長瀬ほのかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレエッセイを読んでいて思わず吹き出してしまったのは、これが初めてかもしれない。
古生物学者の夫、うさぎの関根、家を半焼させたことのある祖母。なんてことのない日常のはずなのに、切り取り方がとにかく秀逸で、読みながら何度も頬が緩んだ。
「アンモナイトってしゃっくりする?」というような夫婦の会話は、普通に暮らしていたら一生出てこないものだと思う。そのうえアンモナイトを手土産に持っていく旦那さんまで登場して、もう好きにならずにいられなかった。
電車の中で読むのはあまりおすすめしない。油断していると、ぷっと吹き出してしまうので。
本作はnote主催の「創作大賞2024」を受賞し、書籍化に至った作品なのでそう。 -
Posted by ブクログ
SNSで見掛けて気になり、手に取った。
時に奇怪な行動をとる古生物学者の夫。
出不精で素っ気ない関根という名のうさぎ。
家を半焼させた経験のある愛すべき祖母。
日常をユーモア全開で綴る抱腹絶倒のエッセイ集。
序盤の方で著者が私と同年代ということが分かって親近感が湧いたし、同年代だからこそ共感できる内容もチラホラあって楽しめた♡
描かれているのは、日常の些細なこと。
だけど、文章になるとちゃんと面白さがあって、特別な出来事よりも日常の何気ない出来事こそ宝物のように思えました✧*。
話が上手い人の話を文字起こしすると、こんな感じなのかも…?と思いました。
というのも、こちらのエッセイ、話題があちこち飛ぶんですよ。(エッセイとはそういう物かもしれないが)
でも一編一編、最後まで読み終えると、どれもそのお話に必要な要素だったんだな、と分かる。
だけど、結論ありきみたいな書き方ではない。
こういう文章って書きたくてもなかなか書けないのではないかな、と思った。
そして出てくる人たちがまた良くて。
ユーモア全開に、面白おかしく描かれているのに、周囲の人たちを見つめる長瀬さんの優しい眼差しにも、特大の愛を感じました♡
これもかなりすごいことなんじゃないかと…!
私はきっと、夫のことをユーモア全開に書こうとしたら、ネタにしてこき下ろしちゃいそうだもの←
「そこに愛はあるんか?」って言われそう…!笑
私も何でもない日常の中で、わざわざ書くほどのことを見つけて残しながら生きていきたいな、と思いました(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞) -
Posted by ブクログ
うさぎの関根と旦那さんとの暮らしを中心にしたエッセイ。
現在の夫婦生活の話と、旦那さんと出会う前の独身時代の話が時系列順ではなく混ざっている。それでも散らかった印象にはならず、読み進めるうちに著者の生活や人間関係が自然と見えてくる構成がよかった。著者によるものなのか編集によるものなのかは分からないが、一冊の本としてうまくまとめられていると感じた。
特に面白かったのは、「寿司おじん」の話と「ごはんパズルのすすめ」。
タイトル通り、一つひとつは「わざわざ書くほどのことだろうか」と思うような日常の出来事。それをあえて文章にすることで、その人の生活や考え方が見えてくるのが面白かった。