ビョルン・ナッティコ・リンデブラッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語的な面白さと、自己啓発的な教訓、二つが良いバランスで良い本でした。
マインドフルネスといえば修練的な、積み上げていく技法のようなイメージがあったのですが、自分が作った(もしくは、環境によって作り上げられた)思考の癖や思い込みといったものを手放す作業である、という視点は新鮮で面白かったです。
ラスト、作者が愛を想いながら文章を締め、その後の作者紹介で亡くなっていることを知って涙しました。
「死」を否定的な忌避すべきものではなく、「誕生」と同じ軸で捉える考えも素敵です。
また、人性がつらいときに読み返したいな。
以下、印象的だった文章たち。
①「未来」という概念について
未来について -
Posted by ブクログ
スウェーデンで若くしてビジネスで成功を遂げたビョルン。そんな自分をかなぐり捨てて、タイの僧侶になる。仏教に触れることで、自分を許し、まわりに感謝し、常に自分が間違っているかもしれないと問い、仏陀が目指したような水の流れのような境地を目指す。ALSによる死の間際まで、そんな教えを貫こうとした立派な人生だった。だが、彼にしてみれば立派などとはいってほしくはないと思う。彼は感謝の心を持ち、怒りに支配されない自分を貫いただけなのだから。巷に蔓延る自己啓発本が、直接は書いていないが、人を蹴落とす事を仄めかしているのに対して、裕福な人生ではないが、本当に必要なことであり、幸せな人生だったと言えるこの本は非
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Posted by ブクログ
エリートサラリーマンだった著者が、天命を受けたかのように突然タイの仏僧になる話。
この著者がとにかく俗っぽくて、親近感が湧く。
瞑想してても雑念だらけだし、17年間の修業のうち割と時間が経っても長時間の瞑想も眠ってしまうし、結構頻繁にイライラもするし、寺に来たタイ航空のCAに興奮するし、移った寺で尼さんがいるのに感動するし。読んでて笑ってしまうぐらい、普通の人。
だからこそ、そこで共有される知見がスッと入ってくるのかもしれない。
私は間違っているかもしれない、そのスタンスで人に接していく。簡単なようで、とても難しい。
状況は何も良くならないし、不幸なだけのこともあるし、相手が理不尽なこと -
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