染野太朗のレビュー一覧

  • 恋のすべて

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    恋人たちの会話を聞いているような歌集でした。
    テーマごとに、くどうれいんさんと染野太朗さんの短歌が掲載されています。
    贈答歌のページもあるのですが、全体的に会話のような雰囲気があり、かみ合うようで、かみ合わない。
    そんな不安定さがとてもリアルでした。
    同じ場所に居て、同じものを見ていても、それぞれ思っている事は全然違っていたりする。
    それも恋だからって、イレギュラーなリズムの短歌が主張しているかのようです。
    音読して味わいたい歌集でした。

    ………❧………❧…………❧

    どこへでもいけるだなんて言わないであなたと
    いけるかを聞いているの(くどうれいんさん)

    永遠はいたるところにあるのだと知ったあの日の海に来ている(染野太朗さん)

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    2026年09月11日
  • 恋のすべて

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    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、
    深いのもとおいのも

    恋なんて何億年してないんだろうと思うほど、
    とおいとおい記憶だけど、
    恋もういちどしたいかも⋯と心が動く作品でした。

    0
    2026年08月10日
  • 恋のすべて

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    感想をかけていなかった。

    この本を失恋前と失恋後に読んだ。
    タイトルにあるようにいろんな恋の形が記されていた。
    恋の終わりかけ〜恋の終わり〜始まり
    くらいに読んだので心に刺さりまくった。
    幸せな恋の形よりも、やっぱり苦しい恋の方が多かったと思う。
    全ての恋の経験者には刺さる歌が一つはある。と思う。

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    2026年08月05日
  • 恋のすべて

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    ネタバレ

    くどうれいんさん、染野太朗さんが交互に詠み繋ぐ、恋の歌集。
    “すべて”って言いきっちゃってるタイトルがもうすごい。
    ただうっとりするだけではない、様々な恋の形が、この一冊に。
    北岡誠吾さんによるブックデザインも素敵。



    【くどうれいん】
    「焼きほっけしぶとく食べきるんですねわたしを攫うなら攫いきれ」
    先日読み終えた大滝さんの歌集にも、魚の食べ方の歌があった。
    魚の食べ方って、性格が出るもんなぁ。
    私を狙ってるならチマチマつついてないで、ガバッと攫ってみろと。
    くどうさんらしいな。

    「この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも」
    重く深い恋や、願ったり想ったりする遠い恋。
    そんなパワーを要する恋は、今はいらない。
    そんな歌。
    何故“遠い”ではなく“とおい”と平仮名にしたんだろうか。
    地理的な遠距離だけでなく、心と心が離れてしまうような、見えない距離も含めたかったからだろうか。

    「ハンドベルの出番の少ない子のようにささやかで大切な乾杯」
    その大切なチリンという音が聞こえてきそうだ。
    “ハンドベルの出番の少ない子”という例えが素晴らしいなって思う。
    くどうさんでなきゃ、歌えない。


    【染野太朗】
    「おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく」
    わぁすごい。
    貴女を想っても想っても、想っているのは僕だから、結局この想いは僕自身に返ってきてしまう。
    すごい恋の熱量。
    想っても想っても、触れられない相手なんだろうか。
    だから余計に思い詰めて、触れたいという気持ちに何度も行き着いてしまう。
    苦しいな。

    「きみはぼくのことばも呼吸(いき)も奪うのにさびしさに指いっぽん触れず」
    ことばも呼吸も奪うとは、キスするということかな。
    なのに心は満たされず、寂しさは変わらない。
    いや、こんなキスを続けていたら、寂しさは増すばかりだ。
    きみには本命の誰かが他に居るのかもしれない。
    『Christmas』とのタイトルが付けられた章だから、より胸がギュッとなる。

    「諦めと期待交互にかさなったミルクレープをひとくちのこす」
    向かい合って二人でお茶していたのかな。
    雰囲気はあまり良くなさそうだ。
    喧嘩でもしたんだろうか。
    いつもなら「ひとくちちょーだい」と言ってくる君が、今日はその一言を口にしない。
    それでもいつも通り、ひとくち残してみた僕だったけど…。

