岡本和宜のレビュー一覧

  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    有吉佐和子さんのエッセイをまとめたもの。
    有吉佐和子さんははじめましての方で、私の本友達から譲っていただいた本。
    自分からは知り合わなかった作家さんだと思う。

    読みやすく文体に文量であるが、時々ドキッとするワードが出てくる。これは調べなきゃとか、そっちも読みたい!となってしまう。
    中には笑ってしまうもの、共感して入り込み悲しみでいっぱいになるもの、文章の中にFX関数が仕掛けられているようなものもあった。

    訳者としても才能がある方のようでこのあとは訳者としての有吉佐和子さんを知りたいと思う。

    最後の方に出てくる、キリスト教の神父さんと「神について」会話したものは奥深いなぁと思った。オチもそ

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    2025年09月04日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    お母さんに勧められた有吉佐和子先生。
    記念すべき初読書がこのエッセイ。
    たくさん読まなきゃいけない本があった。
    それらを読んでからまたこの本を読んだら一段と面白いだろう。
    低音も高音も兼ね備えた豊かなシンフォニイでありたいという文は現代に残る名言だろう。
    私もそんな生き方で自分を肯定していきたい。

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    2025年05月20日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    あまり知らなかった有吉佐和子の育ちが知れて 
    言動の背景にあるものが少し理解できた
    父親の仕事で海外で生活し
    外から日本を見て育ち
    帰国して衝撃を受けたこと
    木と紙の文化の中の住居
    そして敗戦国として混乱混沌
    暮らしを見つめる目もたぶんクール
    だったんだろう

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    2025年07月12日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    「悪女について」や、「紀の川」などを著した舞台裏みたいなものがちょこっと明かされたり、
    生い立ちと読んできた書物のことがよくわかったり、
    岡本かの子さんへの深い想いが綴られていたりしました。

    中でも、和歌山のおばあさまが体現していた古き日本文化に反発した有吉佐和子さんのお母様、そして古さと距離があったゆえに、自然にそれを吸収し、危篤状態にあったおばあさまの枕元で「増鏡」を何度も音読するほど、おばあさんと仲が良かったというエピソードには、親しみを感じました。

    鋭い視点と行動力に憧れる。
    そして、歴史を、女性の視点から見る徹底した姿勢にも痺れます。

    次は出雲の阿国を入手して読みたい。
    島根県

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    2025年05月15日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    装丁の女性、凛として作者のイメージにぴったり。
    解説で書かれていたように、エッセイ集は少なかったとは。

    「女二人のニューギニア」は衝撃的だったけれど、これを読むとなるほどと思わせる片鱗がところどころに。
    やはり、海外で育ったおおらかさが根底にあるのだろうか。

    さてさて、これから少しずつ小説を紐解いていこうと思う。

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    2025年04月22日
  • 有吉佐和子ベスト・エッセイ

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    「悪女について」は大好きな小説でしたが、作者の有吉佐和子のことを何も知りませんでした。

    この本を読み、海外生活が長かったことや、どうやって文学の道へ進んだのかも知りました。
    家族や友人の話、食べ物の話…有吉佐和子という作家を垣間見れる素晴らしいエッセイ。

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    2025年03月25日