キム·ソンミのレビュー一覧

  • ビスケット

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    「存在感の薄さ」を自分自身に感じていたため購入。ビスケットになっていた時期もあったかもしれない。家族にも友人にも相談できる人がいなかった(…そう思い込んで)1人で悩んでいた中学時代の自分へプレゼントしたい本です。

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    2026年01月04日
  • ビスケット

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    韓国の小説。
    タイトルのビスケットの意味は存在感を消した人間に、主人公の少年がつけた呼び名。いじめられたり、虐待し続けられると、被害者は、自分に注意か向かないように存在を消すようになる。
    韓国でもきっといじめや虐待の問題は、深刻なんだろう。今まで読んだことのない設定の物語だった。

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    2025年11月02日
  • ビスケット

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    ラジオのニュース・情報番組で韓国文学特集を聞いて、そのあとたまたま本屋で見かけたので購入した。
    訳者の言う通り取り上げてるテーマは古くて新しいが、自分が若かった頃との世代の違いや、国の違いによってどれだけ違和感や新感覚があるかと読み進めた。
    ネタバレになりそうなので多くは書かないけど、若い世代の方には特にオススメしたいな。

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    2025年10月23日
  • ビスケット

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    新しい形の青春小説、と言うと大袈裟だろうか。これが滅法面白い。爽快という言葉がピタッとハマって外れないのだ。
    壊れやすくてすぐに砕けてしまうビスケット。
    社会的弱者の事をそう呼ぶアイディアがとても面白い。
    本作は純粋すぎるのかもしれないが、その純粋さにこそ胸が激しく撃たれた。先行きが不透明な世界だからこそ突っ走るしかないのではないか? そんな言葉は欠片も出てこないがそんな風に言われた気がした。単に青春小説なだけでなく、クリフハンガーなどもあって楽しませる趣向、物語の芯の強さを感じた。

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    2025年09月25日
  • ビスケット

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    ネタバレ

    めっちゃよかったー!とは思わなかったけど面白かった。
    3人組のバランスがとても良かった。こんな友達がいたら楽しいだろうなと思うし、この人たちがいたら、見つかったビスケットたちは安泰と言える。実際そうだったけど。

    ビスケットかぁ。
    存在感が消えちゃう時は、もしかすると誰にでもあるのかなぁ。
    わたし自身にはその時間は必要だった。
    自分の意識を徹底的に内向きにする時間。

    だけど問題は、子供たちがそうなったとして、自力で出てくる強さを、育つ過程で身につけてもらえているかどうかなんだよな。

    そのまま消えちゃう人も、大人でもいっぱいいそうな気がする。

    途中から説明の部分はすっ飛ばしてしまった。
    夢中で読めるほどにはわたしには刺さらなかった。
    けど韓国のヤングアダルトは好き。

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    2025年09月15日
  • ビスケット

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    あまり期待をせずに読んだのもあり、とても面白かったし読みやすかった!
    海外作家の方の作品は国内のものに比べると読みづらいと個人的に思ってしまうのだが、この作品はそんなこと一切なかった。
    ファンタジーっぽい要素のある設定だが、状況や登場人物の外見なども頭に浮かんできて映像を見ているように楽しめた。

    個性豊かなキャラクターもたくさん出てきて、ハラハラドキドキしながら主人公たちを応援してた。

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    2026年10月01日
  • ビスケット

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    存在感を消して生きている「ビスケット」を救出する、過敏な聴覚の持ち主が主人公のお話。

    自己肯定感の薄さが存在感を消していく。
    家庭や学校、職場に居場所をなくし、
    孤立してしまうと、存在感はどんどん薄れていく。

    たったの3日間、誰とも話をしないだけで、
    あれ?声でるかな?私、周りから見えてるかな?
    なんてことを考えるのだから、
    周囲からあえて存在感を消して生きていたら、
    本当に見えなくなってしまうのかもしれない。

    自分が見えなくなってしまうことより、
    家族や社会が、見ない、見ようとしないことの方が
    恐ろしい。
    どこにでも、ビスケットはいる。
    見ようとするかしないかだけ。

    男の家に突入するシーンはなかなかスリルがあって面白かった。

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    2026年09月17日
  • ビスケット

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    存在感を失い、誰にも気づかれずに生きる"ビスケット”。過敏な聴覚を使ってビスケットを見つけられる少年ジェソンが、仲間たちと協力してビスケットを救出する物語。
    心を踏みにじられて存在感を失ってしまう人は、子どもに限らず大人の世界でもあること。私たちは、毎日精一杯自分を守るために努力しているけれど、苦しい気持ちがどっとあふれ出てくる日がある。そんなときに、一言声をかけてくれたり、手を握ってくれる人がいれば、自分取り戻すことができるのではないか。本当に些細なことで、人は救われるということを教えてくれた作品です。

