坂本湾のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
----------------------------------
「テープを引き剥がし、
蓋を開けて、覗き込みたい」
宅配所で箱を仕分けるうちに生じた、禁断の衝動ーー
----------------------------------
こちらも昨年読んでました。
買うか悩みましたが、
どうしても表紙のデザインが気になって。
終始不穏で、湿度が高くて。
あとちょっと気持ち悪いです。苦笑
登場人物の興奮?が上がる瞬間に、
読みながら私も興奮しててなんか疲れました。苦笑
カバーを外すと、
段ボールのようになっていて、
装丁も含めて面白い一冊でした。 -
Posted by ブクログ
日常の些細な不幸や満たされなさを起因に生じるふとした出来心。一時の油断を発端にどんどん悪くなる境遇。誰にでも思い当たるちょっとした甘えや怠惰の責任を、誰しもが遭遇し得る形で当人が清算させられる物語。
突飛な展開は無く、ただ淡々と数人の人生の一端を適切な温度感で描写しており、私はとても好みに感じました。
当作品では四人の主要人物が登場し、似たような立場ではありつつもそれぞれが生活においての異なる苦悩を抱えています。そのどれもが可能性としては私も経験し得るであろうものとなっており、そこから先の立ちはだかるどの懲罰も見聞きしたことのある身近な不運或いは当然の帰結ばかりで、他人の困難として見過ご