河上徹太郎のレビュー一覧

  • 吉田松陰 武と儒による人間像

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    河上徹太郎 「 吉田松陰 」 

    吉田松陰評伝。松陰の革命思想に影響を与えた人物と思想を考察した本


    松陰は、尊王主義の下、儒教による国家づくり(王道政治)を目指しているが、攘夷倒幕と開国佐幕の対立軸には入らない。その時その時の急務に応じて、国家存続のためには、倒幕も辞さず、開国も避けられぬ という立場か?


    司馬遼太郎 の松陰像は 純真なテロリズムや犬死に を強調しているようにも読めるが、著者の松陰像は 武士と儒教の精神の矛盾を乗り越えた革命思想家としての姿を捉えている。


    浩然の気(平生心にゆとりを持ち、いざという時に勇猛心を発揮する)という言葉が、松陰の革命思想の性格をうまく伝え

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    2021年05月09日
  • 西洋音楽史

    Posted by ブクログ

    文章が難解なため中盤までは理解できたが、後半はボロボロ。

    著者は現代に近づくにつれて音楽が進歩するといった進化論的な考えには懐疑的である。それは音楽に限らず、歴史を捉える上で重要な考え方だなと勉強になった。

    音楽はその時代の思想や精神と密接に関わり、創作されるものだということもよく分かる。

    クラシックを鑑賞したり、自分で実際に奏でてみたりして、まずは音楽に触れるところから学び、出直してきます、、

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    2020年03月18日