君野新汰のレビュー一覧

  • 魔女裁判の弁護人

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    中世の魔女裁判で無罪にしようとするお話
    「このミステリーがすごい!大賞」の「隠し玉」作品
    
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    裁判にかけられた少女を救うため
    魔女の不在を証明せよ!
    
    (あらすじ)
    16世紀の神聖ローマ帝国。法学の元大学教授のローゼンは旅の道中、ある村で魔女裁判に遭遇する。
    水車小屋の管理人を魔術で殺したとして告発されていたのは少女・アン。法学者としてアンを審問し、その無罪を信じたローゼンは、村の領主に申し出て事件の捜査を始めるが――。
    魔女の存在が信じられていた社会を舞台に、法学者の青年が論理的に魔女裁判に挑むリーガルミステリー!
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    2025年10月27日
  • 魔女裁判の弁護人

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    魔法がある世界での魔女裁判での無実を証明するリーガル×本格ミステリー!
    魔術による魔女の犯罪、人による犯罪、これらの証明ってどう理論付けするの??そんな疑問に駆られて手に取った1冊でした。

    魔法があり魔女が居る、そして、人々は神への信仰心を持って過ごし、魔法や儀式、魔女裁判で魔女と対峙している世界をローゼンとリリは旅している。そんな設定から物語は始まり旅先の小さな村で魔女だと捕らえられているアンに出会う!
    しかも、彼女は魔女では無いと訴えるが誰も信じる者は居ないし、状況証拠も村の雰囲気もアンには不利な状況。

    この状況下で繰り広げられる、捜査と推理、、、
    物語が進むに連れ白熱していく思考、悪

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    2025年09月13日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    16世紀の神聖ローマ帝国。恋人をかつて魔女裁判で失った若き大学教授が、彼女の幼い義妹とともに旅先で魔女の疑惑をかけられた女性の弁護を請け負うことに。
    情景描写と魔女絡みの蘊蓄が説明くさくなく流れるような文章がすごく好みだし、何度もひっくり返されて最後まで気の抜けないミステリ。

    いくつもの真相が重ねられているせいで各登場人物の心情が見えにくいかなとか、真犯人の設定がちょっと後出しかなという感じもしつつ、でも丁寧に伏線は張り巡らされていました。
    オカルト×ミステリとして本当に楽しかったおすすめ!

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    2025年06月30日
  • 魔女裁判の弁護人

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    時は中世、魔女裁判にかけられた少女を救うため元法学部教授ローゼンが調査を行う…
    Xでも精力的に情報発信されている君野先生のデビュー作!
    容疑者を一気に絞る論理も素晴らしく、隠し球の名に恥じないトリックプレイに感嘆!

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    2025年10月13日
  • 魔女裁判の弁護人

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    16世紀の神聖ローマ帝国、法学の元大学教授ローゼンは旅の途中である村に立ち寄る。そこでは今まさにアンという少女が魔女の疑いで拘束されて魔女裁判のための尋問を受けているところだった。
    魔女裁判に苦い思い出のあるローゼンはアンを救うため旅の友のリリと共に騒動のきっかけとなった変死事件の捜査をはじめる。

    魔女裁判といえば、魔女として告発されてしまうと拷問の末ほぼ確実に処刑されてしまうもの。論理など関係なく、魔女を恐れる人々の感情で裁かれてしまう。
    ローゼンが論理的に事件の真相を説明するだけでは魔女の仕業だと信じきっている村人達に魔女裁判を取り下げさせることは難しい。四面楚歌の状況からいかに村人達を

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    2025年09月21日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    著者初読。

    君野新汰『魔女裁判の弁護人』は、読後に深い余韻を残す歴史ミステリーの佳作である。

    16世紀神聖ローマ帝国という、迷信と宗教的権威が人々を縛る時代を舞台に、理性の光を武器に立ち向かう弁護人の姿は、単なる事件解決の物語を超え、信念と理知の尊さを鮮やかに浮かび上がらせる。

    物語の随所に散りばめられた小さな違和感は、読者を不穏に揺さぶりながらも、終盤に至って見事な必然へと収束し、論理の美を堪能させてくれる。

    しかも、安堵を誘う一件落着の瞬間からさらに一歩踏み込み、真実の奥底に隠された衝撃を突きつけるどんでん返しは、単なる勝利や救済を拒むこの物語の本質を鋭く示す。

    重厚な歴史の闇を

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    2025年09月18日
  • 魔女裁判の弁護人

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    中世欧州の山村が舞台の魔女裁判
    そもそも魔女裁判は疑われたら終わり、悪魔の証明のごとく無実を証明することは不可能
    これを不可能犯罪よろしく理論で謎を解き明かすミステリー
    …が、エピローグでどんでん返し(最近このパターンが多すぎて食傷気味だが)
    中世、魔女、ミステリーと美味しいおかずばかりだった

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    2025年09月02日
  • 魔女裁判の弁護人

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    この表紙に惹かれて購入!中世ヨーロッパを舞台にした、とある村の、ファンタジー色のある、魔女裁判のストーリーで好みの雰囲気でした!最後の最後でまさかの展開。途中、違和感はあったのですが、そうくるかぁーと騙されました。ライトな感じで読みやすくて良かったです。

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    2025年07月06日
  • 魔女裁判の弁護人

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    魔女や魔術が存在する(と信じられている)世界で、証言や証拠から一つ一つ論理を組み立て、たった一人の犯人に辿り着く過程に、本格ミステリーものとしての強い説得力を感じた。
    少しダークな読後感も好みだった。

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    2025年07月06日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    アベールが犯人と判った、その推理がなんとなくピンとこなかった。なんだかつまんないと思いきや、どんでん返しがあったのですね。

    私的にそれで辻褄が合って、ストンと腑に落ちました。

    おもしろかったです。

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    2025年07月04日
  • 魔女裁判の弁護人

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    冤罪をどう晴らしていくのかという物語。

    「ある」ものを証明するのは可能だけど
    「ない」ものを証明するのは、ほぼ不可能。
    それをどうやって証明していくのか?

