横田尚哉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
問題に直面したときに問われるのが、あなたの問題に対する視点です。正しい視点を持つ者だけが、ワンランク上の解決を手にすることができます。
あなたは、本当に必要なものを追いかけるべきです。いずれ不必要になるようなものを追いかけていてはいけません。
ファンクショナル・アプローチの技術は、VE(バリュー・エンジニアリング;価値工学)と呼ばれるものです。VEは、IE(生産工学)、QC(品質管理)と並ぶ、20世紀の三大管理技術といわれています。
気になったことは以下のとおりです。
■問題解決の5つのフェーズ
どの方法論にも、共通のフェーズがある。それはISSUE分解
1 問題の認識 Identification
2 改善点の特定 Specification
3 解決手段の選択 Selection
4 解決手段の適用 Utilization
5 改善効果の評価 Evaluation
■問題の認識 Identification
①短期的に現れる変化から問題を知る
②わずかに現れている兆候から問題を見つける
③事前に問題の発生を察する
■改善点の特定方法
①手当たり次第に試してみて、改善的にたどり着くのを待つ
②何か手がかりに改善点を手繰り寄せる
■固定概念
固定概念ができる要因
①偶発的要因
②体験的要因
③前例的要因
ひとたび固定概念ができあがると、脳は思考を止めてします。思考が止まると改善を意識しなくなる。
■改善点を見つける5つのアプローチ
①仮説検証法
②品質管理法
③情報解析法
④類型置換法
⑤機能分析法
常識から自由になる術を身に付けよ
■ファンクショナル・アプローチ 4つのステップ
ステップ1 準備 ①ツールの準備、②問題の理解 ③問題の分類
ステップ2 分解 ①ファンクションの定義 ②ファンクションの整理 ③キー・ファンクションの抽出 ④リソースとパフォーマンスの測定 ⑤アプローチ・チャートの作成
ステップ3 創造 ①アイデアの発想 ②アイデアの整理
ステップ4 洗練 ①アイデアの練り ②アイデアの組み合わせ ③価値の確認 ④効果の評価
■アイデア発想5つの技法
①経験型技法
②分析型技法
③類比型技法
④印象型技法
⑤偶発型技法
■アイデアの分類・整理
①アイデアの有用性をチェック
②アイデアをグルーピングする アイデアを付箋紙に書き出す⇒似たアイデアを集めてグループを作る⇒グループにタイトルをつける
■アイデアを練って練って練り上げる
①利点を見つける
②利点を伸ばすアイデアを創造する
③欠点を見つける
④欠点を取り除くアイデアを創造する
⑤追加されたアイデアを取り込んで新しいアイデアにする
⑥さらに利点と欠点を見ていく
■解決手段を組み合わせる
①キー・ファンクションを達成しているかを見る
②ロールプレイで相手の気持ちになり切る
③アウトプット亮を確認する
④解決前後を比較し、解決手段の価値を確認する
⑤解決手段を実行する
<結論>
・ファンクショナル・アプローチとは、視点を変えるための手段である。
・ローレンス・D・マイルズ 意識を変えることは、問題解決において、極めて重要な一歩である。
目次
まえがき
第1章 問題に対する「視点」と「意識」を変える
第2章 実践ファンクショナル・アプローチ[ステップ1 準備]
第3章 実践ファンクショナル・アプローチ[ステップ2 分解]
第4章 実践ファンクショナル・アプローチ[ステップ3 創造]
第5章 実践ファンクショナル・アプローチ[ステップ4 洗練]
第6章 日常をファンクショナル・アプローチで考える
終章 目標に向かって、とるべき針路を見つけよう
ISBN:9784799322482
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
判型:新書
ページ数:272ページ
定価:1100円(本体)
発売日:2018年03月25日 -
Posted by ブクログ
縦軸に自己満足、横軸に他人満足
右上が理想、右下はストレス、左上は迷惑、左下はムダ
自分にとって満足な仕事をする時間と不満な仕事をする時間、他人にとって満足な仕事と不満な仕事。両方の満足が重なる理想の時間をいかに増やすか。
縦軸に、目的と手段。横軸に達人と新人
右上が暗示的、右下が指示的、左上が教示的、左下が明示的
指示には4つの種類がある。手段まで具体的に示す「明示的」指示か、手段については相手に選択と判断を委ね、目的のみを示す「暗示的」指示か、クリエイティブな仕事の場合は、明示→教示→暗示と進むのが、教える側にとって時間のロスがもっとも少ない。
縦軸に個人力、横軸に組織力
右上はチーム作業、右下は分担作業、左上は個別作業、左下は役立たず。
マニュアルは障害があったときに動けなくなる、ガイドラインなら、暗闇で音がするようなもの、自発性を育てる
10を知り、1を教える
理解には3つの段階がある
