坂本湾のレビュー一覧

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    宅配便の裏側に、こんなドラマがあったとは
    ECの現場にも、あるんでしょうね

    どんな仕事にもあるかな、やっぱり。

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    2026年04月02日
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    何だ、このジメジメ感は!?その上、何かものの腐ったような匂いまで感じさせる文章。
    なんか期待させる作家ではあるけど、閉じ方が惜しい

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    2026年03月31日
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    立場と背景の異なる四人の非正規労働者がベルトコンベアを軸に荷物を仕分け続ける。霧が立ち込める作業所とベルトコンベアの機械的運動と同調するように無機質なリアリズムが貫かれており、本編内で示唆されるようにストライキといった手段での連帯が見出だせない現代の日本において矮小化された「個人」が業務中飲酒や窃盗といった規模の小さな反抗に快楽を見出す様が面白い。融合された一人称としての「私」は連帯を失った「私」達の意識の融合体であり、終盤のマジックリアリズム的飛躍にはフィクションの希望を感じさせると同時に、集合体としての「私達」であっても連帯され得なかった個人としての「私」が際立つニヒリズムにも似た物悲しさ

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    2026年03月28日
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    ネタバレ

    終始濃霧に包まれる謎の宅配センターの中で話が進む。
    映画「ラストマイル」や「ノマドランド」の配送センターを思い浮かべながら読み進めた。
    主要登場人物4人の心情描写が圧巻だった。
    ものすごく不思議な世界だけど読むのをやめられない。単純作業で精神崩壊していく危険...
    対象は高校生以上でしょうか。
    満足の一冊!

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    2026年03月16日
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    ネタバレ

    芥川賞候補作の中で一番おもしろそうだったので読んだ。
    四人の登場人物の視点が次々に入れ替わり、時に交わり、或いは全員の立場を冷笑的に俯瞰しながら、何も起こらないままの労働を続けている。彼ら彼女らは全員、それぞれに全く異なるバックグラウンドを持つ人間であるはずなのだが、彼らの個性は極限まで捨象され、誰ひとりに感情移入することも出来ない。
    最初に読んだ時、属性に応じた一人称や口調の区切りが一切なされていないことに戸惑いを覚えた。登場人物全員の属性を把握して尚、今だれの視点に立っているのか分からなくなることがしばしば起こった。
    彼らは本質的に何者でもないと同時にあらゆる人間であり、全く異なる存在であ

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    2026年03月06日
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    面白くてサクッと読み終わった。一時、物流業界を志望していた身としては、正直この領域で心身の健康をうまく保てる気がしなかった。単調な作業とオーバーワークは、人から意志を奪い取る。この環境で引き起こされる過ちは「魔が刺した」なんてものではなく、「そうすべきだから、そうした」というニュアンスの方がきっと近い。
    終わり方も良かった。とある宅配場で異常が起きようと、変わらずどこかで荷物は集積され、どこかへと出荷されるべくベルトコンベアに真顔で流れてくる。労働、という行為に付随する地獄の1形態が、ひどく乾いた、それでいて妙に身体性を伴って提示される。

    作者は日芸の劇作コース出身らしい。読んでいる最中立ち

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    2026年02月28日
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    これは誰かの、あなたの、わたしの頭の中で働いているということ。人生とは単純作業である。何かあるかもしれないし何かあった風になっているかもしれないし、若くは夢の中の出来事かもしれない。

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    2026年02月25日
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    読み終わって、仕事してる時を思い出しました。単調な作業の中、現実か幻か分からなくなるような感覚。本当にあったことか夢の中のことなのか。ちょっと難しく、短いながらも読み応えがありました。

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    2026年02月23日
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    第174回芥川賞候補作。地上波初放送が先日発表された映画『ラストマイル』よろしく大量の荷物を仕分ける宅配所の作業員たちを描いた物語。もし作業員に魔が差して荷物を盗んでしまったら?という一応のサスペンス設定はあるものの、建物内を濃霧が立ち込めた辺りから現実と虚構の境界がどんどん曖昧になり不気味な世界に誘われる。資本主義の下で心を殺して働く現代人を痛烈に批評する怪作。

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    2026年02月22日
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    私と何歳も違わない方がこんなにも解像度高く、でも謎に溢れた小説を書けるのか!と尊敬。

    ベルトコンベアで荷物の仕分けをする人たちの働く中での心の動き、もがき、葛藤...
    色んなものが煮詰まって装丁のようになっていく話。

    働き方を考え直すきっかけになったし、周りの人の人柄を考えて仕事選びをする大切さを教えてくれた1冊だなと感じた..!

