雁屋優のレビュー一覧

  • 虚弱と歩く

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    成功してる人はみな体力があってバイタリティに溢れている
    そんな人たちをみて、自分はどこまでいっても成功できないんだろうなと思っていた
    でも自分より虚弱であるにも関わらず、物書きとしてお金を稼いでいる人たちがいる。
    なんとか工夫して、生きていってる。
    そういう人たちを見ると、自分も何か成し遂げられる気がした

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    2026年09月03日
  • 発達障害・グレーゾーンかもしれない人のためのお金の「困った!」を解決する本

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    発達障害やグレーゾーンじゃなかったとしても、この手の状況になり困ってる人はいると思う。
    自分もお金は貯まらないし、あればあるだけ⋯場合によってはそれ以上使ってしまう。
    そうならないようにするために自分に何が足りないのか、何を足すと良いのかをサックリ教えてくれる本。
    決して責められてるような感じや、疎外感みたいなのはなく、逆の包容感が凄いあってお金の話なのに読後はほっこり。
    巻末資料で突然現実に戻されたので、今すぐ何かしらの救済を受けたい!というくらいの切迫感がないなら見ずに一旦閉じるのがオススメです。

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    2026年06月01日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    つながる、ことを強要される/するのはやはりかなわん。という人、つながることがうれしい人。かなわん側でも生き延びられるようにすることは可能なんだが、そこにはリソースと技術がいる。その分もちゃんと割いてほしい、というのはまっとうなんだが。そこまでしろというのか、と言われそうな気もする。

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    2025年04月17日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    【目次】

    はじめに:ここでもまた、コミュ力ですか

     第1部 問題提起編

    1 当事者コミュニティに参加できない/したくない理由
    2 当事者コミュニティの功罪
    3 マイノリティの「つながりたくない」も尊重してほしい
    4 マイノリティの運動を振り返る
     ◆番外編 私が「つながらない権利」を求めるまで――読書の旅を辿る

     第2部 対話編

    1 「障害の社会モデル」の観点から考える、マイノリティの「つながらない権利」
      ――飯野由里子さんインタビュー
    2 発達障害の診察、研究の現場から考える、マイノリティの「つながらない権利」
      ――本田秀夫さんインタビュー

     ◆コラム 生活保護についての解説、受給に関する各種相談機関紹介
     ◆コラム 「能力主義」とは何か

    3 障害開示や特別支援教育の視点から、マイノリティの「つながらない権利」を捉え直す
      ――相羽大輔さんインタビュー

     第3部 解決編

    マイノリティの「つながらない権利」を再定義する
     ◆コラム 「知能」の持つ危うさ
    1 当事者運動は社会に開かれなくてはならない
     ◆コラム 優生思想の正体を捉える
    2 オンライン空間が鍵を握っている
    3 マイノリティのための運営や資金のあり方
    4 マイノリティとテクノロジーの距離は揺らぐ
     ◆コラム 「正しい」情報とは何か
     ◆コラム 多様性という戦略、人権という約束

    おわりに:私のままで生存できる社会を作る

    あとがき

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    2025年03月04日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    当事者が直面する困難は、そのもの自体の構造は健常者が相対するものと本質的には変わらない。問題は、対処の手段や難易度が格段に違うということなのだと思った。

    個人的には、XR空間のような、自分の障害を含めたアイデンティティを恣意的に捨象し選択して参画できるようなテクノロジーがブレイクスルーになるのではと思ったし、テクノロジーと障害をキーに作られているプロダクトがこの辺りを意識してるのではと今更ながら気づいた。

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    2025年02月24日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    ネタバレ

    タイトルの「つながらない権利」という言葉に最初はとても引っかかっていた。人と人とのつながりなしに生きるなんて可能なんだろうか?この社会は人のつながりの中で成立しているのではないか?

    ただ、本書が訴えるのは「誰ともつながらない」などという極端なことではない。困難を抱えた人が当事者コミュニティなしで情報を獲得しづらい、そんな現状の問題点を鋭く指摘していて、なるほどと唸った。

    情報が氾濫するこの社会において、特定のコミュニティに所属せずとも欲しい情報を得ることは比較的容易だ。ただし、それはマジョリティとして自覚なく社会のあらゆる利益を享受できる者の話。アルビノの当事者であり、ASDや性的マイノリティでもある著者のように、複数のマイノリティ性を抱える人にとって当事者コミュニティはかならずしも安心できる場所にはならない。マイノリティが本当に欲しい情報、例えば進学、就職、あるいはもっと身近な日々の生活に必要なことを知るための選択肢はものすごく少ないのだと改めて気づかされる。

    第2章の対話編では、3人の有識者へのインタビューによって論点が整理され、著者自身が捉われていた「能力主義」にも言及される。第1章を読みながら疑問に思ったことや違和感を覚えた点は、2章でかなり解消された。問題意識を発信し、有識者と共に見識を深め、これからの道筋を提示する本書の流れはスリリングですらある。

    マジョリティと呼ばれる側がマイノリティを理解する手がかりにもなる良書だった。

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    2025年02月20日
  • 虚弱と歩く

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    この悩ましい、実に愉快な、あるがまま。
    弱いまま強く生きる人びとのエッセイアンソロジー。

    ご自身の虚弱をありのまま書くことで、そのひとそれぞれの健康観というものも、浮き上がる。
    虚弱を知ることで健康が身に沁みる。

    アンソロジーを読みながらわたし自身もふりかえって、わたしの生活や持病を再考する機会を得られている。
    言いよどむような、明瞭に説明し難い虚弱は今の時代、より身近な話題となりつつある。

