町田章のレビュー一覧

  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AIによる日本語英語の翻訳を手がかりとして、認知言語学を説明している。認知言語学の初学者の学習として最適である。それだけでなくAIを使うことで英語勉強の膨大な時間を他に振り向け、英語を数学や社会と同様な科目として考えられるようになるという提言をしている。
     日本文化の共感を出しており、それは他者の目で共感を求めるということではなく、事態内視点として自分の感じを他者が持つものとして考える共感である。
     意欲的な本である。

    0
    2026年05月01日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に気になるテーマであり、興味深い内容だった。英語文化と日本文化の違いも言語から読み取れるのは面白い。

    第六章では「とにかく明るい安村」がイギリスでブレイクしたネタにも触れ、イギリス人の観客が「パンツ!」という理由もよくわかった。

    以下、印象に残った内容
    ・言語学習を通して理解が可能な「不可視的文化」
    ・日本語は事態内視点、英語は事態外視点の傾向
    ・ことばはコミュニケーションの道具と同時に思考の道具
    ・言語を英語に統一してしまえばコミュニケーションは取りやすくなるが、思考の「多様性」は失われてしまう

    という訳で、これからも英語は勉強しなくてはいけないようです!

    0
    2025年11月29日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    日本語と英語の違いは、ただの言葉の違いだけでなく、歴史や文化も大きく影響している。
    例えば、島国である日本では個人よりも集団で動くことが美徳とされたため、他者を慮ることに長けている。したがって、主語を省略しても通じることが多い。「安心してください、履いてますよ」がその例だ。
    しかし、英語を第一言語とする国では多様性が当たり前である。だから自分が、私は、と自分を主張しないといけない。例にあったWe don’t call 911.も、直訳すると「私たちは警察を呼びません」一見、「だから何?」で終わってしまう文章だ。
    だが、アメリカの広大な領土から警察を呼んでもすぐに来ない、だから自分の身は守るべき

    0
    2025年11月26日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    タイトルからは、「英語を学ぶメリット」を分かりやすく紹介するモチベーション本を想像していましたが、実際はかなり言語学寄りの内容でした。期待していたものとは違いましたが、結果的には非常に面白く、深く考えさせられる一冊でした。

    本書では、「言語によって物事の捉え方が違う」というテーマが具体例を交えて数多く紹介されています。例えば、日本語の「関係者以外立ち入り禁止」が英語では “Staff only” と表現されることや、「週休2日制」が “five-day working week” になることなど、英語の方が前向きに聞こえる感覚は興味深かったです。

    また、日本語は“過程”に、英語は“結果”に

    0
    2026年05月09日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    AIが翻訳をしてくれるようになった今、もはや外国語を学ぶ必要はないのでは?という疑問に対し、いやいや言語を学ぶってこんなに楽しいんだと感じさせてくれる本。
    何となく感じていたことを見事に書き切ってくれていて、めちゃくちゃ納得させられた。
    英語(言語)はコミュニケーションの道具だけではなく、思考の道具なんだということを改めて実感できた。

    一つひとつの内容について、例を示しながら説明してくれるのですごく明快。
    なるほど!確かに!ということだらけ。
    英語と日本語の違いについて、単なる文法上の違いと見なすのではなく、こうしてその理由にまで遡って考えたらめちゃくちゃ面白いんだなーと感心した。
    不可視的

    0
    2026年05月03日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    AI時代になぜ言語を学ぶのか、自分自身も疑問に思っていたことだったから面白かった。日本語と英語の比較が多く出てくるので理解しやすい。今英語を学び直している中で、日本語と英語の違いに触れることができてそういう視点で学ぶのも面白いなと思った。