    「桜など咲かない街で書きたいよ心を込めてきみへの手紙」
    心を込めて、誠実な想いを伝えたい。
    桜が咲いて、浮かれているわけじゃなく。
    桜のようにいつかは散ってしまうような、一時的な想いではなく。
    だから、桜が咲かない街で書きたいんだ。


    『贈答歌』の章
    【くどうれいん】
    「どこへでもいけるだなんて言わないであなたと行けるかを聞いてるの」
    【染野太朗】
    「もしきみじゃなければどこへでもなんて言えないよその先へ行こうよ」

    ああこの二人は、長くは続かないな…。
    そんな気がしてしまう。
    だって、見ている先が違うんだもの。
    男性の方は、女性の早とちり、もしくは勘違いだと思って返歌を返していそうだけれど、
    女性が言っているのはきっと、男性が思っているようなそんなことじゃない。
    女性はもっと現実的で、誰と何処へ行けるのかと、そしてそれを言葉にして欲しいと、今をしっかり見つめてる。
    一方男性は夢見がちで、その先へだって行こうよなんて、今をすっ飛ばして未来の夢を語ってる。
    男女の会話の食い違いって、こういうところからだよね。



    読み込むほどに奥深い歌集だった。
    全てを読み終えて、映画を1本見たかのような余韻が心地好かった。
    恋は愛に変わらなければ終わるもので、儚く、ハッピーエンドではないのだけれど。


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    2026年06月28日
  • 恋のすべて

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    なんかこう 恋の歌が詠みたくなりました(?)
    「まだ恋じゃない」を詠んだことはあるけどこの方は「もう恋じゃない」を詠んでいらして、ははあ……そういう恋の歌もあるよね……となるなどした
    私は創作(フィクション)については楽しいものや美しいものを求めがちなので恋が終わる歌より始まるか真っ最中の歌の方が好きなんだなと気付かされた

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    2026年05月05日
  • 恋のすべて

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    恋の歌は、じん、と、じわっ、と沁みてくるものが多い。
    くどうれいんさんの歌は真っ直ぐなものが多い気がした。染野太朗さんの歌は少し寂しさを含んでいるような、少し色気を感じるような、そんな歌が多かった。


    くどうれいんさんの気に入った一首
    迷わずに迷うふたりよ地下鉄の出口たくさんどれも地上へ
    染野太朗さんの気に入った一首
    声と声が溶け合うときの苦しさをもっと どっちが下になろうか

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    2026年02月25日
  • 恋のすべて

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    臆病なのに大胆な
    女心は切なくて
    ロマンチストな男の
    繊細な言葉が心を揺らす
    恋する二人のあふれる思い
    夏が過ぎ
    翳りゆく恋は終わりを告げる
    "恋"の相聞歌
    どれをとっても愛おしい


