ジャック・ケルアックのレビュー一覧

  • オン・ザ・ロード

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    まだまだ先は長い。しかし、気にしない。道(ロード)こそ命だから。

    圧倒的な疾走感とエネルギッシュな文体で旅に出たくなる一冊。

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    2021年07月03日
  • オン・ザ・ロード

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    著者自身の旅の日記。これだけのことをよくも覚えているもんだと感心するが、焼き付くほどに思い入れが強かったんだろう。伝えたいことがある訳じゃないと思う。だって日記だから。どう感じるかは読む人それぞれ。ちょっと読むには長いけど、もう一回読みたいと思う作品。

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    2021年01月03日
  • オン・ザ・ロード

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    どこから読んでもかまわないストーリーのない小説。
    ディーンがティーで狂っていったようにしか見えない。

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    2025年10月26日
  • オン・ザ・ロード

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    アメリカ大陸の大地を縦横無尽に駆け抜ける。
    決して固定しない生き方。当時の価値観を相当揺さぶったと思う。

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    2025年06月21日
  • オン・ザ・ロード

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    青春が過ぎ去った今の私には夢のような話に思えて、ハマるのに時間がかかった。その反面、彼らが抱く無謀さがキラキラしていて眩しくて羨ましいと思った。

    州を越えたり国を越えたり、移り変わる自然や人、友人たちとの関係性の描写がリアルで、私もアメリカを横断しているように感じていた。また解説に「ストーリーのない小説」とあって納得した。

    余談だが、幼い頃母が「道は続いているから大丈夫」と言っていたことを思い出し、終わりのない道が続く感覚は万国共通なのかもと思ったりした(もしくはこの本読んでたのかも笑)

    ジャズをお供に読み進めたい1冊!

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    2024年10月11日
  • オン・ザ・ロード

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    長い長ーいロードトリップ。ケルアックのワードセンスと来たら、もう右に出る者は無い。

    こんな風になんでも適当に、気持ちいい事だけ求めて後先なんて考えずに、思いついたことを叫びながら人生走り切れたら、多分30を待たずに力尽きて死ぬんだろうが、幸せなんじゃないでしょうか。

    最後の方でサルが正気に返って真っ当に考え始めるのが衝撃だった。この大冒険を経て!ああ人生ずっと宙には浮いて居られないのかしら。

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    2022年07月27日
  • オン・ザ・ロード

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    50年代、60年代のアメリカ。ビートジェネレーション、カウンターカルチャー、ヒッピー。豊かすぎる時代に育った若者たちが、豊かさに飽き足らず、自由奔放、わがまま放題に生きた時代と言ってしまおう。ジャズ、ロック、ジーンズ。そのカルチャーにある意味、憧れた世代ではあるのだけれど。
    その時代のバイブルと言われた本がこれ。ボブ・ディランは「僕の人生を変えた本」と言ったとか。
    訳者の青山南さんが解説で「「オン・ザ・ロード」はストーリーのない小説である。どこから読んでもかまわない、どこを読んでもかまわない、さながら長詩のようである。」と書いているが、これ以上の紹介はない。クルマ、酒、ドラッグ、セックス。やり

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    2021年06月15日
  • オン・ザ・ロード

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    私は旅をする話が好きだ。
    高校生の時に手にとった深夜特急に始まり、ポール・ニザンからクーロン黒沢まで、多くの旅に関する本を手にとった。

    本書は20世紀アメリカ文学を代表する「旅の話」である。
    ヒッピーやバックパッカーのような、青年が仕事を放棄し、最低限の金銭だけを持ち、詳細な予定は立てず目的地だけを決めて長い旅に出るという現代の旅にも通じる元型を提示した作品だと感じる。
    アメリカ大陸の広大さを感じさせるダイナミックな作品だが、多くの人が絶賛する割に自分はのめりこめなかった。
    おそらく、旅の道中のサルとディーンのやりとり、彼らをとりまく人々との出来事が話の中心であり、街の描写や旅人が受けた印象

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    2020年10月30日
  • オン・ザ・ロード

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    アメリカ大陸を横断するサルとディーン。なぜ、そこまでサンフランシスコへ向かうのか。はちゃめちゃで衝動的な旅。通過するだけの街もあれば、ハメをはずす都市もある。気ままにノープランに走り倒しすこと5回。時には腹をたてることもある。だけど、許してしまえる何かがあるディーン。大人になる気なんてなく、いるのかいないのかわからない父親の亡霊を追いかけているようでもある。旅の間中、思い出、与太、妄想、ともかく話す。身があるとか、コミュニーケーションとか関係なく喋り倒す。だから、どんな選択をしようとも「大丈夫」

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    2020年05月06日
  • オン・ザ・ロード

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    ホーフスタッターがビート・ジェネレーションのことをなんというか手厳しく書いているのを読んだので、本棚にほうってあったのを手にとってみる。

    第1部は沢木耕太郎『深夜特急』を彷彿とさせなくもない。デモインの安ホテルでひとり目覚めて15秒だけ茫然自失とするシーンなんか分かる気がして好き。第2部以降、だんだんディーンにくっついて回るようになると、サルは引っ張られてばかりというか、まあお前の友達はスゴイのかもしれんが知らんぞ、という風になってきて冗長に感じてしまう。まあ、でもたまには少しだけじじむさい事も言ってみたり、最後の最後ではディーンの惨めな様子が「もののあわれ」である。大人になれぬもどかしさみ

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    2020年01月08日