    0
    2026年02月08日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    本書はタイトルの通り、「なぜ英語を学ぶのか」を正面から問い直す一冊であり、学習法(ハウツー)を並べる本ではない。そのぶん、英語学習の目的が見失われがちな今、読者の足元をしっかり固めてくれる骨太さがある。認知言語学者である著者は、言語を「世界を切り分けるための道具」と捉え、英語学習を単なる技能訓練ではなく、思考の枠組みを広げる営みとして位置づけている。この視点が本書の強みであり、読後には「英語学習とは何か」という問いが以前よりもクリアになる。

    とりわけ説得力があるのは、実践的コミュニケーションの多くがAIに代替されうる現状を、悲観ではなく建設的に評価し、これからの学びを再設計しようとしている点

    0
    2026年01月25日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションではAI翻訳を使えば楽になるけれど、英語を勉強することは異文化を理解する上で欠かせない。
    自分のものの見方や世界の捉え方を知る上でも大切だ。
    英語と日本語を対訳して解説しているところが、わかりやすくておもしろかった。
    これからもラジオ英会話や本で英語の勉強を続けていきたいと思った。

    0
    2026年01月19日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    英語学習、英語コミュニケーショをAIと分業する。英語教育が他の教科と同様に、教義的意義に重点を置く科目となってよいという許可がAIによって与えられたという点に大いに賛同。

    0
    2025年12月08日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    「AIが言語の壁をなくしてくれる現代においてまで学校が英語を教える意味は?」

    この問いに対して明確な答えを持ち合わせていない人にとっては、自分の答えを生み出すきっかけになる本だと思う。

    一方で明確な答えを持っている人は、あまり知的に興奮できないと思う。

    0
    2026年03月29日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    AI翻訳が発達した今、英語を学ぶ意味は何か。本書は「不可視文化」という視点からその答えを提示する。文法や翻訳はAIに任せ、人間は言語の背景やニュアンスを理解する役割へ。内容は納得感がある一方で、変化し続ける英語を学校教育だけでカバーするのは難しいとも感じた。これからは知識よりも「学び方」を学ぶことが重要なのではないかと考えさせられる一冊。

    0
    2026年03月19日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    AI翻訳が発達した今、英語教員として、果たして英語教育は必要なのであろうかということを考えることが多くなった。この本には、そのヒントを与えてくれるのではないかと期待していた。
    生徒にも伝えられる、現実的な答えを求めてしまった私が悪いのだが、結局は言語学的な話に終始し、求めているような内容ではなかった。しかし、言語を生業にしている者にとっては、内容的にはおもしろいと感じた。

    0
    2026年01月31日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    タイトルから受ける印象より言語学寄りな本だった。
    やや主張や例示が冗長に感じる部分もあったが、改めて日本語と英語を交互に翻訳して、話者の視点のや受ける印象を比較する箇所などは英語学習中の身として新たな発見がありおもしろかった。

    0
    2026年01月14日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    英語の学習をコミュニケーション面と物事の捉え方で分けて解説し、コミュニケーションはAIで対応できるようになるが、言語を使う上での考え方や物事の捉え方は翻訳では特色が失われてしまうため視野を広げるために学習すべき、と結論付けた本
    個人的に学校での英語学習は海外の事例も踏まえるとコミュニケーションを取れるようにするものであると考えており、その点でいうと圧倒的に失敗だと感じていたが、著者としてはそうではないというのが言い訳がましく感じた。

    0
    2026年01月03日
  • AI時代になぜ英語を学ぶのか

    Posted by ブクログ

    なぜ英語を学ぶのか?

    もう一回自分が毎日英語に触れている意味を再定義しようと思いました。

    この本の中で述べられているのは、「コミュニケーション」の手段としての英語はAIに代替されてしまうかもしれません。

    ただ「思考」や「文化」としての英語はこれからむしろ発展していくのではないかと述べられています。

    私はコミュニケーションとしての英語としてしか勉強をしてなかったので、思考や文化といってもピンときませんでした。

    しかし具体例を見ると分かります。

    例えばJohn takes a shower everyday.という文には、アメリカ人の文化的背景で朝にシャワーを浴びるという「朝」という要

    0
    2025年12月17日