坂本湾のレビュー一覧

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     日常の些細な不幸や満たされなさを起因に生じるふとした出来心。一時の油断を発端にどんどん悪くなる境遇。誰にでも思い当たるちょっとした甘えや怠惰の責任を、誰しもが遭遇し得る形で当人が清算させられる物語。
     突飛な展開は無く、ただ淡々と数人の人生の一端を適切な温度感で描写しており、私はとても好みに感じました。
     当作品では四人の主要人物が登場し、似たような立場ではありつつもそれぞれが生活においての異なる苦悩を抱えています。そのどれもが可能性としては私も経験し得るであろうものとなっており、そこから先の立ちはだかるどの懲罰も見聞きしたことのある身近な不運或いは当然の帰結ばかりで、他人の困難として見過ご

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    2026年01月20日
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    ネタバレ

    4人の視点で宅配所の労働が書かれている
    宅配所という箱、部屋、ロッカー、荷物、人間、全てがBOX。

    夢と現実が相まったストーリーで、職場に立ち込める霧がその曖昧さを表現しているという事なのかな。
    当初は仄暗い陰鬱とした皆の感情が、ハッピーエンドとなったと思いきや、それは夢で、また霧の立ち込める宅配所へと向かう。

    短くて読みやすいけど、作者の伝えたいことがあまり分からなかった。
    純文学は好きだし、小川さん推薦なので理解したかったが、私にはあまり分からず。
    ただ、純文学で読みやすいというのは新人作家さんなのに素晴らしい力量なのだろう。

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    2026年01月14日
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    濃霧立ち込める配達所で、次々流れてくる箱を仕分けする主人公。ある日、汚れた箱の詰め替えをしていて、荷物を一つポケットに入れてしまう…
    湿っぽさと倦怠感がハンパない。妄想と現実がぐるぐる回って、これぞ純文学です。

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    2026年01月12日
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    宅配場のみで起こるのみの心理変容を描いているだけなのに、それ以上のなんとも表現し難い物語が不気味に描かれている。

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    2026年01月11日
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    ネタバレ

    文藝賞受賞作。
    やっぱり純文学はよく分からない。
    途中夢のシーンが突如出てきて、そこからはどこまでが現実なのか捉えどころのないままラストまでいってしまった。
    でも、霧にかこまれた宅配所という設定が分かりやすく、そこでの仕事の描写が興味深くもあり、わりと面白く読めた。
    この手の軽作業は未経験なので、独特の空気感や閉鎖的な環境がなんだか薄気味悪かった。
    4人の登場人物それぞれの思考回路の違いが分かりやすく、時々互いに接触し合うときに内面と外面の違いが垣間見えたりして面白かった。

    最後がよく分からなかった。
    一人ひとりの人間が集まって宅配所という大きな一つの集合体になって、それ自体に意志がある?み

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    2026年01月10日
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    霧がたちこめる宅配所。
    ここではたくさんの荷物がベルトコンベアに載せられてぐるぐると回っている。割り振られた番号の荷物をとりあげてレーンに載せかえるのが安(あん)たちバイトの仕事。

    主な登場人物は四人。
    ここでバイトをはじめて二年になる安。新人で次の派遣先が決まるまでのバイトの稲森。肺を患って余命いくばくもない妻の医療費の為に働くアル中の斉藤。オーバーワークでノイローゼ寸前の契約社員 神代。



    機械的な動作、繰り返しの作業、狭窄していく視野、そして真っ白。集中力が脳からこぼれ落ちていき、自我があやふやになっていく。時間はひどく遅れていき、なんど時計を見ても、いっこうに過ぎる気配がない……

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    2026年01月08日
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    ネタバレ

    終盤の休憩室、4人の緊迫したシーンが手に汗握った。
    4人の視点の切り替わりをスムーズに行う手腕が見事だった。ミニマムな空間での群像劇が好きなので、とても楽しく読めた。

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    2026年01月02日
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    濃霧に包まれた宅配場を舞台にしたお話。現代社会の労働と重なる部分があり、風刺的作品と捉えても良いのではないかと感じました。単純作業を繰り返す内に視野狭窄に陥り、自分の行動が実際に行なっているのか、夢の中なのか境界が歪んでいく描写が面白いと感じました。しかし、本書の内容は個人的に不明瞭な点が幾つかあり、一度読んだだけでは内容の真意を完全に理解しきれないと感じました。
    100ページ余の作品なので読みやすく手に取りやすいと感じました。再読したいと思います。

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    2026年01月01日
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    箱を扱う仕事と、人生という箱のなかで生きている人間を重ねているように感じた。
    人間も言ってしまえば箱なわけで。
    その中には何が詰まっているのか。

    色んな人の感想が気になる作品だった。

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    2025年12月31日
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    うーん、難しい。現実なのか妄想なのか。その境目もあいまいで、結末もはっきりしません。
    どこかの誰かに届けるはずの箱を、仕分ける仕事をする人たちの物語。これぞ純文学!といった拗らせた人たちが登場しますが、共感もできず理解ができませんでした。

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    2025年12月31日