入夏紫音のレビュー一覧
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謎の香りはパン屋から系のお話。
第1話 黒江古都は頑張ってきたのに休講だった。お昼まで時間を潰して、二ノ瀬とキッチンカーを探しにいく。和風チキンタルタル南蛮を頼む。キッチンカーのお兄さん初島に誘われて、キッチンカーで働くことになる。
第2話 古都は主に宣伝とSNSでの宣伝を手掛けている。キッチンカーは新規参入も多いが、1年での廃業率は30%にも登る。そんな中、女の子がサンドイッチを替えて欲しいとやってきた。
第3話 屋台フェスで豚汁とチキンタルタルを出す。提供が遅かったせいで怒鳴られるし、割り込みでクレーム。そこにすり騒動まで起こる。
第4話 4対4の合コンに行ったら初島がいた。二次会 -
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ネタバレ好奇心旺盛な二ノ瀬と冷静な古川の2人が学校内で起きる日常的なミステリーを解決していく物語。氷菓やハルチカシリーズを彷彿とさせる、青春と日常の謎と少し苦い結末がうまく組み合わさっていてとても読みやすかったです。二ノ瀬さんと古川さんの甘酸っぱいやり取りがまぶしくてこれで恋人同士じゃないのかとツッコミを入れたくなるような仲の良さだと思いました。そんな彼らの内面が物語と時系列が進むにつれて分かってきて、愛着がわいてきました。続編が作れそうな雰囲気なので、彼らの青春の続きを読んでみたいです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者初読。パイセン本。
入夏紫音著『古川くんと二ノ瀬さん』は、派手な演出や過剰な感情表現とは一線を画した、静かで繊細な青春小説だ。不器用で言葉少なな古川くんと、どこか距離を保ちながらも確かな優しさを持つ二ノ瀬さん。2人の関係は、いわゆる「恋愛」という枠に収まりきらない、どこか曖昧で、それゆえにリアルな温度感をまとっている。物語は大きな出来事に頼らず、日常の中にあるわずかな心の揺れを丹念に描いており、その静けさが読者の心に深く染み渡る。互いに無理をせず、ただ隣にいるという関係の尊さを、改めて思い出させてくれる一冊だ。感情を説明しすぎず、行間に託された思いが余韻となって残る本作は、日々の喧騒に疲