デボラ・ホプキンソンのレビュー一覧

  • こうしてぼくはスパイになった

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    1944年、第二次世界大戦時のロンドンはナチス・ドイツの空襲が続いていた。13歳のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係として、自転車のカゴに愛犬で救助犬のリトル・ルーを乗せて出発した。その道中、アメリカ人の少女エレノアとぶつかってしまう。彼女が立ち去った後にはある一冊のノートが残されていた。そのノートには秘密諜報員の訓練と謎の暗号が書かれていたー。

    数年前話題になった『自由研究には向かない殺人』を訳した服部京子さんが訳してるから絶対面白いだろなー、子どもってスパイものに弱いよなーと思い手に取った。

    シャーロック・ホームズに憧れながらも、ちょっと頼りなく心に深い傷のあるバーティとしっ

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    2025年09月09日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    第二次世界大戦中のロンドンにおいて、少年少女+救助犬が難読暗号の解読に挑む、推理×友情×アニマルセラピーを味わえる一挙両得以上の物語だと思った
    軽く読めるものの戦争背景はハラハラで、暗号問題も読者挑戦ができて楽しい

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    2025年12月07日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    歴史物の児童書を多く書いているデボラ・ホプキンソンの作品。歴史部分をかっちり描いているので、子どもの本らしいほわっとしたところもありつつ、とても軽快にさわやかに読める。オーバーロード作戦のDデイ前夜の様子をイギリスの視点から見るというのは、わたしにはなかなか新鮮で面白かった。

    と同時に、いつも食べ物が欠乏していること、不可抗力の出来事でも深い心の傷を負ってしまうこと、誰のことも信じられなくなってしまうことなど、戦争の残酷さもきちんと描かれている。

    じつは、スパイものってちょっと苦手なので(うそをつかなきゃならないし、裏切りも必ず入ってくるので)どうかなと思っていたけど、スパイじゃなかった(

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    2025年11月05日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    イギリスがドイツと戦争をしていた時代 父親と暮らすバーティは相棒である犬のルーと民間防衛隊として人命救助にあたっていた。 そんな時に出会ったアメリカ人の女の子、そしてナチスドイツの虐殺が逃れてきたユダヤ人の友達デイブイトと三人で秘密諜報員がノートに残した暗号を解いていく。

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    2025年07月28日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    戦時中のロンドンが舞台。
    大人ができなかったことを、子供たちが力を合わせてやり遂げたことに感動。小さいわんこの活躍にキュンとする。
    暗号解読部分もあって、謎解きが好きなヤングアダルトにおすすめしたくなる。

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    2025年06月22日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    少年がスパイになったのか??とワクワクしながら読む。
    大人顔負けの暗号解読に1人ではムリな事でも知恵を出し合い、時には大人に相談するという信頼と友情とそして戦時下でも生きていく強さを持つ大切さを感じることができる。今は戦時下ではないが物価の高騰に加え、働き方改革で残業が制限されて貧困にピッタリの現代でも生きる力や子どもたちのたくましさをこの本から得られたらなぁと思う。

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    2025年06月02日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    戦争の厳しい現実と負の歴史… 子どもたちの生き様と成長を描いた物語 #こうしてぼくはスパイになった

    ■あらすじ
    第二次大戦後期のロンドン、ドイツからの空種が続いていた。13歳の少年バーティは、いつも救助犬のリトル・リーと一緒に民間防衛隊として任務を務めている。

    ある日バーティが急いで自転車を漕いでいると、アメリカ人の女の子とぶつかってしまう。喧嘩別れをしてしまう二人だったが、バーティはそこに落ちていたノートを見つけるのだった…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    子どもたちが大活躍する物語、しかもスパイものってのにワクワクしちゃいます。

    しかしやっぱり戦争ってのは罪作りですよ、無限の可能性が

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    2025年05月21日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    東京創元社「創元 初夏のホンまつり2025」にて購入。

    第二次世界大戦中のロンドン。空襲警報が鳴り響く中、偶然諜報員のものとおぼしきノートを手に入れた民間防衛隊の少年バーティ。ノートには暗号文が書かれている。
    ノートはアメリカ人の少女、エレノアが彼女の家庭教師でフランス人のヴィオレットから預かったもので、ヴィオレットは行方不明になっていた。
    バーティはエレノアやシャーロック・ホームズ通の友人デイヴィッドとともに、暗号を解読しようとする……といったお話。
    実際に作中と同じ手順で暗号を解読することもできるようになっており、子どもだったら喜んでやったかもなあと思う(ただし、解読したところで英語の意

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    2025年05月19日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    暗号解読、やってみたら楽しいだろうな。
    たくさんの暗号があるのね。そりゃそうか。

    暗号って、AIの方が解くの早いだろうな。なんとなく。

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    2025年11月30日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    1944年2月、ナチス・ドイツの空襲が続くロンドン。13歳のバーティは、空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係としてはじめての任務のため、自転車のかごにのっている相棒は、救助犬のリトル・ルーと共に街へ飛びだしていった。ところが大あわてで自転車をこいでいたため、女の子にぶつかってふたりとも転んでしまう。女の子が立ち去ったあと、バーティは通りで一冊のノートを拾う。それは秘密諜報員になるための訓練を受けた女性のもので、文章の後半は暗号になっていた。ノートを道に落としていったアメリカ人の少女エレノアに再会したバーティは、ノートを書いたフランス人女性・ヴィオレットが行方不明になったと知る。彼女を探すため、エ

