潮木守一のレビュー一覧

  • キャンパスの生態誌 大学とは何だろう

    Posted by ブクログ

    昔は貴族・上流階級のための学校であった。また、そもそも勉強というものが、労働の代わりという意味をもっていたことは、現代ではあまり意識されないものの、教える側も教わる側も意識しなければならないことと再認識した。

    また復唱の効用として、一定の既に確定した知識を習得するためには、この「復唱」は極めて大きな効果があるという。これもちょうど、子が取り組んでいる公文の問題文で「音読」を必ず義務付けていることも思いだした。

    本書は、同著者のドイツの大学・アメリカの大学より前に著された新書であり、古今東西の大学に「タイムマシーンで訪れて」いる。臨場感溢れる内容と読みやすさは、著者の一連の著作に共通している

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    2011年10月02日