岸川真のレビュー一覧

  • 暴力

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    蹴る。底辺で這いずり回るようにしながらも生きることに執着しているような話でもなくて、ただ惰性で生きている、底辺で。そしてそこに付随する暴力、それ自体の得体が知れないカタルシスが諦念にまみれた人たちの悲しみのようですらあったが、ただその潔さというべきか、極限まで削ぎ落とされた言葉が小説にストイシズムを与えているように思えた。過剰な比喩を切り捨てることによってドライヴ感が生まれ、その奔流によって解放感が生まれる。物語は救いのないものなのに、読者はなぜか救われる不謹慎な作品。

    PET。裸の中年男が高層ビルの上からペットボトルを投下して「来いよ来いよ」と言っている冒頭からして終末の気配が漂う。平凡

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    2018年11月13日
  • フリーという生き方

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    これを読んだからって、フリーとして生きていく方法が見つかるわけではない。
    このひとが大学をやめてからの成り行きが、多分に運に左右されているように思う。ので、あんまり参考にならないのでは、と思った。
    ただ、小学校の友人であったまさしくんの話には感動。これが読めただけでも、よかった。

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    2014年04月21日
  • フリーという生き方

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    フリーの魅力を紹介しているのですが、フリーは良いよ!というよりもやっぱり厳しいよ、という感じを強く持ちました。
    生涯学習という生き方は良いなと私も思います。フリーじゃなくてもね。

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    2011年10月12日
  • フリーという生き方

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    フリーとして生きる著者の自伝的な本。色んなエピソードがあって、フリーになるって大変だな・・ってしみじみ感じる。辛辣で容赦ない現実が、ちょっと読むのがしんどかった。それにしても、この挿絵はなんだろう、、汗

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    2012年02月05日
  • フリーという生き方

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    図書室にあった、ので読んでみました。挿し絵がとてもユニーク!見る人によっては…という感じ。う〜んフリー…

    (07.9/7fri)

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    2009年10月04日
  • 借金中毒列島

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    昭和40年代からバブル期まで貸金業に従事していた室井氏に、ライターがインタビューするという形式を取っている。会話形式で用語の解説がそれほど親切ではないため、正直言ってちょっと読みにくい。

    内容とエピソードの大部分は、昭和58年の出資法と貸金業法の改正前のもので、現在の貸金業界の状況を知る上では、あまり参考にはならないかもしれない。

    とはいえ、昭和40年代から現在までの業界の流れを知りたい人には有益だ。
    なぜ消費者金融が一般大衆に広く受け入れられるようになったのか。
    金利が下がったにもかかわらず、自己破産者の数が増え続けるのはなぜか。
    こうした疑問の答えが、この本の中にある。

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    2009年10月04日