な気持ちにはならなかった理由だろうと思う。
    けっして卑屈にはならずに投げやりにもならず、並々ならぬ強さを感じたのは、梶原阿貴でこの本を書いていることからもわかる。
    だからこそ、演劇の世界に飛び込み脚本家として成功しているのだろうと思った。




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    2026年02月24日
  • 爆弾犯の娘

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    派出所に張り出してある指名手配犯の写真。
    その中の1人が自分の父親だった。
    両親との3人暮らしながら、常に父親はひっそりと息を潜めて暮らしている。ある日、その父親が指名手配されていると知る娘の心情をノンフィクションでつづる。
    夫を隠して生活する母親、それなりに孫を気遣う祖母、そして何より娘のことを思う父親。
    世間を正そうとした、いわゆる「過激派」と呼ばれる人たちの苦悩や、彼らに翻弄される周りの人々の生活が興味深い。

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    2026年02月17日
  • 爆弾犯の娘

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    純粋に、面白かった

    失礼ながら梶原阿貴さんのことも、爆弾事件の事も存じ上げず、逃亡していた父親の名前を聞いてもピンとこなかった

    爆弾犯の娘として生きてきた過去が、とてもリアルにコミカルに綴られている
    本人は壮絶な思いをして暮らしてきただろうから、笑ってはいけないのだが、笑えるポイントが多くて文才のある方だなぁと

    一緒に暮らしている父の名前も知らず、転々と住処を変え、成長するにつれ疑問は多くとも明かされないままの小学生時代

    そして中高生となり、役者を目指し様々な人々と出会う

    出てくる著名人の方々にも驚き、何より同世代なので昭和の駄菓子屋の話や、チェッカーズ、尾崎豊、リバーフェニックスな

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    2026年01月28日
  • 爆弾犯の娘

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    逃走中の爆弾犯の娘である筆者が、幼い頃母と2人で父親を匿いながら暮らしていた頃の話から、父親の出頭、服役と自身の俳優、そして脚本家へと歩みを進める時期の話、そして今に至るまでの話が時にユーモアを交えつつ語られる。母や父、祖母への筆者による遠慮ない心からの発言などは悲哀もありつつ切れ味抜群だが、父が爆弾犯であるということの計り知れない不安ややりきれなさは想像を絶するものがある。あとがきに筆者のこれまでの長い道のりの思いが凝縮されているような気がした。

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    2025年12月30日
  • 爆弾犯の娘

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    その時代のこと、けっこう興味あり色々見たり読んだりしてますが、実体験としての眼差しがフラットで良かった。知らないこと教えてもらえる読書も映画もドラマも、なかったら人生は余りに長い。と言えてしまうぐらい自分が薄いのかも知れない。

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    2025年12月29日
  • 爆弾犯の娘

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    ネタバレ

    ノンフィクの自伝。

    母子家庭だが家に謎の男の人がいる。12歳の小学生だが、物心ついた時からそんな感じ。名前もわからない。
    鍵は母だけが持っており、家を出る時は男は部屋にいて、子は母の手芸屋に帰り、手芸屋から家に帰ると「おかえり、僕も今帰ったとこなんだ」「ただいま、お仕事お疲れ様」というやり取りが行われるが靴もないしトイレは流さないし電気も付けない。
    稀に引っ越しを行う。友達を家に呼ぶことは禁止だし、警察署の前を通ることも禁止だし、音楽の教科書の君が代のページは破り捨てられるし、生年を昭和で答えるのは禁止。

    家から出るのを見たことがなかったけど、リレーの練習に深夜公園で付き合ってくれたり、山

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    2025年12月21日
  • 爆弾犯の娘

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    働きもせずに家にいる男は、一体何者なのか?なぜ引越しばかりしなくてはいけないのか?という少女の視点から前半は始まる。
    父親が爆弾犯で、自分達は逃走しているとわかるが、前半は子供視点なので暗くなく、むしろユーモアに包まれた日常として描かれている。(ノーパン喫茶の前で皆んなで踊るとこは笑ってしまう笑)

    途中、リバーフェニックス主演「旅立ちの時」を映画館で観て作者が「これ、私の話じゃん」と思うシーンがある。
    「旅立ちの時」は1970年代ヴェトナム戦争反対の爆弾組織「ウェザーマン」がモデル。その「ウェザーマン」の家族が逃走しながら暮らしているのだが、リバーフェニックスはその暮らしに疲れているだ。

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    2026年01月03日
  • 爆弾犯の娘

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    強烈なドキュメンタリー。
    題名のまんま。「あんた」の娘の自叙伝。

    「明日の朝、私たちがいなくなっていても一人で強く生きていってね」
    大変なことが起こった時にしか見てはいけないと渡されたお守りの中身に、こんなことが書かれていたら泣くしかない。まだ小学生だよ。事情もわからぬまま。

    ただ梶原さんは、泣いたってしょうがないよ、とどこか客観的で、でも怒りを持ちながら、立ち回って生きていく。「あんた」と同じ役者として。

    彼女とは同世代だ。歳を重ね、今充実の時なのかしら。学生時代の生活エリアがニアミスしている。必ず西武線のどこかですれ違っている気がした。
    今まで存じ上げませんでしたが、今後も大活躍され

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    2025年11月21日