広河隆一のレビュー一覧

  • パレスチナ

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    一体幾ら殺したら気が済むのだろうか。幾らミサイルを撃ち込めば気が済むのだろうか。日々流れるイスラエル軍による攻撃やガザに対する弾圧を見ていると、イスラエルという国の恐ろしさを感じるだけでなく、その相手方としてのパレスチナやイランの報復活動(これも正当化できない平和への挑戦に違いないが)を引き起こしている恨みの深さを感じざるを得ない。だがこれもニュース報道という捻じ曲げらた、そして表面的な情報源だけに頼った誤った感覚なのかもしれない。真実はとてもじゃないが複雑な歴史と実際のそこに暮らす人々や政治の思惑、宗教的な側面や経済的な面など、あらゆるものの中からしか見つける事はできず、遥か遠いアジアの端か

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    2025年06月22日
  • パレスチナ

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    現在のイスラエルのガザへの攻撃について、その様々な理由を説明する本である。
     相互の争いを実際に現地で体験していて書いている。さらに政治的決着と入植問題、ユダヤ人とは何か、パレスチナ人とは何かについてまで言及している。
     今のイスラエルの攻撃を理解するための必読本である。
     「世界史の考え方」岩波新書で言及している本であり、多くの人が読んでいる本である。

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    2024年08月12日
  • パレスチナ

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    パレスチナと言うこの本。物事は2つの方向から読み解かなければいけないということを改めて考えさせられた1冊です。ユダヤ人が、自らがされていたことと同じ事をパレスチナの人たちに行っている。。しかしその真実は報道では殆ど流さることがないのです。。。

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    2015年08月26日
  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

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     チェルノブイリ事故の直後から継続的に取材を続け、「チェルノブイリ子ども基金」の代表も務めた筆者が、福島第一原発事故から二ヶ月後の時点でまとめた1冊。第二章〜第六章は、絶版となった広川の著書『チェルノブイリの真実』(講談社)の一部を抜粋、加筆したもの。当時のソ連政府当局――とくに医療グループ――の対応が、2011年の東京の政府の言動や発想と似すぎていて、腹立たしくなる。広河の言う通り、かれらは「チェルノブイリ事故から、「都合の悪いことは隠す」ということしか学ばなかった」のだ。

     チェルノブイリ事故の結果、ロシア・ウクライナ・ベラルーシで起きたことは、まず間違いなく南東北と北関東で起きるだろう

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    2019年02月17日
  • パレスチナ

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    ネタバレ

    イスラエルによって、追い出された地域、人々の話なので、イスラエルそのものよりは分かりやすい。

    イスラエルが、ジュネーブ条約(占領者は現状変更を禁止)に違反しているかどうかというのが政治的な剣が峰だということが分かった。
    また、「ユダヤ人に特有の遺伝子はない。一番近い遺伝子配列の傾向を持っているのはパレスチナ人」という報告は興味深い。

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    2012年08月22日
  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

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    この本は50回以上にわたってチェルノブイリ原発事故被災地の取材を重ねた著者が描く「フクシマ元年」の未来です。読み進めるたびに戦慄を覚えますが、テレビでいっていることがいかにウソがおおいのかわかります。

    まさか自分が中学・高校時代に原子力爆弾の映像や核戦争後の地球、なんてものを見ていたことや、NHKスペシャルでチェルノブイリ原発事故のことを特集していた番組を見ていたことがこういう形で役に立つとは思っていませんでした。多分、この記事を書いている現在でも、原発事故が起こった福島の第一原子力発電所では今も「死を覚悟して」まさに作業員が文字通り「人柱」となって復旧作業に勤しんでいるはずです。そしてこ

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    2011年12月11日
  • パレスチナ

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    パレスチナ問題についてよく分かる本。入門書としておすすめである。パレスチナ問題ほど難解で複雑な問題はない。客観的に見て、パレスチナ寄りになってしまうのは仕方ないと感じた。ユダヤ人の定義(民族的、宗教的)のところは疑問に思っていた部分だったので、そこにも言及してあったし、とてもいい本だと感じた。2002年出版ということなので、パレスチナが国連加盟申請したこのタイミングで、2002年から現在までの様子を記す続編にも期待したい。