言語的理解、抽象的理解、体系的理解
未知の領域を理解する
情報の領域には、既知、無知、未知の3つがある
本当に大切なのは、未知の情報の把握。リスクは未知の領域から、いきなり表面化する
海陸両用の生き方を目指す
下層の欲求はリアルで満たし、上層の欲求はネットで満たすことが最適なバランスだと考える人もいるが、危うさを感じます。
人脈でやりとりされるのは、その人の持つファンクションです。リソースは、ファンクションを実現するための手段です。相手が求めているのはファンクションであり、リソースを直接的に求めているのではありません。
1980年代は「多様な生活や経済活動に対応できる国づくり」これらは物量がピークに達して、精神的な豊かさに視点が移ってきたことを示しています。
将来を見据えて行動するのは「プロアクティブ」ですが、現状に対応するのは「リアクティブ」です。経営者に求められるのは、プロアクティブな経営です。しかし実際はリアクティブに終始して、その姿勢をプロアクティブだと勘違いしているケースが多いのです。 -
Posted by ブクログ
個人、組織の生産性をアップさせるスキルをじかん、思考、感性の3つの観点から具体的に紹介している。
私はヒラ社員なので、個人のスキルを実行計画に落とし込んだ。
⚪︎時間→1.4倍で計画を見積もる
ポモロードテクニックの活用(25分仕事、5分休憩)
⚪︎思考→知的熟成時間を確保するために、仕事はとりあえずひとかじりする。
⚪︎感性→0.5秒トレーニング(0.5秒で右脳判断、そのご左脳で検証)
最後に、後書きに書いている下記フレーズが印象に残った
受講者100人にスキルを伝えたら、行動するのは20人、継続し、自分のものにするのは4人。
行動&継続は大切だ! -
Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目13箇所。変化の激しい時代に求められているのは、本質をつかむ力です、物事の本質をつかみ、環境の変化に合わせてスキルをアレンジしていけば、従来のようにスキルの陳腐化に悩んだり、流行りのスキルを追いかけて自分をすり減らすこともなくなります。仕事のスケジュールは勝手に延びます、仕事が想定より遅れてしまうのは、仕事の遅さではなく、そもそもの見積もりに問題があるからです。8時間分の仕事でギッチリ埋めるのではなく、5,5時間分の仕事でスケジュールを組みます、これなら何らかのリスクイベントが発現しても、5,5時間×1,4倍=7,7時間で仕事が片付きます。私たちは自分の考えを、モジやコトバという共通のツールに置き換えて相手に伝達していることになります、ミスが起こりやすいのは、頭の中をコトバに変換するときです、自分の考えをコトバに置き換えるプロセスで情報に歪みが生じて、間違ったカタチで相手に伝わってしまうのです。変換ミスを防ぐために意識してほしいことが一つあります、それはコミュニケーションに形容詞を使わないことです、仕事上のコミュニケーションには、お互いが共通の単位として使えるコトバを用いることが必要です(具体的な数字)。仕事において必要なのは、分担作業ではなくチーム作業です、形式的まとまりの状態から、有機的なつながりの状態へ、それによってはじめて、個々の力の寄せ集め以上のことを成し得るのです。モラルは私たちが目指すべき中心点です、中心に近ければモラルが高く、同心円状に離れていくほどモラルは低くなります、ルールは、モラルからこれ以上離れてはいけないという限界を示す境界線です、ルールは、守るか守らないか、一線を越えたらアウトです。悪いのは社員の草食化ではなく、草食化した社員をマネジメントできないあなたのほうです、草食社員は危険を避け、安住の地を求めることを好みます、一方肉食社員は茂みに分け入ってでも、大きな獲物を探します。一を教えるなら、自分は10を知る、それにより、自分も一段上の高みに到達することができます。人脈づくりで大切なのは、受けの姿勢です、身を低くすればするほど、人脈が集まります。いま大切なのは、守りの時代においても攻めの姿勢を忘れないことです。経験は、自分で汗をかかないと手に入りません、お金を積んでも、人から経験を譲ってもらうことはできないし、借りることもできません。
-
Posted by ブクログ
これからのビジネス社会を生きる上でのスキルについて。
67個のスキルが紹介されているが、本質的には
・時間の使い方…量から質へ
・思考のベクトル…過去から未来へ
・本質をとらえる力…知性から感性へ
この基本的な考え方を身につけることを目的としている。
個々のスキルにはすぐに実践に移せそうなもの、そうでないもの勿論あるし説明不足なものもある。だが、著者が唱える身につけるべきビジネススキルの本質部分については納得感があるので、それに根差したこれらのスキルをまずは一つ二つ取り入れて、その本質に近づくことにチャレンジしたいもの。
改めて自分の仕事に対する姿勢を批判的に捉える触媒として。