あらすじ
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世界最大級のコレクション数を誇る民族学博物館、通称「民博」。その背景にいるクセ強研究者たちの素顔と展示のヒミツ。
大阪吹田市、万博記念公園の敷地内にある国立民族学博物館(通称「民博」)。太陽の塔の背中の顔を眺める格好で、そのモダン建築は存在し、世界の民族の暮らしや風習を伝える資料が、収集・展示されている。世界最大級の収蔵点数は34万7000点! 1.5時間ほどで見学できると案内されている本館展示場の全長は5キロあり、歩いても歩いても終わらない。おびただしい数の仮面、民族衣装、世界のパンから、墓、仏像、謎の民具まで、「なぜこれを持ってきた?」と言いたくなるような資料が、ガラスケースなしの剥き出しで展示され、にもかかわらず、警備員はほぼ見当たらず、もっと言えば学芸員もいない。そう、民博には学芸員がいないのだ。じつは民博は「博物館」の名をした「研究所」なのである。展示の背景には人がいる。世界各国を舞台にしている民博の研究者(フィールドワーカー)たちの日常をフィールドワーク。世界初、民博の舞台裏に迫る1冊!
監修:樫永真佐夫
国立民族学博物館教授/文化人類学者 1971年兵庫県生まれ。2001年東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。2010年、第6回日本学術振興会賞受賞。著書に『道を歩けば、神話 ベトナム・ラオス つながりの民族誌』『殴り合いの文化史』(左右社)他多数。2023年より『月刊みんぱく』編集長。ボクシング、釣り、イラスト、料理など、いろいろする変人二十面相。
著・文・その他:ミンパクチャン
ルポライター 市井の国立民族学博物館ファン。
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Posted by ブクログ
友人と民博に行く前日に存在を発見。
電車の中でツラツラと読んでいたら思いの外興味深く、家に帰りすぐに読み終わってしまった。
既に自分の中で興味を失っていた文化人類学がもう一度光を放ったような感じ。
民博にもどんどん足を運んでもう一回文化人類学に触れたい…。
将来を見つめ直すいいきっかけになった。
Posted by ブクログ
行きたい、と思いながらまだ足を運んだことのない民博。そんな「変わり者たちの秘密基地」に近々行くことになったので、とても楽しく読むことができた。現地が楽しみ。
Posted by ブクログ
民博って、研究所やったんや!!学芸員おらんのや!!
研究者の先生方が研究を始めたきっかけなどを面白おかしく書かれている。興味を持ったものを突き詰めていくって、すごいなと思う。
子供の頃に行った民博。今、また行ったら新しい発見が絶対あるんやろなぁ。行きたい!
Posted by ブクログ
国立民族学博物館という名称は聞いたことがある気はするが、芸能人も名前を出したりするくらいで、関西ではメジャーな存在らしい。ボクサーとか吟遊詩人とか、職員の個性が強すぎる。博物館をすべて観て回るには数日かかるほど巨大で、展示物が触っていいかどうかよくわからない感じで展示されているというも気になる。大阪に行く機会があれば、訪れる場所のひとつとして考えておきたい。
Posted by ブクログ
民族博物館に行ったことがあり、非常に楽しい空間でした。その裏側というか、関わっている方のお話とうことで読んでみたいと思い手にとりました。やはり面白い空間を作る方々が非常にユニークであること。例えば、経歴やそのあゆみ。
そして、その根幹にある考えに、偶発性、感じることといった、人間だからこそ、といったものを持っているからではないかなと感じました。
だからこそ、展示にもその躍動感みたいなものを感じるのかなと思いました。