赤根智子のレビュー一覧
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少しでもICCの事が知りたくて本書を手に取った。今までほとんど知らなかったのが恥ずかしい。
日本は法整備をきちんと整えてICCのことをしっかり守っていかなければいけない。
政治家はほとんどアメリカに忖度して何もできないのでは…これは日本人としてICCや赤根所長の制裁に毅然とした態度で抗議していかねばいけない。
この本を読んでますますそう思った。
丁寧な語り口でICCとは何かまず優しく教えてくれる。赤根所長の個人的な経歴も分かり、非常に人間的で正義感溢れる姿勢に共感できた。
自分にももし、子供の頃から学があり、良識があったらICCのようなところで、世界の平和のために働きたかった。
自分も何かでき -
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世界には国家の枠を越えて法の支配を守ろうとする裁判組織が二つある。一つは国境問題など国家間の領土問題を主に扱う国際司法裁判所(ICJ)と、戦争犯罪を扱う組織であり、本書筆者の赤根智子氏が所長を務める国際刑事裁判(ICC)だ。前者が国連管轄下の司法組織であるのに対して、後者ICCは各国の供託金により成り立つ独立組織である。よって国連加盟国が自動的に影響を受けるICJと異なり、参加は各国の意思によるものとなる。現在国連加盟国の七割近い125カ国が参加しているが、国連安保理常任理事国5ヶ国のうちアメリカ、中国、ロシアの3 ヶ国は未加盟となっている。赤根所長を輩出する日本は加盟国であり、供託金の額から
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ICC所長の語り下ろし。
2025年6月第1刷発行となっている。その時点で、赤根所長はロシアからの指名手配になっていた。それに加えて米国からの経済制裁の危機を充分懸念しており、各ICC締約国への働きかけ、特に日本政府に支援を依頼していたようだ。「打てる手はすべて打ちたい」と話していた赤根さんの恐れていたことが現実となり、非常に残念に思う。
語り下ろしのためか、文末表現が敬体(です・ます)と常体(だ・である)が入り混じり、一部読みにくいところがあった。が、それほど赤根さん、発行元出版社も、とにかく早くこの本を世に出し、ICCの待ったなしの危機を伝えたかったのではないかと推測した。
ICCの -
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戦争にも、越えてはならない一線がある。罪なき人を殺し、子どもを奪い、街を焼く。その責任を、権力者だからと見逃してよいはずはない。
国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長は、戦争犯罪を裁く法の砦に立つ。大国からの圧力や制裁にもさらされるが、裁判所は屈しない。
本書には、赤根氏自身の歩みもさりげなく織り込まれている。一人の法律家が、どのような道を歩み、国際正義の最前線に立つに至ったのか。その人生が、法への信念に静かな厚みを与える。
戦争を止めるのは難しい。だが、何をしても許される戦争にしてはならない。法という細い糸を守り続ける。その先に、人間が人間であるための希望がある。 -
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ネタバレアメリカの制裁のニュースを見て、不安になり手に取った。本書を執筆した時点でアメリカからの制裁を最大限に警戒していて、随所に記述がみられる。予測されていたことというか、既に何名もの関係者が制裁を受けていたのだと知った。
圧力に屈さず正義を貫くことは誰にでもできることではない。世界中から集まった、おそらく能力も志も高い人々が、自分の身を危険にさらしながら戦争犯罪を捜査して、世界の平和のために働いているという事実に胸を打たれた。
恥ずかしながらICCについては知らないことが多かったけれど、非常に分かりやすく解説されていた。
ICCの存在意義と、使命感を持って仕事に向き合う著者の熱意に触れて、いま日本 -
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世界を壊し続けるトランプの対局にある人と言っていいICC(国際刑事裁判所)所長赤根智子さんの本である。
ICCとICJの違いなどについてよくわかった。ともに「力の支配」をもって「法の支配」を無力化しようとする輩が好き放題やることに対し、戦争犯罪や紛争を止めるという対抗軸を貫く仕組みである。
トランプは自分に不都合な仕事をする人間に、一筆署名するだけで制裁を課すのが大好きな男だが、彼を心から信頼する者はいまい。
パレスチナを国家として承認する動きが進められているが、そもそも国連でそれを推進する案の作成に参加した我が国は、いざとなれば見事な「手のひら返し」である。アメリカに忖度し、ジェノサイドを推 -
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プーチンとネタニヤフに逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)のトップが日本人女性とは!
アメリカはICCに加入してないから、プーチントランプ会談は実現した。
加入していれば、入国速逮捕、なのに。
そもそも国際刑事裁判所(ICC)の存在を知ったのはプーチンのおかげ。
そのトップで活躍する赤根さん。
3章で生い立ちを書いているが、名古屋で優秀で、
理系が得意だったが当時は男女雇用機会均等法前で
理系女性の働き口がなく方向転換、
法律で東大に合格し、弁護士資格を取り、検事になり、、、
ものすごい優秀な人なのだ。
東京近郊で受験勉強して中高一貫学校に入り、
受験テクニックで東大に入る偏差値エリート -
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赤根氏については、トランプ政権が制裁対象にした、というニュースで知り、さらに調べるとロシアからも有罪判決を受けたということも知った。こんな大きなニュースになぜ気づかなかったのかと悔やむとともに、もっと国際刑事裁判所について理解したいと思い、再版されたばかりのこの書を手に取った。
赤根氏の経歴はまばゆく、また検事ということで、堅苦しい内容と思いきや、非常に平易に難しい内容を説明してくれているので、どんどん読み進めることができた。彼女の熱い思いも記されており、それに同調する流れもできているということが、日本にとって数少ない明るい話題かもしれない。 -
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私は利己的な人間で、誰かのために動くことがすごく苦手というか、あまりできないので、「社会」という大きなもののために実際に動いている人を、心底尊敬する。
同時に、いかに日々世界で起きている戦争・紛争に興味を持っていないかを痛感して、自分自身にがっかりした。
ICCが設立されたのが2002年。思った以上に最近で、にもかかわらず、そこから20年間にそれなりの数の事案を手掛けている。
それだけ、世界のどこかで戦争が起きているということ。
平和ボケは幸せなことだろうけれども、もう少しアンテナを伸ばさないといけない。
そして世界から見た日本への期待、法の支配を守る国としての信頼があるのだということも繰 -
Posted by ブクログ
この本を読んで確信したのは、アメリカやロシア、中国にインド、そしてハンガリーなど、ICCに入らない/抜けるというのは「法治国家でない」と宣言しているようなものだなということだ。
そして、彼女の人気の終了とともに日本も脱退表明をするのではないかと心配になった。
また、刑の軽さ・甘さが気になった。
>これまでに科された最も重い刑は、コンゴ民主共和国のボスコ・ンタガンダ元司令官に対する拘禁刑三十年
ただ閉じ込めておくだけ?
それも、調査さえ通ってしまえば望む国での実刑になるそうだ。
……裏取引で逃がされそうだなと思うのは自然だろう。
多くの国が制度をなくしたり反対しているが、私は世界のためにこうい