井上陽子のレビュー一覧
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デンマークの労働スローガン「8-8-8」8時間の労働、8時間の自由時間、8時間の睡眠。タイトルの第3の時間とは、仕事でも休息でもない、自由時間のこと。税金はたくさん払うが、大学まで教育は無料、医療も無料。老後のケアにも不安がないとのことで、若者もデンマーク社会に対する満足感が高い。
「読んですぐ使える、デンマークの働き方の本」というリクエストに対し、デンマークの働き方を個人がいかに実践するかについて書いたとしても、それを支える仕組みがない読者には酷な話だし、効率や成果を求めるパフォーマンス主義を助長することになりかねない。そこまで考えているのにオーダーだからと自分に言い聞かせて本を書くのは無責 -
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とても興味深かったし参考になった。
デンマーク人は自分の人生をとても大事にしていて、とても豊かで幸福で楽しそう。本質的に何が幸福なのか、掴んでいるのかと思う。日本と比較して色々と考えさせられるところがある。
国の制度としては、デンマークは流動性が高い雇用市場とそのかわりの失業の際の手厚い国の支援により、企業の新陳代謝が生じやすく、雇用の安定を重視する日本よりも生産性が高いという点が示唆的だと思った。また、社会全体で短時間労働を良し・当たり前とする文化が根付いているところも、短時間高収入の働き方が実現できる要因という。凡人が総活躍しやすい社会と表現されていて、日本も参考にしていく必要があるので -
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▼読書前の自分の状態
ここ数ヶ月、
「既に満ちている感覚」や「余白」を大切にしたいと思う一方で、
長年染みついた「もっとやれる」「まだ足りない」が、ずっと身体の奥に残っていた。
成果・成長・価値提供。
それ自体は嫌いじゃない。
むしろ本気で向き合ってきた。
でも気づけば、
“今”を未来のための手段として使い続ける感覚にも、少し疲れていたのかもしれない。
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▼印象に残ったこと
・「時間の豊かさ」とは、自分にとって大切なことをやる時間が十分にある感覚
・「今という時間を、条件なしに楽しむことができなかったら、いつ本当に生きて -
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何気なく本屋で見かけてタイトル買い。
デンマークの幸福度、デジタル化のランキングが高いのは知っていたので、読むまではきっと効率的なデンマーク流の働き方からの学び、みたいな話だと思っていましたが、内容はそんな事はなくむしろデンマークの人々の生活から筆者が感じた体験、そこから見えてきた日本人の働き方や人生の考え方の違い、社会性、国民を支えるシステム、時間という誰にでも平等なある種の力の使い方などを対比させながら人としての幸福ってなんぞや?という事が丁寧に書かれた示唆に富んだ内容でした。
決してデンマーク的な働き方を日本でやった方がいい、というまとめではなかったのが逆に新鮮。でもそこから自分自身の -
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日本で新聞記者として働き、アメリカに社会人で留学もしていた、日本でも猛烈に働く側の著者が書いた、デンマークの本。
子供ができて、これまでより仕事の時間をセーブしなければいけなくなって、会社の同僚上司からの扱われ方が変わって悶々としていた私に、「仕事の成果とプライベートの充実は両方手に入れていいんだよ」と言ってくれた本でした。
1人あたりGDPが世界1位という、デンマーク人に染み付いた強さを手に入れるには、私個人の努力だけではどうにもできないことがあるかもしれない。けど、個人の働き方だけでも変えて、残業しなくてもまわる世界があるんだよ、って背中で示せるようになりたいなと思ったのでした。 -
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読もうと思ったきっかけは、「4時に仕事が終わるのにGDPも幸福度も高いデンマーク」という話に興味を持ったから。私たちは働く時間を減らせても、次は副業を考えたり、将来への不安からさらに何かをしようとしてしまう。デンマークの人はどう考えているのだろうと思い、この本を手に取った。
印象に残ったのは「8時間働き、8時間は自分の時間、8時間は睡眠」という考え方。私は仕事と家事と自分の時間の境界線が曖昧で、いつも何かに追われている感覚がある。自分の時間を確保したくて早起きしても、家事に飲み込まれてしまうことも多い。この本を読みながら、「時間の線引き」が幸福感につながるのではないかと考えた。
特に心に残 -
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読みやすく、参考になった。特に働きウーマンであった筆者自身の変遷を描くことで、日本人から見たデンマーク、デンマーク人のことがよくわかるように書いてある。
1日は寝る、働く、それ以外家族地域趣味の時間で8時間ずつという考えはシンプルである。共働き前提なので、子どもの送迎前提。しかも保育園の先生も8時間ずつの暮らしなので延長なんてものはベースとしてない。失業率を下げるためにも1人で長時間労働は望まれもしない。
パフォーマンスに価値、存在意義を重ねてしまう危うさ、評価、成果の偶然性などもわかりやすく描かれている。実力も運のうち。幸せは自分をどう位置付けるか。 -
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いままでデンマーク関連の書籍をいろいろ読んだが、その中でも群を抜いてリアリティがあって一番しっくりきた。
読み終わってから涙がこぼれた。
社会の仕組みや文化や大前提が日本と違っても、それでも個人として主体的に豊かに生きるためにできることがたくさんある。
「人間らしく生きる」ヒントが詰まっていると思った。
北欧というと、ヒュッゲやフィーカみたいな、まったりゆったりなお茶の時間をイメージしてしまうけど、それはほんの一部で、それが成り立つ背景にあることを十分理解できる本。
仕事に人生を侵食されそうな頑張り屋の日本人すべてに読んでほしい。
生きる意味、目的を改めて自分自身に問うきっかけになると思う -
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8-8-8をぜひ実践してみようと思った。
ワーキズムという単語も初めて知ったが、胸に刺さった。
人生の長い時間を仕事に費やすから、仕事を通じて自己実現したいと年々強く思うようになっていたが、仕事が立ち行かなくなった時に自分が無価値になってしまう考え方は少し悲しいし、自分の周りの人のことも成果だけで評価するのも残念。
自分のことも周りの人のことも優しい目線で認めていければいいなと思った。
ルールに合わせるのではなく、自分たちに合わせてルールを変えるために時間を使うことを惜しまないデンマークの文化は素敵だと感じた。
時間がないからと大切なことから目を背けてはいけないんだなと思った。
心に残っ -
Posted by ブクログ
読売新聞社でばりばりと働いていた記者が結婚しデンマークで暮らすことになりその働き方、生活などの大きな差について考察した書籍。社会が異なるのでまねることは難しいけど、小さいポイントだけでも取り入れられるものがあればそうしたい。Workism=仕事主義という言葉があり、仕事に給料だけでなく生きる意味や自己実現といった精神面での充足を求めるようになり、仕事をまるで自分のアイデンティティそのものとして扱うような考え方らしい。自分に当てはまる・・。著者のママ友が言った『なぜ他の人は成功しているんだろう、自分は何がいけないんだろう、と考え始めたら自尊感情は真っ逆さまにおちる』ということもよく起こる感情・・