掛札逸美のレビュー一覧

  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    今流行り(?)の育児本は、具体的な声のかけかたやフレーズが端的に表記してあり、それに慣れていた私は最初読むのが退屈だと思っていたが、読み進めるにつれ、一貫した主張(3つのTの重要性)について、科学や数字を基にした背景を理解したうえで触れられたのでとてもよかった。後半の、社会全体でプロジェクトに取り組む必要性もひしひしと感じ、エピローグ部分で保育者と手を取り協力する必要性に言及している部分を読んだ際は、「保育園でPTA役員を募っておりNGで回答したけど、保育者の負担軽減は、回り回って自分や周りの子どもの成長につながるのかも」と自分ごととして考えることができた。今後に役立てていきたいと思える内容だ

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    2024年02月20日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    ネタバレ

    これまでさまざまな育児関係の本を読んできて、ここで述べられている考えが取り入れられていたようで、新たな学びはあまりありませんでした。
    逆にいえば、この本を一冊読むだけで、乳幼児期に必要な保護者の関わりが丸わかり!であるとも言えるでしょう。

    全体を通して、科学的根拠に基づいた研究成果のまとめ本という感じだったので、気軽に読める育児本ではありません。でも必ず学びになります。実践を求めて読まれる方は、高山さんの解説から読んで必要な箇所をつまんで読まれることをお勧めします。

    以下、長くなりましたが内容のメモです。

    ・思考と学習の基礎となる部分である人間の脳の物理的な成長は、3歳の終わりまでに約8

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    2023年04月27日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    生後3年での吸収する言葉の数によって、その後の成長、学力がある程度決まりますよーという感じでした。
    頭から読むには結構気合がいる本で、この本にたどり着き、さらに内容を理解して実行できる人は、教育熱心なだけでなくかなりリテラシーレベルが高い人でもあると思うので、こういう内容が知ってるかどうかで格差は広がっていくよなと感じましたね。

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    2022年09月04日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    妊娠中です。お腹の赤ちゃんに話しかけてね、とよく言われますが何を話せばいいのかわからず戸惑ってました。

    産後はちゃんとコミュニケーションとれるだろうか…と不安になったのでこの本を手にとりました。声掛けのやり方が具体的に説明されていて、私でも実践できそうだなと思いました。

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    2022年04月10日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    ネタバレ

    ・自己制御や実行機能を育てるために
    命令ではなく、「どうすればいいかな?」と自分で考えて行動してもらうことが大事

    「提案と促し」子どもの意見や主張、選択を引き出す

    子どもにとっての最適な環境は
    あたたかく、育ちを促すもの、子どもに対して応答的な環境


    【3つのT】
    ①Tune In
    子どもが集中している対象に気付き、その対象について子どもと一緒に話すという意識的な行動

    自分がしていることに興味をもつ母親、父親を求めている

    子どもが集中している世界で保護者が一緒に遊ぶ
    親の意にそぐわないことでも
    「絵本を読もうか?」と尋ねるのはいい、大事なことは子どもの答えにチューンインすること。

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    2022年03月10日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    凄くレビューがいいので勉強として読んだ。
    とにかく話しかける事が生まれてすぐからでも必要。
    まぁ言われればそうだよなぁって感じなんだけど実践出来るのかは産まれてからの謎。

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    2021年11月12日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    子どものお世話に関わる親、保育者は必読書的な存在ともいえるかも。

    ただし、翻訳本したならでの読みづらさがある(個人的には、結論に対して、事例と根拠の後付けが多すぎて、読みづらいと感じてしまう)巻末の高山先生の解説だけでも読む価値は十分にアリ。

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    2020年12月16日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    ネタバレ

    ★感想
    1か月前頃、電車で読みながら心に残ったことをノート走り書きしが、
    今読み返すと字が汚くて読めない、全て忘れている、実践につなげていなかった。
    ↓今後は
    ①忙しい時には読まない
    ②忙しい時に読む時は、目次から読みたい(3つまで)だけを読む。
    ②学びをアウトプットする場面を現場生活でイメージ化→
     実践、振り返り改善までが読書、として生きた知識思考にしたい。
     教えてくれた著者にも失礼と思うからそうしたい。

    ★ノートメモ書き(引用)一部 ※生成AIの力も借りました!
    社会経済的な背景によって、
    子どもが聞く言葉の量に最大3000万語の差が生じるという研究結果があり、
    それが将来の学力格差

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    2025年07月20日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

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    なぜ子どもに話しかけることが大切なのか。研究ベースで探究することができます。
    どう話しかければいいのか、どうコミュニケーションすべきなのか、実践事例も学べます。
    子育てするなら一家に一冊おいておきたい。
    人によっては既知の事柄が多く、物足りないかもしれません。

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    2021年12月28日
  • 3000万語の格差――赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

    Posted by ブクログ



    私見

    解説がとてもコンパクトにまとまっている。本文は訳にありがちで、長くて読みづらい。
    保護者の3歳までの語りかけが重要というのはわかった。だけど、言葉をほそぐ元気がない。赤ちゃんと遊んでて、そうそう言葉なんて出てこない。無言になることもしばしば。所得の高い人でも、言葉が豊かでも、語りかける気力がないことがある。疲れているから。眠いから。保護者を元気にしないと、保護者の努力だけ訴えられても、健康な子供の育つ社会にはならない。解説で家庭支援センターが紹介されていたけど、そういう場の充実もひとつの手。
    そして、最近は保活コンサルタントを名乗る人が0歳児復帰をすすめたりするけど、保育園ではたし

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    2021年12月11日