ミンパクチャンのレビュー一覧
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ばらばら で 一緒
念のために 言い換えると
ばらばら だから 面白い
わかっていること よりも
わからないことの方が 大事
わからないことが増えていくことが 面白い
「国立 民族学博物館」に
寄せてもらった時に
その展示されているモノたちに
圧倒されたけれど
いちばん ああこれだ!
と思ったのは
分厚いガラスケースに閉じ込められた
裸のモノたち
いつぞや 見たことのある
「縄文の遮光式土器さん」の
閉じ込められた姿を見て
ああ なんと可哀想に
と思ったことを思い出しました
それに比べて
この民博の素敵なモノたち
そのモノたちの
背景にいらっしゃる
とんでもない研究者(褒め言葉です)の
先生たち と staffのみなさん
そのご様子を 活写してくださった
ミンパクちゃん
ありがとう -
Posted by ブクログ
大阪府吹田市にある国立民俗学博物館を一ファンの視点で紹介した本。通称ミンパクの成り立ちから、そこで行われている研究、展示の様子、バックライトヤードにある収蔵庫、そしてそれら全てに関わる研究者の方々。様々なフィールドで調査を行い、世界の今を記録保存して来たミンパク、開館約50年にして初めてこういった本が出た。
ミンパクは、人類や文化についてそして人生とはどうあるべきかについて静かに思索する場所であることを再認識した。
どの部分も面白かったが、研究者の話が細切れになっていてそこは読みにくかった。
関西に住んでいた頃もっと行けばよかった。
またリニューアルアルされたことも知らなかったので今度また行ってみようと思う。 -
Posted by ブクログ
ひまめろ師匠の本棚から
国立民族学博物館(民博)を紹介する本です。
これ読んで民博に行くことを決めました! 歩行距離約5kmの本館展示場、みてみたいです。ただ、友の会はその後考えたいと思います。(笑)
わたし、民博って単に大きい博物館だと思ってました。違いました。研究所なんですね。研究者のかたが、成果を伝えるための博物館だったんですね。
だから、学芸員さんはいらっしゃらない、「特別展」なんかも研究者(教員)さんが仕切ります。
そのせいなのか、はたまた初代館長の梅棹忠夫さんのこだわりまのか、博物館なのにオープン展示、説明文最小限で、「物と対話する場所」だそうです。
したがって、研究成果なので研究者以外は説明しないのが原則だそうです。
いろいろありますね。
本書の著者の「ミンパクチャン」さん、民博系?YouTuberさんだとばかり思ってました。これも違いました「ルポライター、民博ファン」だそうです。
2025年6月第二週に取材開始、10月に出版です。早や! 何者?
たまに難しいこと言ってます。「それって民族学が社会学に接近しているような印象を持ちました。」なんてね。ミンパクチャンさんが何者かを考えながら読むのもありかも。
そんなミンパクチャンさんが民博説明に選んだキーワードが「展示の背後(うら)には人が、いる」です。
そうでしょう、研究所なんですから。50人超だそうです。(ただし、採用する側については書いてありませんけど)
そのうち、紹介さているかたは8人です。表紙と裏表紙に、小道具とともに似顔絵があります。
研究者のみなさんについては、特別展につながるように、結びつけるような書き方になっております。あくまで焦点は民博です。
もう一つのキーワードが「変わり者たち」です。先生がたを変わり者って、とおもいましたが、民博に行く人、この本読む人、興味を持つ人、すべて「変わり者」くくりです。線があるのか分かりませんが、線引きが難しいですね。
あと、民博でおもしろい存在が「公益財団法人 千里文化財団」です。
梅棹忠夫さんの「市民に開かれた博物館」の考えから、スミソニアン博物館を参考につくられたそうです。年会費を払って民博支援です。
財団は友の会運営だったり、ミュージアムショップ、出版などで支援します。びっくりだったのが、民博研究者と現地で学ぶ会員向け海外研修ツアー企画です。それなりのお値段ですが、研究者とまわるとはスゴイ!
本書で紹介されている8人の研究者の方々、それぞれユニーク(変わり者)なのですが、わたしが気になったことをひとつ。
それは、インド洋の奴隷や物の交易研究をされている鈴木英明先生のお話。
インド洋の奴隷って、週休二日だったそうです!
