村田聡一郎のレビュー一覧

  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    SAP DX統括の村田聡一郎氏によるブルーカラー改善手法のTPSがどうしてホワイトカラーに通用しないのかの分析本。ものを取り扱うブルーカラーは日本でも現場力が強いが、情報を取り扱うバックオフィスとしてのホワイトカラーは日本において改善努力・システム化をしてこなかったために競争力が失われたと分析する。ホワイトカラーの生産性は組織内でやり取りされる情報が付加価値を生むか、具体的には①適切な相手に渡っているか、②相手がその意味を理解してアクションをとるか、③そのアクションが経済的・社会的価値を生むか、の①②③テストに通って初めて成果として意味を生むのであり、そのためには④適切なタイミングで情報が提供

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    2025年08月17日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    私はまだ部門長や経営者には程遠い存在であるものの、自部門の状況と重ねながら読み、筆者と同様に怒りが込み上げてきた。多くの日本企業が問題に抱える「グレーゾーン業務」や、ソフトウェア導入等で定型化できるはずなのに人力に頼り切っている業務などが、自部門にはびこっていると感じた。
    部分最適のためのカイゼンは自分の中で心がけていたかもしれないが、「全体最適」という点でカイゼンを意識しなければならない。
    本書の最後で、みなさんの上長にも本書を読んでもらって考えあってほしいとあったが、本当にそうしようと思った。
    みんなでこの本を読み、日本全体で生産性を向上させましょう!

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    2025年08月11日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    現代のホワイトカラーの実態が浮き彫りにされており、「まさにその通り」と唸りたくなるエピソードばかりで読み応え十分。いよいよ本格的なデジタル時代の到来により、ホワイトカラーの生産性問題にメスが入る。まずは自らの行動を変えていきたい。

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    2025年07月26日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    組織の生産性を向上させるための取り組み方がわかる。
    組織にムダな業務がたくさん残っていると感じている管理職におすすめ。

    【概要】
    ●定型業務と非定型業務
    ●グレーゾーン業務
    ●部分最適と全体最適
    ●ムダな業務とは
    ●BPR2.0

    【感想】
    ●組織の生産性を向上させるためにはホワイトカラーの業務を見直す必要があると理解した。そのためにはムダな仕事について上位職者が「やめていい」と言う必要がある。
    ●日本型BPR2.0として変革の仕組み化について7つの方策が書かれていて、とても勉強になった。特に、変革は専任組織が必要であるという点とグレーゾーン業務をやめさせるという点だ。
    ●一方で、全体最適を

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    2025年05月07日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    労働生産性 = 利益 ÷ 人数

    分母は工数じゃない。人数!
    なぜ人数なのかという説明はないが、おそらくトヨタ生産方式でそのように定義しているからだと思われる。

    とにかく人数。それが大事。QCDのうちQとDを保ちながら人数を減らさないといけない。
    そのためにできることは沢山ある。

    何度も言うけど、工数じゃなくて人数!
    人数が減って初めて生産性が上がる!
    この視点と出典を得られたので、今後の仕事人生に対して意義深い読書だった。

    なおBPR2.0については、実行難易度が非常に高い。
    そこに人を投入しなければ。

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    2025年03月28日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    生産性を上げるのは部分最適ではなく、全体最適。ホワイトカラーは価値のある情報を提供し、運用する仕事。

    低い生産性は、古い文化の浸透により、全体プロセスに対して盲目になってしまったことで生じる。改善の方法は、会社全体の組織をそれぞれ縦で置き、横軸での繋がりを持たせる為の軸を作ること。そして、その軸の芯として、経営方針を掲げ、コストを費やすか減らすか明確な基準を持たせること。

    私が所属する会社でも資産の統合管理システムが課題となっている。属人化も進み、人材がいなくなったら瓦解する、掘っ立て小屋状態だ。今日、企業がTOPの下に経営コンサルタントやデータアナリストを起き、ワンファクトで経営を行う

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    2025年02月02日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    ・「生産性をあげる→定型業務を人からはがす→定型業務はソフトウェア化する。」という話し。生産性を上げるところからスタートすると標準化の話しは通じる。
    ・SAPにもユーザー現場を分かってる人がいるじゃないと思ったら村田さんだった。以前話した時は、確かに腑に落ちることが多かった。これが、SAP製品紹介のときには反映されない。わざと欧米でやったことは日本人には紹介しないのか。「ザ・ゴール」を翻訳しなかったように。
    ・JTCあるある。過去のプロセスやルールがそのままになっている。上位職者への過度なサービス。波風を立てないことを重視した根回し(既存業務の既得権益化)。
    ・上司を喜ばすためだけのホウレンソ

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    2024年11月01日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    これはチームの人に紹介しておこう。
    日本の労働時間の長さと給与水準の低さ・・・やばいですね。

    非効率を非効率のままにして、人海戦術でどうにか乗り切ろうとするの、大野耐一さんのいう「人間性の尊重」に反するというの、ほんとにその通りだと思う。同時に読んでいた『アジャイルワークの教科書』の著者もこの人間性の尊重について言及していたけど、個人の人権感覚が希薄な日本では、人海戦術を否定しちゃうと、敵視されちゃうかもです。

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    2024年10月16日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    ネタバレ

    本の要約
    【概要】
    (誰が書いた、概要)
    SAPジャパンというERPソフトウェアの開発・コンサル会社のディレクターの方

    (読むきっかけ)
    私が社労士法人に勤めており、お客様にバックオフィス改善提案をしていく必要性を感じた。
    その中で、バックオフィスの改善における現状や問題点を勉強したいと思っていた中で本書と出会った。

