嶋中労のレビュー一覧

  • コーヒーに憑かれた男たち
    タイトルにある通り、コーヒーに憑かれた、むしろ狂った男たちの半生が書かれた一冊。
    戦後から平成までの時代に喫茶店からエスプレッソのチェーンが台頭する時代に生きて亡くなっていったコーヒー狂のしつこすぎるこだわりや、そのよいコーヒーを世の中に知ってもらいたい想いが、感じられます。

    コーヒー好きにもオス...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち
    コーヒーうんちくを求めて買った本ですが、期待に沿う内容でした。
    ブルーマウンテンは、最高級豆ってことになってますが、それは作られたイメージの可能性があって、他にも安くておいしい豆はたくさんあるそうです。
    なにより、新鮮な豆で淹れたコーヒーを飲んでみたいと、切に思わされる本。コーヒー好きな人なら読んで...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち
    コーヒーを飲み始めたのは、中学生の頃だ。自分の家のすぐそばに、喫茶店があり、そこに通った。父親のコーヒーチケットがあり、それを使っていいと言われて、飲んだ。真っ黒な飲み物を飲み干し、苦いママのブラックで飲むことが、大人になった気がした。そんな背伸びをコーヒーが教えてくれた。
    コーヒーを極める 3人の...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち
    これは本当に「憑かれた」人たちの話だ。日本人は武士道精神なのか、茶道や華道の歴史があるためか、何事にも「XX道」を目指して徹底的にこだわる、そして極める文化がある。
    これが日本の素晴らしさだと思う。
    そしてコーヒーに人生を捧げ、そして極めた(ただし本人たちは道半ばと謙遜する)人たちの話だ。
    その中で...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち
    日本人は、書でも花でもお茶でも何でも道を求めていく。
    そして書道、華道、茶道などが生まれる。

    本書で取り上げられている3人は、独自に珈琲道を求め生きていた人たちではないか。
    豆の選び方、焙煎の仕方、ドリップの仕方などに一度、一秒、一グラムでの完璧を求めていく。

    珈琲は焙煎だとは何度も聞い...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち
    この本に出会った頃、ほとんどの登場人物が鬼籍に入られ、目では理解するも舌で確かめられなかったのは残念。只々今は現存するお店の味を大事に追認したく思う。
  • コーヒーに憑かれた男たち
    元々珈琲の飲み過ぎで、一旦胃を壊した経験から、
    珈琲離れをしてたわけですが、この本で、飲み直してみたら、
    段々はまってしまいまいました。

    珈琲もトチ狂った「人」の方向から書かれると、新たな興味が湧きます。

    残念ながら、この本で紹介されているうちのお一人は鬼籍に入ってしまい、
    その方の珈琲を飲むこ...続きを読む
  • コーヒーに憑かれた男たち

    夫が夢中で読んでいたので、読んでみました。
    登場人物たちの珈琲への貪欲な探究心や、
    多くの時間や情熱を捧げてきたであろう姿が男前です。
    そして今まで知らなかった珈琲の知識も少し身に付き、
    なかなか面白い本でした。
    ただ筆者の文章力が少々稚拙だと感じたことは否めませんが...