広河隆一のレビュー一覧

  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

    Posted by ブクログ

    写真家でありジャーナリストの広河隆一氏が
    核の問題に取り組み始めたのは、
    チェルノブイリ事故の翌年、1987年秋のこと。
    事故から3年後には被災地を訪れ、
    その後、何度も被災地を訪れるようになり、
    2年間訪問を続けた後「チェルノブイリ子ども基金」を立ち上げて、
    その後も引き続き、実際の支援活動を継続している。

    この本は、長い間のチェルノブイリとの関わりから知り得たことをまとめた
    『チェルノブイリの真実(1996年・講談社)』を加筆したもの。
    全体の7割近くは、チェルノブイリで起こったことの報告になっている。
    福島の原発事故後に加筆されたのは、量的にはわずかではある。

    しかし、この本で私たち

    0
    2011年10月15日
  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

    Posted by ブクログ

    チェルノブイリ原発事故の影響、何が起こったか、そして何が判っていないか、が書いてある。食品の汚染の怖さが伝わってくる。政府の放射線安全基準値を信頼していいのかどうか、原発被災地の農産物を「食べて支援」するのは正しい政策なのだろうか、考えさせられる。

    0
    2011年06月26日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    再読。
    他でも書かれている通り入門書として良い本。それでも複雑で分かりにくいのはパレスチナの置かれている状況がそうだから。
    出版から8年も経っているので、その後の経過を分かりやすく追補したものが出ると嬉しい。

    以下メモ
    リクード:右派、労働党:左派
    ユダヤ人:母がユダヤ人orユダヤ教徒
    パレスチナ人:パレスチナにある時以前から住んでる人(ユダヤ教徒含む)
             or父がパレスチナ人

    0
    2010年11月17日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    学生の頃に読んだ記憶がある。パレスチナ問題の歴史についてまとまっており、この問題を深く知るための入り口としてはいいと思う。

    0
    2010年05月05日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    深遠なるパレスチナ問題。
    2000年にわたってカトリックから迫害・虐殺され続け、プロテスタントの生みの親、ルターからも大虐殺を
    うけ、ナチスのホロコーストを生き延びたユダヤ人が、今は約束の地、イスラエルを守るという大義名分を振りかざし、実際には領土を拡大する為にパレスチナの人々を、迫害・虐殺している。
    確かに、彼らの歩んできた歴史はあまりに悲しい。
    彼らはそこから教訓を得るべきだったが、奪われる側から奪う側に移行してしまっただけだった。

    歴史は、ユダヤ人の選民意識を、でっち上げから真実に変えてしまった。
    もちろんユダヤ教による所が大きいが

    マタイ福音書の 
    「その責任はユダヤ民族の子孫にま

    0
    2009年10月04日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    パレスチナとイスラエルの紛争。
    ニュースではよく目にするが、その内実までは詳しく知らないでいた。
    その二国間の関係を分かりやすく説明した入門書。
    全然知らないことばかりで、自分の浅学ぶりを反省。
    著者自身がジャーナリストとして現地で体験したことを盛り込んでいて、すごくリアルに伝わってきた。
    胸が痛くなるような惨状なのだが、自分にはどうすることもできないという無力感も感じた。
    この本ではタイトルが示す通りパレスチナにどちらかというと肩入れした内容になっている。
    色んな角度からの視点が欲しいので、これを機に手にとってみようと思う。

    0
    2009年10月04日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    「パレスチナ」と銘打つだけあり、第二次大戦後のパレスチナの惨禍がリアルに描写されています。あえて批判してみるならば、描写がリアルに過ぎ、やや感傷的に訴えかける力を持ってしまっている点でしょうか。

    0
    2009年10月04日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    歴史の授業が大の苦手でした。でもニュース見てるだけじゃ背景を理解できず、(大変失礼ですが)入門編として読ませていただきました

    0
    2009年10月04日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    パレスチナ問題の入門書ときき、複雑な歴史を簡潔に書くと本帯でも書いてあったので手にとってみたが、なかなか読み進めるのは難しいものだった。

    主な原因は知識不足だが、過去から今も続くだろう残虐な殺し合いの数々、終わらない戦争の実情が書かれており、一体あと何人の犠牲者があればこの問題は終結するのか、武力以外で解決できないものか、問いが絶えず浮かぶ。
    命がけで取材をし、メディアが取り上げない主にパレスチナ寄りの視点から現実を書いた著者に賞賛を送りたい。

    0
    2025年03月17日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    =====佐藤匠2016/2/5========
    【概要】
    パレスチナで起こっている事象について、過去の歴史や宗教を絡めて説明されている本。
    ユダヤ教の迫害に絡む歴史等、ユダヤ人とパレスチナ人の間に渦巻く問題が描かれている。

    【評価】
    60点

    【共有したい内容】
    ユダヤ教の迫害の歴史についての記述がある点。
    個人的には、パレスチナの問題について、なんとなくの理解で終わらせてしまっていたため、読むことで何が起こっているかの概略をつかむことができた。

    具体的な概略として、
    ユダヤ人とパレスチナ人の対立がメインであること。
    対立の背景として2000年以上自分の国を持たずに迫害されていきたユダヤ

    0
    2016年02月05日
  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

    Posted by ブクログ

    原発の問題は本当に根が深いです。チェルノブイリ事故が今どうなっているのか? 過去にアメリカでもあった原発の深い問題。。これを読むと本当に東京に住めるのか、日本に住めるのか? と不安になります。

    0
    2015年11月02日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    …重い。いまさらだが。いくらページをめくっても絶望感しかない。
    イスラエル建国時から今に至るまで、パレスチナの地で何が起こったか。
    ニュースの裏側で、イスラエルの歴史には決して書かれることのない「本当のこと」とは何なのか。いずれにしてもパレスチナの地で実際に血で血をぬぐうようなテロ、報復、報復の報復が今まで繰り返されてきたことに変わりはない。

    ナチスの迫害よりユダヤ人への同情があつまりイスラエルの建国が国連で承認された。(実際のところは欧米諸国が自国の利益を計るため、というのが大きいのだろうけれど)
    イスラエルは法律によって公然とパレスチナ人の土地を没収、迫害を加える。彼らの言い分はこうだ。

    0
    2013年09月01日
  • パレスチナ

    Posted by ブクログ

    普段聴いている音楽や学んできた学問
    そしてtwitterなど様々な媒体の中で
    たびたび遭遇するパレスチナ問題。
    複雑で理解しがたい問題であることは分かっていたので
    なかなか踏み込まずにいました。
    ただそれもどうかと思い、とりあえずの一冊目に選んだのが
    この書。

    最後まで読んでもなかなか分かりにくいところも在り
    まだまだ勉強が必要だと感じましたが
    大まかな流れやこの問題の様々な要因を知ることができたと
    感じています。

    やはり中東内部だけの問題ではなく
    米英を始めとした様々な国々の利権が絡み合って
    意図的に引き起こされた問題なのだと再認識できました。

    とりあえず…もう1冊読もう。

    0
    2011年01月23日