    物的証拠は無理だから、状況証拠で固めていく
    わけですが、苦労に苦労を重ねて
    冤罪を晴らしていく展開は、とてもおもしろかったです。

    途中でこの人怪しいな、と思いつつ読み進めたのですが
    ああやっぱりと思いつつ、無事解決したなと思ったら!
    最後の最後に大どんでん返しが待っていました。

    これは全く予想し得なかったのでビックリしました。
    ミステリーだけでなく、復讐ものが好きな人も
    楽しめると思います。

    余談ですが、初めて出来た彼氏は既婚者で

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    2025年06月25日
  • 魔女裁判の弁護人

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    特殊設定ミステリー。
    364ページありますが、中だるみもなく、サクサク読めました。
    おもしろかった!

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    2025年06月22日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    中世ヨーロッパの独特な…宗教に対して敬虔で盲信的な空気はこんな感じだったのかな〜と思えたし、被疑者を“魔女ではない”と証明するくだりは実にロジカルだった。謎解きパートも最後に大どんでん返しがそう来たか…!って感じで面白い。
    けど、主人公の(元)大学教授、最後に青年を一人冤罪にしてるんだけど…青年はどうなったの?!大丈夫?!てかイヤミスなんこれ?!あんまり“元・大学教授”って設定が生かされてないように感じた。結局推理も間違っていたわけだし…。てかこの裁判事件がこの教授の最初の事件簿というわけではないとこが怖い。今までこの青年と同じように冤罪になった人もいるかも知れないし、助けられなかった魔女容疑

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    2025年11月20日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    16世紀、悪名高い魔女裁判でたくさんの人が殺されて・・という時代に魔女疑惑をかけられた少女を助けるため元大学教授のローゼンは事件の捜査をはじめる。

    後世の人間として魔女裁判がどういうものかわかってるので、それに立ち向かう無謀さというか絶望感がすごい。疑われたら即終了のあの魔女裁判。作中でもみんなで「あいつが魔女だから」の中、理論で立ち向かう。一応の解決を見ましたが「でもやっぱ魔女だろ」と誰かが言い出したら終わりそうな理不尽さもある。なんなら話を聞いてくれてるだけでなんかちょっと違和感があるくらい。

    で、まあ最後にどんでん返し的なものがあるわけですが。。。あんまり好きじゃないかな。(不自然さ

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    2025年11月04日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    仕事で疲れたので普段とは全く違う世界観の話が読みたくて積読からサルベージ。魔女裁判なんて論理の通らないところにどう切り込んでいくんだろうと思って購入してたやつ。
    主役のロジックがいまいち頼りないのだけどキャラが良くて頑張っているのと読みやすい文章でなかなか面白かった。読後感は…後味よいのか悪いのか。
    続編読みたい気もします。主役の師のエッグハルト・クーゲルシュタイン気になる…めっちゃキャラたってる。
    西洋魔術の世界がいつも馴染んでる陰陽五行の世界観と違ってて興味深い。

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    2025年10月25日
  • 魔女裁判の弁護人

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    ネタバレ

    やっぱファンタジーとミステリは混ぜちゃダメなんですよ
    結局悪魔の仕業!!それはないって!!!!

    とはいえ、論理=悪魔という図式を最初に出しておいて、最終的に主人公側が悪魔、という構成は見事でした。「ちゃんと考えればわかったのに」というセリフまさにそのままで歯軋り。
    文章自体がすごく読みにくかったのは、世界史に対する見識の無さのせいかなんなのか…。
    どこまで主人公と知識を共有できてるのかもわからないから、それも読者の立ち位置を曖昧にさせて読みにくい原因かも?

    あと魔女裁判恐ろしすぎるんよ

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    2025年09月18日
  • 魔女裁判の弁護人

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    リリの描き方が最初から違和感しかないです
    露骨に最後の締めに持っていくための仕掛けなんだろうけど、もう少し上品に設定して欲しかった
    魔女裁判全盛の時代だからこそ、描ける世界があると思うので、次作では折角掴んだ世界観全開て物語を展開して欲しいです

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    2025年09月13日
  • 魔女裁判の弁護人

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    「中性ヨーロッパ×魔女裁判×リーガルミステリー」新たなる組み合わせです。
    軽いノリの会話から始まり、軽く読めるかと思ったら、とっても頭を使いました‼️

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    2025年09月09日
  • 魔女裁判の弁護人

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    展開が何個もあって、飽きずに読めた。魔女狩りの裁判を論理的に弁護してみせるのは相当難しいことを思い知らされ、当時の絶望感が感じられる。次作にも期待。

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    2025年09月04日
  • 魔女裁判の弁護人

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    魔女裁判にかけられた少女を救う

    作中で「魔女は女性だけではなく、男女ともを表す」という書かれていたが、男性は魔男ではないし。。。と思っていたが、そうだったのか

    "ある"ことを証明するより、"ない"ことを証明する方が遥かに難しい

    ローゼンとリリの旅はまだ続くのだろうか?

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    2025年08月24日