富山太佳夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
病気が他所からもたらされるもの、内ではない自分たちでないものというイメージから外来性、軍事的な比喩としての侵略(p84〜)、神罰、そして病気の被害者=当事者に付与されるスティグマなどの様々な隠喩は国、社会、共同体のどのレベルでも行われる。
それらは医学的な判断を歪め、対象の格下げから結核に見られるようなロマン化・美的価値の付与にいたるまで、きわめて恣意的な意味を病に与える。
(悲しむこと、つまり無力であることは、p44)
(罪人や貧民と結びつけられる病気に対する処方としては、中流階級の価値観を、つまり規則正しい生活習慣、生産活動、感情の自制などを身につけることが必ず勧められた。p173)
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
文学、映画、新聞、テレビ、広告―「読む」ことと関わらずにいるひとは誰もいない。
「読むための理論」を知ることで、これまでとは違った世界が見えてくる!
新しい思考のかたちを身につけたいひとに最適の入門書。
[ 目次 ]
1 理論とは何か?
2 文学とは何か?文学は重要か?
3 文学とカルチュラル・スタディーズ
4 言語、意味、解釈
5 レトリック、詩学、詩
6 物語(ナラティヴ)
7 行為遂行的な(パフォーマティヴな)言語
8 アイデンティティ、同一化、主体(サブジェクト)
補遺 諸理論の流派と運動
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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Posted by ブクログ
「一冊でわかる」と銘打ってあるが、一冊でわかるのは、この一冊だけではわからない、ということだ。
それはある意味で、最も正しいとも言える。
もし、これから新たに文学理論を学び始めようと考えて手にするのであれば、しかもこれまでの素地がほとんどないに等しいというのであれば、ひとまずこの本に手を出すのは止めておく方が賢明である。
しかし時すでに遅く、このピンクの表紙の気安さについつい惹かれてもはや読み始めていたり、はたまた読み終えていたりするのであれば…
表紙とは裏腹の読み応えに、いささかの消化不良をおこしかけていることであろう。
その場合、この一冊ですべてを判断することなく、他の入門書もあと1、 -