染野太朗のレビュー一覧

  • 恋のすべて

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    この本を知った瞬間に

    読みたい、買おう
    そう決意
    読んだらやっぱり良くて、とんでもなかった

    いやぁぁぁ~
    なんて本を抱えて足をジタバタしたくなる短歌がたくさん

    恋愛小説はあまり読まないのに、恋愛をテーマにした短歌は本当にときめいてしまう

    短歌の魅力だなって思います

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    2025年11月29日
  • 恋のすべて

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    #染野太朗 #くどうれいん 
    短歌教室でご指導くださってる染野太朗先生とくどうれいんさんの恋愛に関する連作が掲載。
    忘れていた恋の断片や泣きたくなるような苦痛を伴う記憶が鮮明に浮かぶよう。
    誰かと恋愛について語りたくなる、もしくは秘密をのぞき見しているような衝撃的な歌もあったりする。
    生活雑貨や日常場面がドラマチックに詠まれていて、まねしたいけどまねできない美しさ。

    好きな歌を抜粋

    今世をあなたは先にあきらめてどこで待っても自転車で来る
    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも
    どこへでもいけるだなんていわないであなたと行けるかを聞いてるの
    くしゃくしゃに笑うあなたとぱん

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    2025年11月28日
  • 恋のすべて

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    捲っては戻り捲っては戻り。ゆっくり読み進めた。
    きらめきも穏やかさも愛しさもどろどろも切なさも。もっと言葉にできないことも。いろんな恋があった。
    いくつかの句にものすごく掴まれた。

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    2025年11月13日
  • 恋のすべて

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    歌人のくどうれいんさん、染野太朗さんのお二人の往復歌集。
    内容は「恋」一色。
    タイトルも『恋のすべて』
    ⅠとⅡ、二つのパートがあり、Ⅰは始まったばかりの恋から恋の最中。
    Ⅱは終わってしまう恋。
    歌集中程にはお二人が同じものをテーマに贈り合う贈答歌もあります。

    くどうれいんさんはまだお若い歌人の方で「きゃー」と何だか顔を赤らめたくなるような恋心の歌がたくさんありました。
    気持ちや情景が想像できるわかりやすい歌が多かったです。


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    真実はいくつもあっていいと思ういちども触れずに選ぶアボカド     くどうれいん

    だきしめられてお湯だった思いだすわたしお湯だった、どう

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    2025年10月28日
  • 恋のすべて

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    恋の海に溺れてしまいそう。

    一つの言葉をテーマに繰り広げられる短歌の世界。男性、女性、それぞれの歌人の思いを読むことができる魅力。工夫された装丁。言葉のテーマが変わるごとに、ページのデザインが変わる。この変化が、別世界に読者をいざなうきっかけにもなっている。色調はモノトーン。なんて素敵なんだろう。

    恋愛中の感情は、本当に複雑。それを31文字で凝縮させてしまうことの不思議。読むことで、込められた思いが溶け出すようで、幸福感に浸れました。

    くどうれいんさん、1994年生まれ。染野太郎さん、1977年生まれということで、少しばかり時代の空気感の違いも感じられました。

    実際にお二人が喫茶店で詠

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    2025年10月19日
  • 恋のすべて

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    本当に本当にすばらしかった。恋の楽しさ苦しさままならなさが詰まった短歌はもちろんのこと、本そのものの作りもとてもこだわりが感じられて、ページをめくるごとにうっとりする。どこを切り取ってもドラマのワンシーンのよう。まさに"恋のショート・フィルム"な短歌集。

    どうしてこれが恋のうたとして詠まれたんだろう?と思うような短歌もあったけれど、日常のどんな一部分でも恋の場面でありえるんだということに気がついてたまらなくなった。35文字の奥にある匂いや想いをたくさん想像させてくれます。


    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく

    スカートを買ってひろがるこ

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    2025年10月05日
  • 恋のすべて

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    途中で紙の色合いが変わるオシャレさ、天安カット、こだわり抜かれた恋の短歌集。
    なかなか言葉にできない心の動きを、こんなふうに紡げたら楽しいだろうなぁ。そして歌集を読むたびに思う、日本語ってすてきだということをまた味わった。

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    2025年09月28日
  • 恋のすべて

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    まず装丁がおしゃれ。天アンカット、色合い、質感全てに心が奪われる。そして帯にある俵万智さんのキャッチコピーが素敵。こんなこと言えるのも言われるのもかっっっこよすぎる。

    れいんさんと染野さんのトークショーに参加したが、二人がどのような思いで携わり、こだわり、出来上がったものなのか知られてよかった。

    一緒に短歌を読みながら、「うー」と唸れて最高だった。人生にこんな瞬間をもっと増やしたい。 

    読み返したくなり、サラダ記念日を読んだ。「二十四歳が生み出した」と裏表紙にあり、言葉を失った。

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    2025年09月21日
  • 恋のすべて

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    恋っていいな、短歌っていいなという気持ちで満たされている。
    飾らない言葉で詠まれた短歌は、こんなにもすっと心に入ってくるのかと感心してしまった。
    特に好きだったのは、Ⅱの贈答歌のパート。
    お二人が喫茶店で1時間かけて歌を詠みあったのだとか。どんなに素敵な時間だったことだろうと、そのシーンが目に浮かぶような気持ちで読んだ。
    もし短歌が詠めるなら、好きな人と歌を贈り合うなんてことをしてみたかったなぁ。うーん、残念。

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    2025年10月25日
  • 恋のすべて

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    男性目線、女性目線両方の恋する瞬間、素敵な日常を味わうことができた1冊。しんみりと切なくなる歌もあれば顔を抑えてしまうほどきゅんとする歌もあって色んな感情が生まれた。装丁やページのデザインにも工夫があって1冊まるごとどっぷり楽しめた。

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    2025年11月08日
  • 恋のすべて

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    くどうさんの歌はイメージが湧きやすく、染野さんは情景がお洒落というか雰囲気がある。レトロフィルムで情景が浮かんでくるような感覚。
    本自体も紙質が他と異なるページがあるなど拘りを感じる。
    次にもう一度読む時には、さらに歌から感情を感じ取れるかだろうか…。

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    2025年10月28日