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    2025年09月12日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    大好きな服部京子さんの訳ということで手に取りました。
    児童書なだけにカバーデザインが可愛い。
    イギリスの第二次世界大戦中の話で、シビアそうな内容とは裏腹に13歳の少年と愛犬が軍の機密暗号を解読するという話しで、日本でいう少年探偵とその仲間たちって感じです。
    愛嬌のあるキャラが多いのと、実在した人物がモデルになってたりするので海外小説の割には人物相関がイメージしやすい。
    暗号自体はヒントがあるのでちゃんと読み解けばわかる内容だと思いますが、途中で面倒で飛ばしてしまいました。
    たまに息抜きで読むには軽くて、さすが服部さん。
    内容的には完全に児童向きかなあと。

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    2025年09月07日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    児童書。第二次世界大戦、ヨーロッパの連合国軍のノルマンディー上陸作戦前のロンドンを舞台に、少年少女が暗号を解き明かしスパイを見つけると言いうストーリーに戦中の暮らしを交えての物語。面白かった。

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    2025年08月26日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    表紙がとっても可愛くて一目惚れ。
    スパイの暗号が子供に解読されてしまうのってどうなの?と思ったけど、児童書なのであえて簡単な暗号にしているらしい。なるほど。一緒に暗号解読を楽しみながら、戦争に触れられる、こんな本があるのはいいなと思った。

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    2025年08月20日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    第二次世界大戦初期のロンドンで13歳の少年少女たちが失踪した秘密諜報員を探すため、暗号解読に挑むミステリ。主人公は民間防衛隊の伝令係として働いていて、暗号解読に一緒に臨む友人はユダヤ人弾圧から逃げてきた子で、作中何度も空襲警報が鳴り響く。彼らの日常に「戦争」が溶け込んでいる描写に悲しくなった。
    作中で彼らが口にした「おとなは戦争を終わらせるつもりがあるのかな?」という問いが、棘みたいに心に刺さった。

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    2025年08月11日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    第二次大戦下のロンドン。13歳の少年バーディはアメリカ人の少女エレノアと道でぶつかった際に一冊のノートを拾う。それはスパイとして敵国に潜入した女性の手記。そして後半は暗号になっていて。。。

    児童文学、なんですかね?主要な登場人物が少年少女というだけで別に児童文学という感じでもなかった。普通に楽しめました。あとがきを読む限り、ある程度史実に沿った形のお話なんですね。そのせいか最終的に「旅行者」の名前だとかどうなったとか濁されて終わり。ちょっとだけもやもや。おもしろかったですけどね。

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    2025年07月23日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    児童書ということだったけれど、充分に楽しめた。

    訳者のあとがきにもあるように、こんな本を発掘・刊行してくれたことに感謝。挿画に惹かれたとあるが、私もその一人。読後に知ったが、「自由研究には向かない殺人」などホリー・ジャクソンのシリーズも訳していたんだ、なるほど。

    第2次大戦中の話だが、子どもたちの生き生きとした姿が描かれている。LRの貢献は大きい!

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    2025年07月21日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    第2次大戦末期、ドイツ軍の空爆にさらされていた頃のロンドンが舞台。13歳のバーティは犬のl.Rと自転車に乗っていた時に、アメリア人の女の子とぶつかってしまう。女の子が立ち去った後に、1冊のノートを拾う。それは、スパイになる訓練を受けた女性のノートで、後半は暗号で書かれていた。
    シャーロック・ホームズさながらに暗号を解読していくバーティと女の子・エレノア。暗号は解けるか?

    史実に沿って書かれているけれど、フィクション。暗号の解読法も詳しく書かれているけれど、私はすっ飛ばして読んだ。スパイ物というよりも、少年たちの冒険物語。

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    2025年07月13日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    バーティと相棒のリトル・リー救助犬と初めての任務で一冊のノートを拾う・・・
    それは秘密諜報員になるために訓練ノートだった・・・

    タイトルに惹かれて読みました。
    著者が児童文学小説だっとので子供よりの小説だと思っていましたが、大人でも楽しく読むことができます。
    また、初歩的な暗号の解読方法などあり、楽しめました。

    子供達が戦争による、厳しい現実や負の歴史を知ることもできる学べてワクワクする小説だと思います。

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    2025年06月12日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    CL 2025.5.25-2025.5.28
    第二次世界大戦の最中、ロンドンでバーティとデイヴィッド、アメリカ人のエレノアが暗号解読に挑む。あ、あと救助犬のリトル•ルーも。
    Dデイ直前のロンドンで、それぞれが戦争の厳しい現実に翻弄されながらも3人は最大限の努力を惜しまない。知恵を絞って暗号を解読しようとし、勇気を持って罠を仕掛ける。

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    2025年05月28日
  • こうしてぼくはスパイになった

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    ナチスドイツによるロンドン空襲(ブリッツ)が激化する1944年、民間防衛隊の伝令係で13歳のバーティはアメリカ人の少女エレノアの落とした赤いノートに書かれた暗号の解読に挑み、SOE(特殊作戦執行部)内に潜む裏切者の割り出しへと進む。米国の大学教授シェイ博士の娘で利発なエレノア、ノートの持ち主で突然姿を消したエレノアの家庭教師の女性ヴィオレット、9歳で家族と別れドイツから逃れてきたシャーロック・ホームズ愛読者のデイヴィッド、バーティの愛犬で救助犬として活躍するリトル・ルー(LR)、そして実在したアイゼンハワー将軍とその愛犬テレック、特殊作戦執行部(SOE)の暗号責任者レオ・マークスなどの魅力的な

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    2025年05月21日