関西クリーンサービスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホラーっぽいですが、一応ノンフィクション。でも読み口はホラーでした。
事故物件や常軌を逸したゴミ屋敷の特殊清掃を行う関西クリーンサービスが遭遇した部屋にまつわる物語。思ったよりも心霊的な話はなく、現実的です。だけれど、というか、だからこそ怖い部分もありました。人が死んではいないものの、ゴミ屋敷に住み続けている人の話の方が個人的には怖くて……一番印象的だったのが「ドント・ムーブ」。どうやったらそんな状態で住めるのか、こんなの異常すぎる! と思ったものの、「夢のタワマン」を読むと、案外と「普通の人」がちょっとしたきっかけでそうなってしまうのだと知って、怖いという感情よりも淋しさや悲しさという感情がわき起こります。いっそ死ぬより、孤独と絶望の中でそれでも生き続ける方がつらいんじゃないかな。いや、それをつらいとすら思わなくなってしまうことが一番異常なのでしょうか。 -
Posted by ブクログ
遺品整理・特殊清掃業界の第一線を走っている印象がある、関西クリーンサービスの仕事内容が書籍化。
それが丸山ゴンザレスとの共著となれば、読まずにはおられないでしょう。
『家怖』という今の流行りに合うキャッチーなタイトルで、とても読みやすい内容ながら、書かれていることは想像を絶する現場の数々。
凄惨な様子が怪談噺のような語り口で描写されるため、これは全部本当にこの日本で起きていることなのか?と何度も疑いながら読んでしまったが、無論そうなのだろう。目を背けてはならない、これが孤独死の実態なのだ。
ただでさえ過酷な環境で、このような深刻な社会問題と日夜対峙しながら働く方の証言はとても貴重だと思う。
読むからには覚悟が必要なほど悍ましいけれど、それでも幅広い世代の人たちに読んでもらいたいと思った。 -
Posted by ブクログ
著者である関西クリーンサービスは不用品回収・遺品整理・ゴミ屋敷の片付け・特殊清掃・不動産売却を行う代行サービスの会社。
代表の亀澤さんは僧侶の資格をもち、片腕であるスタッフの近藤さんは怪談師としてもご活躍されている。
私たちが知ることは難しい凄惨な現場の数々(累計10万件を超えるとのこと)を、このように一冊の本として読むことができるという意味でとても貴重だと思う。
「恐怖」という一言では片付けられない、社会的孤立の行く末について、私たちは真剣に考えなければならない。
私自身、親が、きょうだいが、自分が、と考える頻度が以前よりも高くなってさらに身近な問題になったような気がしている。
連絡不精なので、向こうからアクションがなければすぐ何ヶ月も音信不通になることは想像に難くない。面倒くさがらず安否確認もかねてコミュニケーションを増やしていかないといけないなと思った。ここに書かれていたのはオカルトではない、現実の話なのだから。 -
Posted by ブクログ
創業20年を迎えた関西クリーンサービスで
働く人が経験した不思議な体験や亡くなった人や
その家族をめぐる闇が垣間見えるお話でした。
この会社は特殊清掃だけでなく遺品整理や
ゴミ屋敷の清掃・片付け、心理的瑕疵のある
不動産の売買など幅広いサービスを行っている。
その中で、人の負の感情(悲しみ、怒り、執着、絶望)などが感じられる話が多かったですが、
特殊清掃をすることで部屋を浄化して
亡くなった家族が少しでも前を向ける手助けを
することができているのは本当に素晴らしい
仕事だと感じました。
本当に助けを必要とする人は声を出さない。
そういう社会になりつつあることで
より孤独死を生み出しています。
少しでも助けを求める人が「助けて」と
いえる社会になってほしいと願います。