    ♡くどうれいんさん♡

    だきしめられてお湯だったって思いだすわたしお湯だった、どうしよう

    焼きほっけしぶとく食べきるんですねわたしを攫うなら攫いきれ

    スカートを買ってひろがるこのきもちこの何だって叶えるきもち

    いよかんを終日持ち歩いていた 剝けばさみしくなる、わかってる

    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも

    晩夏、地下 あなたは指を絡ませずわたしの手首を摑んで進む

    湯呑のように分厚い月がふたりの影伸してひとつのばけものにする

    雪だけのスノードームをさかさまに 約束しなければまた会える

    あなたからまばたきが来る風になり羽になりこの胸に来る 好き

    濯ぐほどわからなくなるこの皿の白いひかりのどこまでが泡

    はつなつの花降る林の行き止まりで笑ったキスはこもれびまみれ

    もう恋じゃないと押し込むこころから風船の擦れる音がする

    歪ませるだろう川面はくりかえし恋のすべてをわたしのために


    ♡染野太朗さん♡

    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく

    きみをおもえば心が海のようになるひかりをはじくふかいふかい海

    海に来てふたりだまればだまるほど風があふれてしまう さよなら

    声と声が溶け合うときの苦しさをもっと どっちが下になろうか

    愛してるって告げているのにこの喉をびっしり塞いでゆく秋の蝶

    はじめからきみにはぼくじゃないひとがいるから、だから香水贈る

    きみはぼくのことばも呼吸も奪うのにさびしさに指いっぽん触れず

    手を握るようにうなずいてくれるのがわかる真冬のスマホの向こう

    恋は窓 冬のひかりのいっさいをあつめてぼくはあなたを探す

    大阪は雨? このとめどない感情をどうすればいい 雨だよずっと

    会うことが恋のすべてじゃないのにな会う日の朝の夢でもきみは

    夏のひかりと秋のひかりの混じりあう青空だった    
    きみも見上げた

    ひとつひとつ蛍かぞえてかぞえきれず笑ったふたり 広々と夜

    イヤフォンを外せば夜が広いから、すべての恋はまぼろしだから

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    2026年01月25日
  • 恋のすべて

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    この本を知った瞬間に

    読みたい、買おう
    そう決意
    読んだらやっぱり良くて、とんでもなかった

    いやぁぁぁ~
    なんて本を抱えて足をジタバタしたくなる短歌がたくさん

    恋愛小説はあまり読まないのに、恋愛をテーマにした短歌は本当にときめいてしまう

    短歌の魅力だなって思います

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    2025年11月29日
  • 恋のすべて

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    #染野太朗 #くどうれいん 
    短歌教室でご指導くださってる染野太朗先生とくどうれいんさんの恋愛に関する連作が掲載。
    忘れていた恋の断片や泣きたくなるような苦痛を伴う記憶が鮮明に浮かぶよう。
    誰かと恋愛について語りたくなる、もしくは秘密をのぞき見しているような衝撃的な歌もあったりする。
    生活雑貨や日常場面がドラマチックに詠まれていて、まねしたいけどまねできない美しさ。

    好きな歌を抜粋

    今世をあなたは先にあきらめてどこで待っても自転車で来る
    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも
    どこへでもいけるだなんていわないであなたと行けるかを聞いてるの
    くしゃくしゃに笑うあなたとぱんぱんに笑うわたしで上る階段
    紙袋の中身はカフェラテと紅茶そのためだけのふたつの仕切り

    くどうれいん

    きみをおもえば心が海のようになるひかりをはじくふかいふかい海
    公園に犬を引く人多くいて日曜だねとあなたが言った
    きみの部屋のローテーブルに置くときの車の鍵の音が嫌いだ
    きみはぼくのことばも呼吸も奪うのにさびしさに指いっぽん触れず
    もう だから でも とつぎつぎさえぎってひとりでわらう恋もあったな
    加湿器の湯気の向こうにきみがいて加湿器に足す水汲んでいる
    永遠はいたるところにあるのだと知ったあの日の海に来ている
    恋なんてすべてまぼろし テーブルの21番に水をください
    イヤフォンでラジオ聴きつつ包丁と俎板と皿二枚を洗う

    染野太朗

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    2025年11月28日
  • 恋のすべて

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    捲っては戻り捲っては戻り。ゆっくり読み進めた。
    きらめきも穏やかさも愛しさもどろどろも切なさも。もっと言葉にできないことも。いろんな恋があった。
    いくつかの句にものすごく掴まれた。

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    2025年11月13日
  • 恋のすべて

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    歌人のくどうれいんさん、染野太朗さんのお二人の往復歌集。
    内容は「恋」一色。
    タイトルも『恋のすべて』
    ⅠとⅡ、二つのパートがあり、Ⅰは始まったばかりの恋から恋の最中。
    Ⅱは終わってしまう恋。
    歌集中程にはお二人が同じものをテーマに贈り合う贈答歌もあります。

    くどうれいんさんはまだお若い歌人の方で「きゃー」と何だか顔を赤らめたくなるような恋心の歌がたくさんありました。
    気持ちや情景が想像できるわかりやすい歌が多かったです。


