広河隆一のレビュー一覧
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チェルノブイリ事故の直後から継続的に取材を続け、「チェルノブイリ子ども基金」の代表も務めた筆者が、福島第一原発事故から二ヶ月後の時点でまとめた1冊。第二章〜第六章は、絶版となった広川の著書『チェルノブイリの真実』(講談社)の一部を抜粋、加筆したもの。当時のソ連政府当局――とくに医療グループ――の対...続きを読むPosted by ブクログ
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この本は50回以上にわたってチェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が描く「フクシマ元年」の未来です。読み進めるたびに戦慄を覚えますが、テレビでいっていることがいかにウソがおおいのかわかります。
まさか自分が中学・高校時代に原子力爆弾の映像や核戦争後の地球、なんてものを見ていたことや、NH...続きを読むPosted by ブクログ -
作者が、福島原発事故後すぐに現地で計測をしていたことにまず驚きました。
政府や東電が情報操作をすることなく、真実をその時に教えてくれていたらと思います。
これから、国民すべてが注意しなくてはいけないのは、内部被ばくです。
食品の安全基準は暫定的に高く設定されていますし、汚染牛の問題も広まってし...続きを読むPosted by ブクログ -
写真家でありジャーナリストの広河隆一氏が
核の問題に取り組み始めたのは、
チェルノブイリ事故の翌年、1987年秋のこと。
事故から3年後には被災地を訪れ、
その後、何度も被災地を訪れるようになり、
2年間訪問を続けた後「チェルノブイリ子ども基金」を立ち上げて、
その後も引き続き、実際の支援活動を継続...続きを読むPosted by ブクログ -
チェルノブイリ原発事故の影響、何が起こったか、そして何が判っていないか、が書いてある。食品の汚染の怖さが伝わってくる。政府の放射線安全基準値を信頼していいのかどうか、原発被災地の農産物を「食べて支援」するのは正しい政策なのだろうか、考えさせられる。Posted by ブクログ