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    2011年10月11日
  • パレスチナ

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    広河さんの本は弱者へのまなざしがとてもやさしく好感を持てる。内容は、著者が実際にイスラエルのキブツに入ってからパレスチナ問題について知って、パレスチナの人にあって、その中に入り体験したこと、調べたことが中心で、今、福島に入っている著者の原点がここにある。読んでいて、こんなひどいことがあっていいのか!正義はどこにあるんだ!と怒りが込み上げてくる。何か行動しようと思わせてくれる1冊だ。わたしは何かあると広河さんの本を読んで、闘志を燃やすことにしている。

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    2011年09月28日
  • 暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと

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    作者が、福島原発事故後すぐに現地で計測をしていたことにまず驚きました。

    政府や東電が情報操作をすることなく、真実をその時に教えてくれていたらと思います。

    これから、国民すべてが注意しなくてはいけないのは、内部被ばくです。

    食品の安全基準は暫定的に高く設定されていますし、汚染牛の問題も広まってしまいました。

    安全な食材の供給と情報公開が望まれます。

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    2011年07月25日
  • パレスチナ

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    パレスチナの情勢を全く理解していなかったことを痛感。

    読んでてキツくなるときもあるが、世界の実態を知るには重要な本。

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    2011年02月27日
  • パレスチナ

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    パレスチナ問題を以下で分析。

    歴史的経緯
    政治的経緯
    心理的経緯

    また、パレスチナの現状を生々しく紹介。
    パレスチナ情勢についてなにも知らない人におすすめの一冊。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    劣悪な環境で育った人は、きっとそれを変えるために命をかけるんだろう。ただその熱い思いが平和をさまたげているのかもしれない。そして平和な日本で、虚無感にとらわれている自分って…。どっちが悪いじゃないんだけど、ナチスに迫害されたユダヤ人がパレスチナ人にしていることは、迫害なんじゃないだろか。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    パレスチナを勉強するにあたって初めて読んだ新書。リアルかつわかりやすい。入門には持って来いでした。これを筆頭にもっと勉強せねば…    08.01.21

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    パレスティナを撮り続けてきた写真家が書いたパレスティナ側から見たパレスティナ問題。この問題を知る入門書として最適だと思うけど、中立性はない。それでもパレスティナ人の悲惨な姿が見える。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    イスラエル、パレスチナ問題について少し学んでおこうと思い、読んでみた。若干パレスチナ贔屓ではあったが、世界史を習っていない僕でも問題の大枠をつかむことはできた。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    "パレスチナ"ニュースに興味がない人でも必ず知っているはずです。でも、この地域での問題の根本はいったいなんなのか、どうしてこんなに長く続き、終わらないのか。
    世界史でも少しはかじった方もいるでしょう。しかし、それだけではパレスチナの表面だけを見ただけにすぎないということ、ここで起きている現実が、この本からわかります。
    読み飽きることのない、個人的には素晴らしい本だと思います。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    こんがらがってしまっているイスラエル・パレスチナ問題をおさらいできます。著者が実際現地に行って体験したことも書かれており、ただの勉強本じゃない。

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    2009年10月04日
  • パレスチナ

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    パレスチナ寄りの記述であるとしても、非常に大切な視点であることは確か。これでもかというほど和平への失望の繰り返し。そしていま、ハマス掃討の名目で、これほど民間人の犠牲を出しても攻撃を止めないのは、こういうことであるのかと知る。
    著者の性暴力問題で揉めているらしく、この時期に重版がないのはそれのせいか。

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    2023年12月23日
  • パレスチナ

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    そもそも何でここまでこじれたのか理解し難い中東問題。
    お勉強のつもりで読み始めた。しっかりとではないが、アウトラインは分かった。
    本書は、パレスチナよりの視点で書かれてるが、この問題については、完全なる中立はあり得ない。
    そもそも、大国による国境線の勝手な線引きに問題を発するいじょう、ゆ本来はその国々が責任を持つべきだと思う。
    また、テロには武力をのアメリカの姿勢はイスラエルを正当化するのに利するだけというのも、よく理解できた。

    喧嘩には、お互いに理屈があるだろうから、今度は、イスラエルの立場で書かれたものを読みたい。
    とりあえず、同じ新書の「イスラエル」を読んでみる。

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    2014年05月10日
  • パレスチナ

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    ナチスから酷い迫害を受けたユダヤ人が同じことをパレスチナ人に対して行っている。
    衝撃的だったのはユダヤ人に遺伝子的な特徴は無く、明確なユダヤ人の定義も緒論あるということ。ユダヤ人を束ねているのは旧約聖書に基づくシオニズムが根本である。

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    2012年02月12日