わたしも週休二日なんですけど・・・
こんなこと、あんなことを知ることができるのが、きっと民族学を学ぶ意義なんですね。
(T_T) -
Posted by ブクログ
YouTubeにて絶賛配信中の『ゆる民俗学ラジオ』で紹介されていて面白そうだぅたので読んでみました
民俗学の番組で民族学?読みは一緒ですが、もちろん違う学問
その辺の違いはまぁ置くとして、とにかく本書は大阪府吹田市にある国立民族学博物館のルポルタージュということです
うん、これは行きたなるわ
国立民族学博物館やそれに携わる人たちの魅力がちょっと余し気味(これ大事)に語られまくっております
最後の詰めのところは行け!行って体験して来い!ってことなんやろな
しかし吹田は遠いわ〜
AIに聞いたら電車で8時間以上かかるって(なぜ各駅停車か)
だがしかーし!この本が伝えたかったことって民博楽しいよ!ってことだけではもちろんないわけ
民博も含めて、「知る」ってすっげー楽しいよってことなんじゃねーかな
あとね
技術の進歩によるグローバル化によって民族学は大きな転機を迎えているみたい
全世界画一化とでも言える未来に向けて世界はひた走っている?
例えば山奥の少数民族にもスマホが行き渡ると、独自の言葉や文字がなくなる
世界中どこでも同じと思っていた自分たちの文化が、実は自分たちだけのものと気付き、だったらやめようってなる
いいことなのか、悪いことなのか
難しい問題だ
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Posted by ブクログ
大阪の巨大教育施設、国立民族学博物館。その職員に、博物館に就職するまでの経緯と、民博での仕事について尋ねたインタビュー集。5ページに一回は、著者ミンパクチャンのふざけた突っ込みが入っているため、軽い読み口の民博入門書になっている。
民博は博物館でありながら、研究機関も兼ねてるので、職員さんは皆、研究者。しかも民族学なので、どうしてこんな辺境の地に。という場所の研究ばかり。
その研究に至るまでの経緯が多種多様で面白い。それはどこのドラマですか?と聞きたくなるようなエピソードの方も。
研究者を目指すような人は進学する大学院も大体限られてくる訳ですが、入学早々取り敢えず海外フィールドワークに行かされる京大、研究の基礎をしっかり学んでからの東大と。地域性の違いが面白かったです。
学問的な特性もあるのか、偶然の人との出会いを大切にしていて、その流れで研究対象決めちゃった方もちらほら。これは学問界隈でもファンキーな方が多いのでは人間愛の強い人が揃っている場所なのかもしれませんね。
大学生の頃に一度行ったきりの民博、また訪れてみたくなりました。ところで、自称民博ファンの著者のミンパクチャン。先生...ですよね…(笑)
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ミンパク、展示距離5km。
なんだか最近よく耳にするミンパク。
あの太陽の塔の向こうの森の方にあるらしい。
この場所に行ったことのある人は、みんなが口を揃えて言う。君もきっと気にいると思うよ、と。これのためだけに大阪に行ってもいいくらいだ、泊まりがけでね、なんていう人だっている。
たぶん一度行ったことがあるはずなんだが、いまひとつ記憶がさだかかではない。
そういうわけで予習のために読んでみた。
文字しか書かれていないこの本に、ミンパクは文字が少ないと書いてある。ふむふむ、気になるではないか。
積読ならぬ積博だな。積博消化したら再読してみようではないか。 -
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国立民族学博物館。文化人類学と民族学の博物館という名の研究所であり大学院でもある。
グローバル化で地域的差異が薄まっている現代、オワコンなのでは? と密かに心配していたのだけれど、
本書を読めばその中の人々のパワーに圧倒され、変容しながら存続していく今後に期待が高まってしまう。
展示物は基本、日用のものがほとんどなのでガラクタと言っていい。
民博は過去の民族誌の記憶装置として残っていくものかもしれない。
コミュニケーションや移民や難民といったテーマへの移行。
伝統のうえに展開する今日的事象の研究。
怪異だったりラップだったりジャムセッションだったり従来のアカデミズムからどう評価されているのか謎なくらいユニークな研究者たちのテーマと活動の数々。
いろいろてんこ盛りで面白かった。
世界は変わっていくのだな。