    ーーーーーーー


    Ⅰ


    真実はいくつもあっていいと思ういちども触れずに選ぶアボカド     くどうれいん

    だきしめられてお湯だった思いだすわたしお湯だった、どうしよう    くどうれいん


    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく    染野太朗

    あなたの手が触れることなどないけれど厚く乾いているぼくの手は    染野太朗

    この恋は海に行きたくない恋だ もういい、深いのもとおいのも    くどうれいん

    公園に犬を引く人多くいて日曜だねとあなたが言った
        染野太朗

    日曜にあなたと会うとへんになるあまりにそれが日曜すぎて    くどうれいん

    はじめからきみにはぼくじゃないひとがいるから、だから香水贈る    染野太朗

    きみはぼくのことばも呼吸(いき)も奪うのにさびしさに指いっぽん触れず    染野太朗

    まだなにもかなしいことはないけれど起き抜けに出る涙のとろみ    くどうれいん

    手を握るようにうなずいてくれるのがわかる真冬のスマホの向こう    染野太朗

    知ることは待つことだけど待てなくてときどき声がビー玉になる    染野太朗

    きみのどんなことばも星座みたいだよ冬の夜空は果てなく澄んで    染野太朗

    はつなつの花降る林の行き止まりで笑ったキスはこもれびまみれ    くどうれいん


    Ⅱ


    枯れる前に捨ててしまったチューリップ 枯れてしまうよりいいと思った    くどうれいん

    行き止まりのようにあなたを思い出す檸檬買おうとしただけなのに    くどうれいん

    川になりたい 草になりたい 蛍舞うようにこころが広がりやまず    染野太朗

    たましいが何なのかわからないけれどきみのたましいを壊そうとした    染野太朗

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    2025年10月28日
  • 恋のすべて

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    恋の海に溺れてしまいそう。

    一つの言葉をテーマに繰り広げられる短歌の世界。男性、女性、それぞれの歌人の思いを読むことができる魅力。工夫された装丁。言葉のテーマが変わるごとに、ページのデザインが変わる。この変化が、別世界に読者をいざなうきっかけにもなっている。色調はモノトーン。なんて素敵なんだろう。

    恋愛中の感情は、本当に複雑。それを31文字で凝縮させてしまうことの不思議。読むことで、込められた思いが溶け出すようで、幸福感に浸れました。

    くどうれいんさん、1994年生まれ。染野太郎さん、1977年生まれということで、少しばかり時代の空気感の違いも感じられました。

    実際にお二人が喫茶店で詠みあった贈答歌もあり、ドキドキです。

    いいなあと思う歌がたくさんあって、付箋がひらひら華やいでしまう状態でした。その中で、とびきり気に入った歌を一首ずつ選びました。


    ふりかえるあなたを撮った 
      ながいながい銀杏並木の夕焼けだった
                     染野太郎

    あなたの筆跡の字幕でとんでもない大恋愛の映画を観たい
                    くどうれいん

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    2025年10月19日
  • 恋のすべて

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    本当に本当にすばらしかった。恋の楽しさ苦しさままならなさが詰まった短歌はもちろんのこと、本そのものの作りもとてもこだわりが感じられて、ページをめくるごとにうっとりする。どこを切り取ってもドラマのワンシーンのよう。まさに"恋のショート・フィルム"な短歌集。

    どうしてこれが恋のうたとして詠まれたんだろう?と思うような短歌もあったけれど、日常のどんな一部分でも恋の場面でありえるんだということに気がついてたまらなくなった。35文字の奥にある匂いや想いをたくさん想像させてくれます。


    おもうだけではあなたはぼくになってしまう触れたいのだと何度も気づく

    スカートを買ってひろがるこのきもちこの何だって叶えるきもち

    晩夏、地下 あなたは指を絡ませずわたしの手首を掴んで進む

    どこへでもいけるだなんて言わないであなたと行けるかを聞いてるの

    とても旧いさびしさなのにたまに手を沈めてしまうあたたかいから

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    2025年10月05日
  • 恋のすべて

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    途中で紙の色合いが変わるオシャレさ、天安カット、こだわり抜かれた恋の短歌集。
    なかなか言葉にできない心の動きを、こんなふうに紡げたら楽しいだろうなぁ。そして歌集を読むたびに思う、日本語ってすてきだということをまた味わった。