    (活かしたい内容 ※2点程)
    ・自分の業務の棚卸をしてみて、それが『社内価値』か『顧客価値』か棚卸をしてみて、できる限り『顧客価値』の仕事を増やすようにする。
    ・無形の情報やサービスを特性を意識して仕事をする。
    その取り組みの積み重ねが『顧客価値』提供に繋がっていく。

    (感

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    2024年07月22日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    日本の大手企業と呼ばれるような会社に勤めているビジネスパーソンには、必ず読んで欲しい1冊。
    大企業病と揶揄されるような問題について、なぜそのような問題が生じているか、構造的にわかりやすく解説されている。
    また、最終章で書かれているような変革を、日本の大手企業それぞれが取り組まない限り、日本は世界からどんどん取り残されていくのは間違いない。

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    2024年07月08日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    ネタバレ

    感想
    ・素直に面白かった。この手の経営目線の本で一度も寝ずに読みきれたのは初めてだった。

    ・自分も1ホワイトカラーとして定型業務やグレーゾーン業務に大半を費やしていることを痛感した。
    →これと同等かそれ以上のことが日本中のホワイトカラーに起こっているにも関わらずメスが入っていない。この現状に、素人ながら強い当事者意識を持った。

    ・ERPを売ってみたいと思った。全従業員の幸福に、根本的にアプローチできる製品だと思ったからだ。
    →BPRの肝=経営者向けの製品かと勝手に捉え、全従業員の幸せには寄与できないと考えていた。
    →実際は、ブルーカラー領域で名を馳せた「ジャストインタイム」「自働化」「人間

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    2024年07月07日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    すべての決裁権を持つ大人とIT技術者に読んでもらいたい。
    「失われた30年」に対する解決策を生み出す糸口になると思う。この内容が2018年に書かれて、現在業務改善のほぼ最前線で働かせてもらっている私が常日頃感じることと同じことが書いてあるのだから何も進んでいないではないかと憤りさえ感じる。
    デザイン思考、イノベーション4.0、、キーとなる言葉を胸にクライアントを幸せに出来るよう考えていきたい

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    2023年05月07日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    なぜデジタルなのか? 監修SAPジャパン

    1.デジタルの特徴、強み
    ①記録
    ②劣化しない、疲労しない

    言い方を変えれば、再現性さらに記録活用で発展性ある仕組みができるということ。

    2.コマツに学ぶスピード戦略
    ①コマツのビジネスモデルの転換
    周知の事実である。
    ハード/1,000万円の建築土木機械の販売から、サービス/建築土木現場が喜ぶ機械の利活用への転換である。

    ②データ活用でアフタービジネス拡大へ
    具体的には、ハード/センサー経由で機械の稼働データを収集、メンテ必要時期を検知、故障前にリペアするという具合である。

    ③驚くは、仕込みの徹底
    ①、②のビジネス。顧客には安全、安心だから

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    2021年09月20日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    非常に興味深く、一気に読めた。

    真面目な民族と言われた日本人が、なぜ昔は生産性が良いと言われ、近年、生産性が悪くなったのか?どうすれば、また世界で戦える様になるのか?
    そのヒントがこの本に書かれていた!

    会社のメンバーにも読むのを勧めたい1冊!

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    2020年09月07日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    デジタル時代が到達しても、日本のイノベーションが進まない理由を鋭く突いている。まさに私の職場で当てはまる内容でした。
    こんな本を探していました!
    思わず著者が勤めるSAPと協業したくなってしまいました。

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    2020年09月06日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    デジタルをいかに活用するか。製造現場のカイゼンはあまり改善の余地が残されていない。顧客の真に求める要求を捉え、既存の条件(能力)とデジタルの掛け合わせでその要求に応えていくことが必要。コマツを始めとした実例紹介。

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    2020年01月14日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    事業部門視点でどうデジタルを活用し、組織を変革していくかを考える際に、まず手に取りたい本。
    SAPの視点から書かれていることを十分に念頭に置く必要があるものの、書いてあることはまっとうで王道であるように感じた。

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    2019年08月01日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    序章 日本型経営の「勝利の方程式」がなぜ通用しなくなったのか
    1章 コマツ LANDLOG
    2章 第4次産業革命の本質は「デジタル・イノベーション」
    3章 「デジタル」と「フィジカル」の違い
    4章 日本の現実は「2.5」
    5章 デジタル・プラットフォーマーの時代
    6章 デザイン思考で顧客の「真の欲求」を見極める
    7章 ケーススタディ:大企業システム構築の新常識
    8章 企業システム構築の新常識

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    ・デジタルの対義語はフィジカル
    ・デジタルとフィジカルのコスト構造の違い
    ・デジタルの5大特徴
      ①差分コストゼロ
      ②無制限
      ③時差ゼロ(リアルタイム)
      ④記録・分配・

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    2019年03月16日
  • Why Digital Matters?――“なぜ”デジタルなのか

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    ・デジタルの対語はフィジカル
    (目に見えない・実体が無い情報に対して物理的なモノ)
    ・ライフサイクルコストを収益機会として取り込む
    ・デジタルとフィジカルの違いはコスト構造

    この3つが言語化されてるだけで良い本だと思います

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    2019年03月09日
  • ホワイトカラーの生産性はなぜ低いのか――日本型BPR2.0

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    働き方が間違っているのではなく、働かせ方が間違っている、という指摘に激しく同意したい。この本を読むと、日々の非条理、惰性から生まれる漫然とした周りの態度を思い出し、怒りが込み上げた。それが決して間違いではないとわかる。
    それだけ改善の余地は大きいということだし、それに取り組む業務改革担当(専任)はやってみたい仕事に感じられた。

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    2025年07月29日