文化人類学と民族学も世界に応じて変わっていくらしい。次の世代はまた違ったスタイルの研究者たちが登場するのだろう。 -
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国立民族学博物館は、博物館とはいうものの大学共同利用機関法人であり、研究機関なのだそう。その研究機関で働く研究者(変わり者)たちのお話。
皆さん個性的でとても面白かった。
物事を深く探究する研究者ってやっぱり変わり者が多いと思った、笑
でも、熱心に探究するものに出会えた彼らが羨ましくもあり、常日頃から行ってみたいと思っていた民博へ行きたい思いが強くなった。
本書に出てきたモンゴルとラップの話が興味深く、研究者の島村一平氏の本を読んでみようと思う。
それから、全盲の研究者広瀬浩二郎氏の企画した「ユニバーサル・ミュージアム」展もまた開催されることがあれば是非行ってみたい思う。
そして、本当に著者のミンパクチャンって誰?笑
ミンパクチャンのユーモラスな語り口もとても良かった。 -
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民博 : 国立民族学博物館。
万博記念公園内にある文化人類学と民族学の研究拠点であり世界最大級の博物館。生活や儀式で使う用具、民具、民族衣装を34万7000点も所蔵し、うち1万2000点を本館展示している。
何より、展示に関わる先生方やスタッフさんの熱意、好奇心、探究心、そしてご苦労の一端に触れることができて、面白かった。
以前、昼過ぎに何となく民博を訪れたことがあります。
興味深い物の多さと、どこまでも続く展示場に、のんびりまわっていたら閉館時間がきてしまい、泣く泣く途中退場しました。
リベンジを誓いながら、まだ行けてないのですが。
オセアニアエリアで「モアナと伝説の海」を南米エリアで「リメンバー・ミー」を
アイヌの展示で「ゴールデンカムイ」を
モンゴルのゲルで「VIVANT」を
色とりどりの神々に「火の鳥」を
妄想しながら歩くのも、人それぞれの楽しみ方の1つでしょうか。
本文にもありましたが
「お出かけの際には、スニーカーで行くことを忘れずに」
納得です。 -
Posted by ブクログ
勤務先が民博です。こんなところで個人情報を明かしていいのだろうかと若干不安がよぎりますが、まぁいっか。
ご多分に漏れず私も小学生のときに遠足で来た口で、その頃はまさか自分が勤めることになるなんて思いもしませんでした。
ずいぶん長くいるため、よく知った先生はすでに定年退官されていたりお亡くなりになっていたり(泣)。本作で紹介されている先生とは昔からいる先生に比べればお話する機会が少なく、おおっ、こんな経歴の持ち主だったんだなどとわかって新鮮。あらためて話を聴いてみたいと思う先生多数。
収蔵庫話、いくらでもできるけど、ここではコンプライアンス違反だ(笑)。 -
Posted by ブクログ
大阪に6年半単身赴任していたとき、万博公園にある民族学博物館には何度も通った。世界中のギターが展示してあるコーナーには憂歌団の木村あつしさんのギターがあった。
浪花節のレコードや70年代の日本のロックのレコード、沢山の布製や金属製の曼陀羅、インドの怖い女神様、東南アジアの悪魔、精霊、仮面、人形劇、輪タク、西アフリカの衣装、床屋の看板、伊勢海老に似せた棺桶、イスラムの文様、モンゴルのパオ、中国山間部の家には酒井法子のプロマイドがあった。日本のコーナーには牛鬼や弥五郎どん、アイヌの住まいや服。
正直、展示の基準が有るんだか無いんだか判らないが、情報量の多さにわくわくして足繫く通った。
「本の雑誌」に紹介されていたので、本屋に注文。「みんぱく」は博物館だけでなく、研究所であり、大学院でもある。その研究者にスポットを当てた本。
モンゴルのシャーマン研究者、盲目を異文化と捉える研究者、イギリスの魔女研究者、奴隷貿易の研究者など多彩なメンバーはその来歴も様々。普通の研究所とやはりだいぶ違う。あの膨大な展示の裏側にあるものに触れることが出来た。世界は不思議で面白いもので満ちている。
収蔵庫を案内するツアーはないとのことだが、やって欲しいなあ。絶対駆けつけるぞ。企画展、特別展には何年も研究員が準備を掛けている。自分が観た展示を思い出す。また、みんぱくに行きたくなった
館長だった石毛直道さんの「座右の銘はない」、小松左京「やぶれかぶれ青春期・大阪万博奮闘記」も既読。だから、みんぱく誕生を支えた岡本太郎に言及があるのに、小松左京に触れていないのが不思議に思う。石毛さんは小松さんを梅棹忠雄と並ぶ天才と賞しているのに。