町田章のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ非常に気になるテーマであり、興味深い内容だった。英語文化と日本文化の違いも言語から読み取れるのは面白い。
第六章では「とにかく明るい安村」がイギリスでブレイクしたネタにも触れ、イギリス人の観客が「パンツ!」という理由もよくわかった。
以下、印象に残った内容
・言語学習を通して理解が可能な「不可視的文化」
・日本語は事態内視点、英語は事態外視点の傾向
・ことばはコミュニケーションの道具と同時に思考の道具
・言語を英語に統一してしまえばコミュニケーションは取りやすくなるが、思考の「多様性」は失われてしまう
という訳で、これからも英語は勉強しなくてはいけないようです! -
Posted by ブクログ
日本語と英語の違いは、ただの言葉の違いだけでなく、歴史や文化も大きく影響している。
例えば、島国である日本では個人よりも集団で動くことが美徳とされたため、他者を慮ることに長けている。したがって、主語を省略しても通じることが多い。「安心してください、履いてますよ」がその例だ。
しかし、英語を第一言語とする国では多様性が当たり前である。だから自分が、私は、と自分を主張しないといけない。例にあったWe don’t call 911.も、直訳すると「私たちは警察を呼びません」一見、「だから何?」で終わってしまう文章だ。
だが、アメリカの広大な領土から警察を呼んでもすぐに来ない、だから自分の身は守るべき -
Posted by ブクログ
なぜ英語を学ぶのか?
もう一回自分が毎日英語に触れている意味を再定義しようと思いました。
この本の中で述べられているのは、「コミュニケーション」の手段としての英語はAIに代替されてしまうかもしれません。
ただ「思考」や「文化」としての英語はこれからむしろ発展していくのではないかと述べられています。
私はコミュニケーションとしての英語としてしか勉強をしてなかったので、思考や文化といってもピンときませんでした。
しかし具体例を見ると分かります。
例えばJohn takes a shower everyday.という文には、アメリカ人の文化的背景で朝にシャワーを浴びるという「朝」という要