キム·ソンミのレビュー一覧

  • ビスケット

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    韓国の小説。
    タイトルのビスケットの意味は存在感を消した人間に、主人公の少年がつけた呼び名。いじめられたり、虐待し続けられると、被害者は、自分に注意か向かないように存在を消すようになる。
    韓国でもきっといじめや虐待の問題は、深刻なんだろう。今まで読んだことのない設定の物語だった。

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    2025年11月02日
  • ビスケット

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    ラジオのニュース・情報番組で韓国文学特集を聞いて、そのあとたまたま本屋で見かけたので購入した。
    訳者の言う通り取り上げてるテーマは古くて新しいが、自分が若かった頃との世代の違いや、国の違いによってどれだけ違和感や新感覚があるかと読み進めた。
    ネタバレになりそうなので多くは書かないけど、若い世代の方には特にオススメしたいな。

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    2025年10月23日
  • ビスケット

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    新しい形の青春小説、と言うと大袈裟だろうか。これが滅法面白い。爽快という言葉がピタッとハマって外れないのだ。
    壊れやすくてすぐに砕けてしまうビスケット。
    社会的弱者の事をそう呼ぶアイディアがとても面白い。
    本作は純粋すぎるのかもしれないが、その純粋さにこそ胸が激しく撃たれた。先行きが不透明な世界だからこそ突っ走るしかないのではないか? そんな言葉は欠片も出てこないがそんな風に言われた気がした。単に青春小説なだけでなく、クリフハンガーなどもあって楽しませる趣向、物語の芯の強さを感じた。

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    2025年09月25日
  • ビスケット

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    虐待等受けた子供達が人の目から見えなくなる。
    すごくわかりやすい描写だった。
    話の展開も早く興味深く読めました。

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    2025年09月30日
  • ビスケット

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    韓国の小説デビュー
    韓国の名前に慣れていないので、男性女性もよくわかんないし、これ誰?的に前に戻ることもあるけど、文句無しにいい小説です

    自分の存在意義がわからなくなると、他人からは見えなくなるというのはある意味衝撃でした
    是非本を手にとって、読み進めてほしいです

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    2025年08月21日
  • ビスケット

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    自分がまず自分を肯定すること。そして、誰かの、のばしてくれる、その手をつかむこと。

    結局、誰かのために動くこと、動いてしまう衝動が、真の人間らしさなのだろう。こんな人がひとりでも多くいる社会であるといいなと思う。

    イラストがとてもいい。読み終わったあと、さらに魅力が増しました!

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    2025年08月18日
  • ビスケット

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    ネタバレ

    私自身、「自分の存在感はないのではないか」と日々、悩みながら生きている。
    そんな時に、書店で見つけました。
    表紙に、「自分は存在感がない」と感じたことのあるすべての人へと書いてあった言葉に惹かれ、読んだ作品です。

    この話を読みながら誰もが、ビスケットになる可能性があると感じた。

    無視や仲間はずれにされたら、自信をなくし、存在感がなくなってしまう。
    (=これが、この本でいうところの"ビスケット"の状態)

    現代の「生きづらい社会」に生きている私たちは、共感できる部分も多くあるように思う。

    「存在感のない人なんていない。
    誰もがこの世界にとって大切な人だ。」
    ということを

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    2025年07月23日
  • ビスケット

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    ジェソンには存在感が無くなって人から見つけられない人を見つける能力がある。そんな風になってしまった人をビスケットと呼ぶ。誰からも自分の存在を気にされず、自分でも小さくなっていたら本当に姿が見えなくなってくるのだ。存在が時々薄くなっていく第一段階。時々そこにいたんだねと気付かれる状態だ。姿かたちが薄っすらとしてきて、気を付けないと見えない時がある第二段階。そして本当に誰からも見えなくなる第三段階。第二段階になった女の子を何とか元に戻そうとジェソンと幼稚園からの幼馴染のヒョジンとドクワンの三人組が活躍する。「見えない誰かがあなたの側で泣いている。」

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    2025年10月14日
  • ビスケット

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    タイトルの“ビスケット”とは、なんぞや?と思ってページをめくると、次のように定義づけられていました。

    「世の中には、自分を守る力を失ってほとんど他人に目に見えなくなってしまった人たちがいる。何らかの理由で存在感が消え、誰からも相手にされなくなった人」

    主人公ジェソンは、男子高校生。聴覚過敏があります。何でもかんでも音を取り込んでしまうと、毎日がへとへとだと思います。そんな彼には特別な配慮が必要なのに、なぜか両親の対応は今ひとつ。家庭において寂しさを抱えています。

    心に形があるなら、彼の心を取り出すと繊細なガラス細工のようで、ちょっと触れるとパリンと割れてしまいそう。

    そんな彼が“ビスケ

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    2025年10月09日
  • ビスケット

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    ネタバレ

    めっちゃよかったー!とは思わなかったけど面白かった。
    3人組のバランスがとても良かった。こんな友達がいたら楽しいだろうなと思うし、この人たちがいたら、見つかったビスケットたちは安泰と言える。実際そうだったけど。

    ビスケットかぁ。
    存在感が消えちゃう時は、もしかすると誰にでもあるのかなぁ。
    わたし自身にはその時間は必要だった。
    自分の意識を徹底的に内向きにする時間。

    だけど問題は、子供たちがそうなったとして、自力で出てくる強さを、育つ過程で身につけてもらえているかどうかなんだよな。

    そのまま消えちゃう人も、大人でもいっぱいいそうな気がする。

    途中から説明の部分はすっ飛ばしてしまった。

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    2025年09月15日
  • ビスケット

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    いろんな理由から世界から消えかかっている脆くて壊れそうな人。ビスケット化現象。ビスケットが見える少年を主人公としたYA小説。ビスケットになりたくなる時もあるかもしれない。

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    2025年09月15日
  • ビスケット

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    誰しもあるんじゃないかなぁ

    存在感が薄いという言葉で流されていた時代もありましたが、今はそんな軽い言葉ではなくなってきているように感じますね

    誰からも相手にされず、存在感が消えて、目に見えなくなってしまった人たち…「ビスケット」

    少し力を入れると、ボロボロと簡単に崩れてしまう彼ら…

    そんなビスケットが見えるのは自分だけ?

    どうすれば、そこにビスケットがいるのを伝えられるのか…

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    2025年08月24日
  • ビスケット

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    自分の年齢的にも、ビスケットを見つけられる目でありたいし、必要ならば手を差し伸べられるそんな大人でありたい。

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    2025年08月07日