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    2025年09月28日
  • 恋のすべて

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    まず装丁がおしゃれ。天アンカット、色合い、質感全てに心が奪われる。そして帯にある俵万智さんのキャッチコピーが素敵。こんなこと言えるのも言われるのもかっっっこよすぎる。

    れいんさんと染野さんのトークショーに参加したが、二人がどのような思いで携わり、こだわり、出来上がったものなのか知られてよかった。

    一緒に短歌を読みながら、「うー」と唸れて最高だった。人生にこんな瞬間をもっと増やしたい。 

    読み返したくなり、サラダ記念日を読んだ。「二十四歳が生み出した」と裏表紙にあり、言葉を失った。

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    2025年09月21日
  • 恋のすべて

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    短歌って、使われていることばが好きか、言いたいことがなんとなく分かる時、それが特に説明しづらい時にグッとくる。短い言葉だけど、読むのに自分はちょっと時間がかかるなと思った。一気に読むには消耗してしまう感じ。平日の昼、男の人と一緒にいて偶然短歌の番組をみてて、その時だから思いあたってグッと来た。たくさん読めばいい歌には出会えるかもだけど、受け取り方が違うなと。ばったり出会いたい。

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    2026年10月12日
  • 恋のすべて

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    めっちゃよかった、、、

    恋の始まりから終わりまでを短歌で見せてもらった…
    同じ事柄に対して、男女2人の目線や感じ方の違いが面白い
    それを短歌で見れたのもよかった
    別れる直前のパートが「永遠」なのが切ない…
    でもその時点で女性側は「永遠なんてない」、男性側は「永遠はいたるところにある」って相違があってつらいな…
    正確には「永遠なんてないことを忘れてしまう」q永遠はいたるところにあるのだと知った」だからまだ救いがあるか…

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    2026年10月06日
  • 恋のすべて

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    私は短歌を音読する。リズムを直に耳に届け、凝縮、抽出、象りながら五感を擽るように。
    くどうさんと染野さんが糊付けした短歌の鼓動は、一句一句が蜜。
    相聞歌的旋律に、相性の良さが表れている。ギフトにしたい短歌集。

    ◆モード雑誌での連載を最終回まで収録。誌面では北岡誠吾さんのグラフィックデザインが、見開きで呼応していた。
    ◆トータルビューティーカンパニー「uka」と「恋のすべて」がコラボしたネイルオイルが欲しい。書き下ろしの短歌が添えられているそうです。uka愛用しています。

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    2026年05月29日
  • 恋のすべて

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    ネタバレ

    追う恋、待つ恋、甘い恋、怖い恋、苦しい恋…
    あなたに贈る恋のショート・フィルム。

    初めて読んだ短歌だけの本を読んだ。
    五七五七七の31音。
    キュンキュンしたり、切なくなったり、十人十色の恋を味わえる1冊。

    この文字数で、ここまで情景が浮かび、感情移入ができるのってすごいな。
    言葉の奥深さを感じた。

    短歌集を読んでいたら、現代流の百人一首が短歌なのかなぁと思った。
    短歌の入門書としてオススメ◎

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    2026年05月16日
  • 恋のすべて

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    お気に入りの歌たち。

    ーーーー
    公園に犬を引く人多くいて日曜だねとあなたが言った

    どこへでもいけるだなんて言わないであなたと行けるかを聞いてるの

    もしきみじゃなければどこへでもなんて言えないよその先へ行こうよ

    路線バス乗ってふとももとふとももの間で手をつなぐ

    燃えている限りは火の輪、吹いている限りは風車、想う限りは、

    失くすからではなく雨の打つ音が好きだから買うビニール傘は

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    2026年03月29日