佐伯つばさのレビュー一覧

  • ようこそ瑕疵ある世界へ

    Posted by ブクログ

    連作短編で非常に読みやすい内容だと思うが、それぞれの結末がどこかどっちつかずな印象を受けた。著者自身が実際に集めた怪異の話を元に描かれていて、世にも奇妙な物語のようなストーリーだった。臨床心理士の視点での怪談で割と楽しめたと思う。

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    2025年09月20日
  • ようこそ瑕疵ある世界へ

    Posted by ブクログ

    臨床心理学とホラーミステリーがどう描かれるのか気になって手に取った1冊でした。
    実話怪談というよりも、実話怪談を元にしてミステリーの短編小説を作った1冊でした。
    怪異がこんなにも心理学でアプローチされ紐解かれるのかとどんどん読み進めてしまいました!
    でも、ラストがラストだけがもっとストーリー感が欲しい…

    でも、そのラストは想像で楽しんでもいいかもしれない気もする。

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    2025年06月23日
  • ようこそ瑕疵ある世界へ

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    怪談イベントにも出演する臨床心理士・佐伯つばさ先生の初著書。2025年作品。

    実話怪談本ではなく、実話怪談を元にしたミステリー仕立ての短編小説集です。
    大学で臨床心理学を研究する佐伯翼助教授が、佐伯ゼミに所属する沖山修一と多度結良という男女2人の学生が持ち込む怪異の謎解きをするという全7編の連作短編集になっています。
    全体的に「虚偽記憶」というものが縦軸のテーマとしてある気がします。
    オカルト的怪異と、人間心理の不可解さと、二重の不思議が楽しめますが、人間心理の不思議でオチがついた話が、結局は人間心理では片付けられない、という大オチになるのは、こちらの心理も操られているかのような不思議な読後

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    2025年06月11日
  • ようこそ瑕疵ある世界へ

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    怪異を臨床心理学のアプローチで解き明かしていく連作集。あくまで解決ではなく可能性の提示に留まり謎を残すのが特命リサーチ200Xみたいでよかった。札幌のホテルで顔のいいやべー男にウザ絡みされる話が好き(言い方)。あと都市ボーイズが女体化してた。

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    2025年06月05日
  • ようこそ瑕疵ある世界へ

    Posted by ブクログ

    なかなか面白かったけど、え?ここで終わり?という中途半端な感じで毎回ラストが残念な気がする。
    怪異だからしょーがないし、その余韻を楽しむのだろうけどスッキリしないなぁ。
    いや、でも最後まで読むとこれはこれでなかなか怖い感じかも。

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    2025年04月29日
  • ようこそ瑕疵ある世界へ

    Posted by ブクログ

    著者の佐伯翼さん自身が、臨床心理士である主人公佐伯として展開する7つの短辺からなる話。心理学的な視点から怪奇現象や人間の心の闇に迫る内容となっており、各物語では、現実と幻想の境界が曖昧になるような不思議な出来事が描かれ、読者を不穏で不安感を煽る独特な世界観へと誘う。
    佐伯の教え子であるゼミ生の結良と修一は様々な怪奇事件に巻き込まれていく。二人の話を聞き、また行動を共にし、佐伯が心理学的なアプローチを用いて不可解な事件を解明していく過程が描かれており、最後の章では思いもよらない展開が待っており、ただの不思議な物語というだけでは終わらなかったところにいい意味で裏切られた。物語の中で、人間の心の奥深

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    2025年04月23日