栗原大智のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
# 『眼科専門医が教える最新知識 スマホ時代の「眼」メンテナンス』:視力を整えることは、世界との境界線を美しく引き直すこと
デジタルデバイスに囲まれ、日々膨大な情報に晒されている現代において、「眼」は私たちが世界を認識するための最前線でありながら、最も酷使されている器官の一つである。本書は、そうしたスマホ時代特有の眼の酷使に対して、医学的エビデンスに基づいたきわめて実践的なケアを提示してくれる名著であった。
特に印象深かったのは、上まぶたと下まぶたが正しく密閉することの重要性と、それによって保たれる「目の湿潤」という科学的メカニズムである。日々のデスクワークのなかで、私たちは自覚している以上に瞬きを忘れ、眼を乾かせ、その機能を低下させている。本書が推奨する「目のトレーニング」や、1日2回の「お温法(ホットアイマスク等を用いた温熱習慣)」、そして目薬の正しい使い方といったアプローチは、いずれも即座に生活に取り入れられるものばかりであり、実践した先から眼の奥の緊張がほどけていくような確かな感覚を得られた。科学的に腑に落ちる解説があるからこそ、単なる一時的な対処療法ではなく、持続すべき「習慣」として自分の中に深く定着させることができる。
この本を読み、日々のセルフケアを実践していくなかで、私の思考は「自己と他者、あるいは自己と世界との境界線」というテーマへと dispatch されていった。
眼性疲労や近視・遠視の本質を学ぶことは、自分が今、世界のどの距離にピントを合わせているのかを自覚することに他ならない。それは、心理的な意味における「他人と自分の境界線」をいかに保つかという問いとも美しく重なり合う。境界線が曖昧で、他者の領域に踏み込みすぎたり、逆に他者からの侵入を許してしまったりする現代的な生きづらさは、どこかピントが狂ったまま世界を見つめ続けている眼の疲弊と地続きにあるように思えてならない。
正しいメンテナンスによって眼の調子を整えることは、単に視覚的な解像度を上げるだけでなく、自分と世界との間に心地よい健全な距離感(ピント)を取り戻す作業でもある。溢れる情報やノイズに対して盲目的にシャッターを閉めるのではなく、自らの意思で適切にピントを合わせ、潤いある健やかな状態を保ち続けること。それこそが、この目まぐるしいスマホ時代を自分らしく、凛として生き抜くための最高の自己防衛であり、私にしか生み出せない豊かさの基盤になるのだと、確信に満ちた変化を心に刻むことができた。
世界をどう見つめるかは、自分をどう律するかによって決まる。
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Posted by ブクログ
本書は、目に関する知識がコンパクトに凝縮されており、非常に分かりやすい一冊でした。最新の知見を効率よく学べる点はもちろん、日常生活に直結するアドバイスが豊富で、多くの気づきがありました。
特に驚かされたのは、コンタクトレンズを装着したままの入浴が感染症のリスクを高めるという事実です。私自身、普段から眼鏡とコンタクトを併用しているため、身近な習慣に潜む危険性を知ることができ、セルフケアの重要性を痛感しました。
また、巻末にまとめられた「良い眼科を見分ける5つのポイント」は、非常に具体的で実用的です。
* 通院のしやすさ
* 医師が話をよく聞いてくれるか
* アフターケアの充実
* 眼科専門医による診療
* 検査機器の充実
これらの基準を知ったことで、自分の大切な目を守るための環境選びに自信が持てました。本書を通じて、目の健康の大切さを改めて深く学ぶことができました。
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Posted by ブクログ
昔から目が悪いのにあまり労わってこなかった。
そんな自分には参考になること多数。
第3章 目に悪い7つの習慣、目にいい7つの習慣
目薬は一回に一滴
水道水では目を洗わない
副流煙も目に悪い
眼鏡をお湯で洗わない
目に良い姿勢:30cm以上、画面と垂直に
サングラスはUVカット99%以上
一日二回各五分以上目を温める
サプリはルテインとゼアキサンチン:
ほうれん草、南瓜、モロヘイヤ、アボカド
一日二時間外に出る
7-9時間の睡眠
第4章 症状別対策とセルフケア
目が疲れる(眼精疲労)
目が乾く(ドライアイ)
近くが見えにくい(老眼)
遠くが見えにくい(近視)
目がかゆい(花粉症・アレルギー)
まぶたが下がる(眼瞼下垂)
眼の中にゴミが見える(飛蚊症)
見えにくい(白内障)
線がゆがんで見える(加齢黄斑変性症)
視野が欠ける(緑内障) -
Posted by ブクログ
もっとデジタル端末との付き合い方に特化しているのかと思ったけど、病気の話も含む眼の話全般だった。
ほんのり気になっていたことが一通り知れて、思いがけず勉強になった。
あとでもっとメモ書く。
■ サプリはルテインとゼアキサンチン
■ 目薬の避けるべき成分はナファゾリン塩酸塩(血管収縮剤)と塩化ベンザルコニウム(BAK)(防腐剤)
■ 目薬は冷蔵庫のドアポケットがおすすめ
■ 近視は大人になってからも進む
リスク要因;東アジア人、女性、日光を十分に浴びていない、親が禁止
→1日2時間以上外で日光を浴びよう
■ タピオカサイン(脂の塊)
MGD(マイボーム腺機能不全)により涙の量や質が不足によりドライアイの症状が現れる。
→1日2回格5分目を温める(マイボーム腺から出る涙には脂の成分が含まれるので、MGDで固まってしまった脂の塊を溶かすため)
■ まつ毛ダニ対策→アイシャンプーで瞼を洗浄する
■ ICL
マイナス6Dより強い近視が良い適応。21~45歳が良い適応。
45を過ぎると老眼や白内障の影響が始まって見え方に変化が現れるため、ICLで矯正した視力を維持しにくくなるため
■緑内障の早期発見には視力検査、眼圧検査、眼底検査が重要
■ 飛蚊症はレーザーで治る(ビトレオライシス)。ただし保険適用外
■白内障
・単焦点レンズ
見え方がシャープ、細かいものを見る作業をする人、PCなど一定の距離で見る仕事が多い人、緑内障や網膜の病気がある人
・多焦点レンズ
眼鏡が不要になることが多い、シャープさは劣る、光の環やまぶしさを感じることがある
■ 加齢黄斑変性症 失明原因第4位