梶原阿貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こんな面白いノンフィクション、読んだことがあっただろうか。
できのよい小説にしか読めないが、どうやら事実らしい。
著者は俳優兼脚本家。
映画「桜の園」に出演し、「爆弾」やら「霧島です」やらを書いている。
どうりで。
いや、納得してはいけない。
こんな少女時代、普通、ない。
父親が爆弾犯で、ずっと家で潜伏しているなんて。
そして父親もまた役者だったなんて、、、
唐十郎、緑魔子、石橋蓮司という名が平気で出てくる。
その珍妙な家族関係。
潜伏していることを知って母親は結婚して著者を産んで、
ずっと夫をかくまってきた。何度も引っ越してきた。
子は親を選べない。
貧しいだけなら仕方ないが、友達を家に呼 -
Posted by ブクログ
父の存在をひた隠しにして暮らしていた子供時代が、意外にも明るく、昭和感が懐かしくおもしろかった
都内の公立小学校ってこんないろいろな事情を抱えた子供が多かったのか~
靴のない父の
「おかえり、僕もさっき戻ったとこなんだ」
「お仕事お疲れさまでした。すぐご飯にするね」
この茶番w
リレーの練習の際に現れた真新しい靴を見た時の衝撃w
学校行ってる間に引っ越し完了してた話とかくさや事件とかとにかくエピソードが特殊でこんなこと言っちゃナンだが面白かった
殺人事件に巻き込まれた時なんかよくあんな対応で許されたよなぁ昭和だよなぁ
中学入学を機に急にいなくなった時はちょっと涙した
それから今に至るまでの長い -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者の逞しさを強く感じた。
犯罪者の家族ってもっと大変で惨めなのかと思っていたけど、時代のせいか、筆者の性格か、あまりそんな印象を受けなかった。
役者をしていた父親の心理を考えるところでは、その時演じていた役にひっぱられて爆弾犯になったのかもしれないということに、また驚いた。
全編通して、筆者に共感する部分はところどころあれど、自分は圧倒的に被害者の立場からこの本を読んでいたことに気づく。
特に後半の、被災した宮城県の刑務所に知り合いを尋ねるところで「巡査部長が右目と左脚を失い、通行人12人が怪我をしているが、死人は出ていないのに、罪が重すぎるのではないか」と書いてあり、めちゃくちゃ引っか -
Posted by ブクログ
小説かと思ったら、フィクションではなく、題名のとおりの境遇の女性の自伝だった。
70年安保の翌年、清水邦夫作、蜷川幸雄演出の舞台「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」に3番手で出演した筆者の父親梶原譲二は、劇中の役をなぞるかのように現実世界で爆弾を仕掛け、親子3人での14年間の隠遁生活の後、自首して投獄される。
共演者には蟹江敬三、石橋蓮司、緑魔子らがいた。
筆者は父母の跡を継ぎ役者を目指すが、その時の助けとなったのは父母の演劇仲間たち。
高校で映画デビューし、その後もいくつかの映画に出演する。
父親が出所して数年で家族は解散!し、一人暮らしを始めながら脚本家への道を歩き始める。
アニメ「名