カルステン・ヘンのレビュー一覧

  • 本と歩く人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    歳を重ねてくると、これまで培ってきた生活環境や慣習、信念や考えに対して、変化は受け入れ難いもの
    確固たる自分に、あからさまなNOは完全拒絶できるも、小さなさざ波のように繰り返し訪れたら、人は変わるだろうか
    カールだけではなく父親や他の登場人物に対しても、思うことがあるが、平穏だった生活から一変、大切なものが一切なくってしまったカールの絶望には、本当に苦しくて胸が痛い

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    2025年08月04日
  • 本と歩く人

    Posted by ブクログ

    タイトルの意味は、注文のあった本を歩いて配達している老書店員のこと。彼が訪ねる顧客とのやりとりをメインにした本好きにはたまらない物語だ。途中から彼について回る早熟な少女とのやりとりが楽しい。
    古い時代の話かと思いきや、これは現代の話なのだ。ドイツでも本を読む人は減り、書店は苦境に立たされているようだ。だが彼のやり方はなんの解決策にもなっておらず、店主からは白眼視されている。
    主要な登場人物たちがそれぞれ抱える苦難があり、多少の息苦しさは感じるものの、物語全体を通しての印象は良好だった。

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    2025年06月20日