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    2026年01月21日
  • ビスケット

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    虐待等受けた子供達が人の目から見えなくなる。
    すごくわかりやすい描写だった。
    話の展開も早く興味深く読めました。

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    2025年09月30日
  • ビスケット

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    自分がまず自分を肯定すること。そして、誰かの、のばしてくれる、その手をつかむこと。

    結局、誰かのために動くこと、動いてしまう衝動が、真の人間らしさなのだろう。こんな人がひとりでも多くいる社会であるといいなと思う。

    イラストがとてもいい。読み終わったあと、さらに魅力が増しました!

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    2025年08月18日
  • ビスケット

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    ネタバレ

    私自身、「自分の存在感はないのではないか」と日々、悩みながら生きている。
    そんな時に、書店で見つけました。
    表紙に、「自分は存在感がない」と感じたことのあるすべての人へと書いてあった言葉に惹かれ、読んだ作品です。

    この話を読みながら誰もが、ビスケットになる可能性があると感じた。

    無視や仲間はずれにされたら、自信をなくし、存在感がなくなってしまう。
    (=これが、この本でいうところの"ビスケット"の状態)

    現代の「生きづらい社会」に生きている私たちは、共感できる部分も多くあるように思う。

    「存在感のない人なんていない。
    誰もがこの世界にとって大切な人だ。」
    ということを改めて認識する作品。

    韓国文学だが、かなり読みやすかった。
    是非、おすすめの作品です!

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    2025年07月23日
  • ビスケット

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    「ビスケット」とは、主人公のジェソンが名付けた現象で、存在感をなくした人の状態。
    聴覚が過敏で繊細なジェソン。誰も気づかないビスケットの気配を見つける事ができます。
    自分を守れなくなって自分を消すしかなくなる。きっかけはいろいろだし誰にだってその可能性はあるけど、ツッコまれやすかったり気が弱かったり、「コイツは大事にしなくてもいい」と決めつけられてしまう人がなりがちなんだろうな。
    ジェソンはビスケット状態の子たちに話しかけ、手助けしたり、ちょっとした復讐をしたりするのです。

    そうなのか、そういう話なのか、ちょっと思ってたのと違ったかも…というところである事件が起こって、急にスリリングな展開に。
    友達や頼れる大人たちとの立ち回りは面白くて一気に読んだし、ラストもよかったのですが、うーん。

    うまく言えないけどピントがすこーし違う気がして、これはソン・ウォンピョンの「アーモンド」でも感じたんだけど、「韓国で共感の嵐!」のヤツは私にはちょっと違うのかな。

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    2026年09月11日
  • ビスケット

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    ネタバレ

    読みやすい。自分の存在感や自尊心のなさ、独りよがりさに悩んだことがある人には高確率で刺さるお話だと思う。

    聴覚過敏で生きづらさを感じていて、そのせいで起こるトラブルの経緯に両親や大人は耳を傾けてくれず諦めムードの主人公。でもその耳のおかげで、存在感が希薄で人に気づいてもらえない・見えなくなってしまうビスケットに気づき助けようとする。ただ同時にやり返したい感情が抑えられず、ビスケット化の原因に嫌がらせ的な事もする。実はそれは、自身がいない存在になることを恐れ、存在を示すためやっているんだと、ある作戦に協力してくれた掃除のおばちゃんの「自分だけが正しいと思っていると悪い人になってしまう」というひと言で気づく所にハッとさせられた。

    自分の存在感を感じられるっていうのは、周りの人間を通して生まれるんじゃなくて、世の中に必要とされていると思えるかどうかなんだなと思った。

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    2026年03月28日
  • ビスケット

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    ポケットのなかには
    ビスケットがひとつ
    ポケットをたたくと
    ビスケットはふたつ♪

    もひとつたたくと
    ビスケットはみっつ
    たたいてみるたび
    ビスケットはふえる♪


    ってあかんあかん!
    増やしたらあかん!
    粉々にしたらあかん!

