長瀬ほのかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレブク友さん紹介本。創作大賞2024でエッセイ部門の大賞を受賞した「古生物学者の夫」を含む28編のエッセイ集。
私はお硬い本や深刻な物語の本を立て続けに読むと軽くて笑える本が無性に読みたくなるときがある。
そんなときにうってつけの本です。
内容は家族やペット、子ども時代や若いときの思い出など身近な話題がメインなんですが、
古生物学者の夫は手土産にアンモナイトを持参するとか
(私も菓子折よりアンモナイトの手土産もらってみたい)
愛すべき祖父母宅が火事になったこととか
(自分も気をつけようっと)
セーラームーンのフィギアに起きた気の毒な事件とか
(爆笑)
そしてラストの章、夫との出会いのいきさつ
(そういう出会いだったのね、こんな風に出会えてよかったね)
家族愛、ペット愛(ウサギ)を感じながら笑えた本です。 -
Posted by ブクログ
センスが爆裂している。ワードチョイスや自虐が面白い。なんでこんな文章書けるんだろう、才能を感じる。
旦那さんとの話がけっこう惚気じみていて、羨ましくて、読んでいて時々苦しくなったけれど、総じて面白い。
私的、人にオススメしたいエッセイ1位な気がする。
私もこんな風に、自分の日常や過去の記憶を、笑える話として人に話せるようになりたいなあ、何だかエッセイストに憧れちゃう本だった。
過去の記憶、どうしてこんなに如実に覚えているんだろう?どこかに書き留めているのか、記憶力がいいのか。エッセイが上手な人はどんな生き方をしてるんだろう?
私ももうちょっと、日々自分が感じることを「誰かを笑わせるような話すならどう形容するかな」と考えてみればいいのかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイを読んでいて思わず吹き出してしまったのは、これが初めてかもしれない。
古生物学者の夫、うさぎの関根、家を半焼させたことのある祖母。なんてことのない日常のはずなのに、切り取り方がとにかく秀逸で、読みながら何度も頬が緩んだ。
「アンモナイトってしゃっくりする?」というような夫婦の会話は、普通に暮らしていたら一生出てこないものだと思う。そのうえアンモナイトを手土産に持っていく旦那さんまで登場して、もう好きにならずにいられなかった。
電車の中で読むのはあまりおすすめしない。油断していると、ぷっと吹き出してしまうので。
本作はnote主催の「創作大賞2024」を受賞し、書籍化に至った作品なのでそう。 -
Posted by ブクログ
SNSで見掛けて気になり、手に取った。
時に奇怪な行動をとる古生物学者の夫。
出不精で素っ気ない関根という名のうさぎ。
家を半焼させた経験のある愛すべき祖母。
日常をユーモア全開で綴る抱腹絶倒のエッセイ集。
序盤の方で著者が私と同年代ということが分かって親近感が湧いたし、同年代だからこそ共感できる内容もチラホラあって楽しめた♡
描かれているのは、日常の些細なこと。
だけど、文章になるとちゃんと面白さがあって、特別な出来事よりも日常の何気ない出来事こそ宝物のように思えました✧*。
話が上手い人の話を文字起こしすると、こんな感じなのかも…?と思いました。
というのも、こちらのエッセイ、話題があちこち飛ぶんですよ。(エッセイとはそういう物かもしれないが)
でも一編一編、最後まで読み終えると、どれもそのお話に必要な要素だったんだな、と分かる。
だけど、結論ありきみたいな書き方ではない。
こういう文章って書きたくてもなかなか書けないのではないかな、と思った。
そして出てくる人たちがまた良くて。
ユーモア全開に、面白おかしく描かれているのに、周囲の人たちを見つめる長瀬さんの優しい眼差しにも、特大の愛を感じました♡
これもかなりすごいことなんじゃないかと…!
私はきっと、夫のことをユーモア全開に書こうとしたら、ネタにしてこき下ろしちゃいそうだもの←
「そこに愛はあるんか?」って言われそう…!笑
私も何でもない日常の中で、わざわざ書くほどのことを見つけて残しながら生きていきたいな、と思いました(՞ ᴗ ̫ ᴗ՞) -
Posted by ブクログ
うさぎの関根と旦那さんとの暮らしを中心にしたエッセイ。
現在の夫婦生活の話と、旦那さんと出会う前の独身時代の話が時系列順ではなく混ざっている。それでも散らかった印象にはならず、読み進めるうちに著者の生活や人間関係が自然と見えてくる構成がよかった。著者によるものなのか編集によるものなのかは分からないが、一冊の本としてうまくまとめられていると感じた。
特に面白かったのは、「寿司おじん」の話と「ごはんパズルのすすめ」。
タイトル通り、一つひとつは「わざわざ書くほどのことだろうか」と思うような日常の出来事。それをあえて文章にすることで、その人の生活や考え方が見えてくるのが面白かった。