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    2026年02月17日
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    語り手の視点が唐突に入れ替わり、現実と妄想の境界がなくて混沌とした世界。ループして抜け出せない感覚に陥って困惑した。陰鬱で殺伐として湿度高めの空気感、息苦しかったけれどこの雰囲気は好きだ。安がモノに妄執する様に「銃」を思い出した。次作が楽しみ。

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    2026年02月01日
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    宅配所で荷物分けをする人々の話。
    ひたすら箱が流れてきて、仕分けるという単純作業を長時間行う中で、箱それぞれが生命と感じられる描写など、宅配所の閉鎖された環境で繰り広げられる不気味な思考や比喩表現が堪らない。
    ずーっと漂う無機質で冷たい不穏な雰囲気がとっても良い。これがデビュー作とは!
    登場人物の異常な衝動に理解はできなかったけれど、こんな閉塞感のある環境で長いこと作業してたらこうなっちゃうのかもなあと思った。かなり気が狂った作品だった。
    もう少し何か起きるのかと思ったけど、あっけなく終わった。

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    2026年03月30日
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    今話している私は誰?喋ってる私は?どこまでが妄想でどこまでが現実的?
    読んでるこっちも霧の中だった。
    単純労働や非正規の閉塞感みたいなのは全体からよく伝わって来た。

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    2026年03月29日
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    雇用の格差や単純作業の狂気。
    底辺を見せられた。
    今や生活に欠かせない流通業界のリアルな裏側をフィクションで暴いている。

    終始立ち込める「霧」が何かのメタファーだと読むと、この作品の不気味さと面白さが増す

    作中で気に入った言葉は
    “普遍的な病理行動”
    ザワッとする

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    2026年03月25日
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    いまの環境に耐えられなくなったとき、バランスを取ろうとして何かに逃避してしまう、せざるを得なくなる感覚が、事象は違えど自分の過去の感覚を呼び戻してくる感じがしてドシっと重さを感じる読み心地でした。

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    2026年03月07日
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    ネタバレ

    芥川賞候補作

    主語がいきなり変わって、あれ?となった。
    箱の中身が気になり、中身を盗むことが常習化してしまうことに、なんでそんなことしちゃうの?って思ったけど、単純作業をずーっとしていると、人間どこか狂ってくるのかな?ハラハラしてすぐに読み終わってしまった。

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    2026年03月04日
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    読みやすいけど、いまいち理解し難かった。
    人生で誰もが陥る悪い節目や、マイナスな感情を、宅配所に例えているのかもしれない。

    宅配所で働く作業員たちが話の中心となっている。
    そして上司や上の司令塔の人たちがあまり出てこない。
    例えば、口だけで指示をしていたり、隠れて物事を行うなど。
    それは現代社会そのものの構造なのかもしれない。
    社長などの子供の優遇、外国人の差別(区別も然り)。

    人間誰だって、しんどい時に何かを想像して上書きして、逃げ場を持って生きていかないと、死にぶち当たるのかも。

    読む人によって感想が左右される作品だと思った。

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    2026年02月27日
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    miletちゃんの影響で読んでみたけど、いまいちよくわからない内容だった。。

    部分的にはわかるような気もするけれど、全体的には「?」だった。

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    2026年02月27日
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    誰でもできる労働は死なのか?
    芥川賞っぽい、オープンエンドな作品。

    機械のように働いていると気が狂いそうになるよな、、

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    2026年02月25日
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    芥川賞候補作は肌に合わないと分かっているのに、つい手に取ってしまった。

    やっぱり、わけが分からない。
    でも、ベルトコンベアから流れてくる荷物(箱)の対応を延々としている登場人物たちの姿が、まざまざと目に浮かんできた。
    決して明るい職場ではない。むしろ、箱に嘔吐する奴がいれば、箱を盗む奴もいる。やばい職場だ。
    でもそのヤバさが、この職場では当たり前のように思えてきてしまう。何でだろう。

    まるで、箱と同様、登場人物たちも皆、職場にいる間は無機物なのではないかと疑えてきてしまう。
    この小説、読んでて何が面白いんだろう。けなしている訳ではなく、素直にそう思った。
    自分の知らない世界、自分の周りにい

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    2026年02月21日