    存在感を失い、誰からも相手にされなくなった人を「ビスケット」という
    ビスケットのように壊れやすいのが彼らの特徴だ
    もろくて、すぐに欠け、小さな衝撃でも粉々に砕けてしまう
    そうしてビスケットは目に見えない存在となり、自分だけの世界に孤立していく


    ビスケットの状態は三段階に区分される

    第一段階は半分に割れた状態
    見えないわけではないが、存在感があまり感じられない

    第二段階はバラバラになった状態
    すぐ横にいても、10人中5人が気づかない
    それだけ存在感が不安定で自分を守る力が弱い

    第三段階は粉々になった状態
    存在感を失って世の中から消える寸前の段階だ

    なので、間違ってもポケットを叩いてビスケットを増やすという行為はやめてくれ!
    今すぐ回覧板でご近所さんにも知らせてくれ!

    それより、見えない誰かがあなたのそばで泣いているかもしれません
    そんな悲しいビスケットがひとりでも減ることを願いたいです
    そして、そっと手を差し伸べてあげれる人に私はなりたい

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    2026年03月17日
  • ビスケット

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    ビスケットとは、周りの人から無視され続け他人から見えなくなってしまった人の事。高校生のジェソンは聴覚過敏で入院を繰り返しているが、他人には見えていないビスケットの姿が見える。
    ジェソンの叔母さんの家の上の部屋には、ビスケットの子どもが隠されているらしい。それに気づいたジェソンは、幼なじみといっしょにビスケット救出作戦を実行する。

    ビスケットという存在が、突飛でありながらも、現実の世界にまったくないとは言えないところがミソかも。奇想天外でありながらも、ちょっと考えさせられてしまう。

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    2025年12月10日
  • ビスケット

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    ジェソンには存在感が無くなって人から見つけられない人を見つける能力がある。そんな風になってしまった人をビスケットと呼ぶ。誰からも自分の存在を気にされず、自分でも小さくなっていたら本当に姿が見えなくなってくるのだ。存在が時々薄くなっていく第一段階。時々そこにいたんだねと気付かれる状態だ。姿かたちが薄っすらとしてきて、気を付けないと見えない時がある第二段階。そして本当に誰からも見えなくなる第三段階。第二段階になった女の子を何とか元に戻そうとジェソンと幼稚園からの幼馴染のヒョジンとドクワンの三人組が活躍する。「見えない誰かがあなたの側で泣いている。」

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    2025年10月14日
  • ビスケット

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    タイトルの“ビスケット”とは、なんぞや?と思ってページをめくると、次のように定義づけられていました。

    「世の中には、自分を守る力を失ってほとんど他人に目に見えなくなってしまった人たちがいる。何らかの理由で存在感が消え、誰からも相手にされなくなった人」

    主人公ジェソンは、男子高校生。聴覚過敏があります。何でもかんでも音を取り込んでしまうと、毎日がへとへとだと思います。そんな彼には特別な配慮が必要なのに、なぜか両親の対応は今ひとつ。家庭において寂しさを抱えています。

    心に形があるなら、彼の心を取り出すと繊細なガラス細工のようで、ちょっと触れるとパリンと割れてしまいそう。

    そんな彼が“ビスケット”を助けようと奮闘する姿が健気で、彼自身の心の叫びも感じられて辛かったです。自己肯定感を持てない少年が、何とか自分の存在意義を見出そうとしているようにも思えました。

    学歴社会やいじめのことも、韓国と日本は似たりよったりだと感じます。小学校高学年から中学の間、“昨日の友達が、明日の敵”みたいなことがありました。女子の場合は特に、友達関係がほんの些細なことで変わるので、恐ろしい。

    家庭が心安らぐ場所であるの一番だけれど、それが無理なときどうしたらいいか?学校は?地域は?

    子どもであれ大人であれ、気持ちを許せる存在は必要で、それが人であるのが一番なのだけれど、物でも植物でも動物でも。

    自分のことを最後の最後まで、見捨てずに生きていきたいと思います。そして周りの人の気持ちの変化に気づける、寄り添える自分でありたい。

    思春期の子が本書を読めば、何かしら心に響くことは確かで、大人が読んでも、ふと立ち止まって自分のこと、周囲のことを見つめられるような気がしました。


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    2025年10月09日
  • ビスケット

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    誰しもあるんじゃないかなぁ

    存在感が薄いという言葉で流されていた時代もありましたが、今はそんな軽い言葉ではなくなってきているように感じますね

    誰からも相手にされず、存在感が消えて、目に見えなくなってしまった人たち…「ビスケット」

    少し力を入れると、ボロボロと簡単に崩れてしまう彼ら…

    そんなビスケットが見えるのは自分だけ?

    どうすれば、そこにビスケットがいるのを伝えられるのか…

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    2025年08月24日