    虚弱はコントロール不能な、横暴で、特定の原因がはっきりしない、肉体と魂からの時をこえた叫びだとわたしは思う。
    上手く聞き取りたくても、叫び声が耳を障る。
    この叫びは声だ。
    声は、社会の中で生き抜くための摩擦の結果なのかもしれないし、自分自身の身体の仕組みの不具合さを健気にあらわしているのかもしれない。
    誰もが大なり小なり健康に容易にはたどりつけないリアルを書いているし、ご自身の虚弱さにいかに向き合うかを押しつけがましくなく書かれている。

    アンソロジーなので、虚弱の色彩もその向き合い方も、それについてわたしたちになにを訴えかけるのかも、人それぞれに豊かに文章として書かれていて、わたしは好感をもてた本。

    『虚弱人生の振り返り、ならびに新たな幕開け』
    渡辺 優

    『脳みそグニャグニャ人生の半生』
    トミヤマユキコ

    『異常なし』
    ヒオカ

    これらのエッセイが特に共感した。

    個人的には小中高の学校の先生におすすめの本。
    虚弱もいろいろ、子どももいろいろ、成長もいろいろ。
    道もいろいろ、だと思う。
    社会もいろいろには現実まだなっていないからこそ、学校の中の多様性を視ることから虚弱について考え始められることがあるのではないか、とわたしはこっそり思う。






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    2026年10月12日
  • 発達障害・グレーゾーンかもしれない人のためのお金の「困った!」を解決する本

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    先週Apple Watchを衝動買いしたのを家族に咎められ、急遽読み出しました。
    至極当たり前のこと(固定費を削れなど)しか記されていませんが、私はそれが出来ない訳で今後何度も読み直す必要があるでしょう(投資の章は飛ばします)。
    紙の本も買って机の上に置いておこうと思います。

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    2026年10月07日
  • 虚弱と歩く

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    わたしも圧倒的に虚弱側の人間だと思う。コールセンターに10年勤めたが最後ストレスで両耳が軽度だが難聴になって退職。北海道から東京に旅行に行けば湿気と気温で具合が悪くなる。普通に生活していても貧血。大きな病でなくても日々の生活に少しずつ影響していく。やはり体力が有り余って長時間労働できるものが勝つ世の中なのか?でもそれって永遠にできるものではない気もする。体力的、心体的目線から弱者、強者を考えられる本です。

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    2026年09月26日
  • 虚弱と歩く

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    めっちゃ分かる…共感しかなかった。

    不調で病院行くのに、だいたい原因不明だったり。フルタイム無理だから、在宅の仕事に行き着いたり。

    虚弱でも生きれる社会がきてほしい。私が元気にフルタイムで働けないからと後ろ向きになってしまう世界が変わってほしい。切に願う。

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    2026年09月12日
  • 虚弱と歩く

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    私も子供の頃から虚弱体質だから、この本でいろんな仲間を見つけた気分。
    体調の悪い人にこの言葉は使ったらいけないのは分かっているけれど、それがうれしかった。

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    2026年09月09日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    ネタバレ

    研究書みたいなテイストだった。


    p120
    飯野由里子:人は「違っていて当たり前」。(中略)コンフリクト(衝突)を起こさない方法ではなく、コンフリクトが起きたときにどう対処するかを学校教育でも教えるべきなのに、日本においては、対人トラブルを起こさない子が「いい子」とされます。それでは、コンフリクトに向き合うことのできる大人になれませんよね。
    →「違っていていて当たり前」を前提とする「対話」。「日本に住んでいるのだから同じ前提や認識枠組みを共有しているはずだ」という社会文化的な規範が非常に強い環境にいること+この「対話」の訓練を積んでこなかったことで、マイノリティの立場に置かれて対面コミュニケーションが苦手に感じる側面はあるだろうなと思った。

    p144
    本田秀夫:能力主義は家父長制につながっています。家父長制を基盤とした日本の社会においては、人に優劣をつけて、優位に立つ人が劣位に立つ人を支配する構造があります。家父長制や能力主義に染まってしまうと、劣位に立ったときに自尊心を持てなくなったり、自分より優位に立つ人に物を言えなくなったりしてしまいます。
    →自分も内面化してる気がして警戒したいなと思ったのでメモ✍

    p206
    マイノリティは少数派とも和訳されることもある通り、基本的にその数は少ない。市場原理との相性は悪い。利益が出なくても、たった一人のマイノリティを救うことができるならやるべきという判断も可能な形態で運営しなくてはいけない。マイノリティの「つながらない権利」はマイノリティの中でも周縁化され、後回しにされてきた人のためのものだ。

    p207
    公的資金と事業収入で独立性を確保:
    資金源は公的な資金と情報発信を軸としたサイエンスコミュニケーションによる事業収入を柱としていくのがいいだろう。公的資金は一定の割合まで運営する。(*メモ:自助努力でやるのはおかしい)マイノリティの方を向き続けるサイエンスコミュニケーションであるためには、未だ差別の残る公的機関の意向を聞きすぎず、また、運営が間違えた場合にそれを検証しやり直せるような、独立性と風通しのよさが必要になってくる。
    →独立性のために両軸を、風通しのよさ(事業収入だけに依存しない)のために公的機関を頼る。

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    2026年02月20日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    終章 今後のあり方について、特にマイノリティの情報プラットフォームやつながりについて、海外での事例などがさらに知りたいなと思った
    資金の部分などでどのように運営されているか

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    2025年06月03日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    ・マイノリティが剥がれる恐怖(マイノリティ性のせいにしていたことにつき、同マイノリティの他の人にとって問題となっておらず、その原因がマイノリティ性ではなく個人の問題であった、自分の至らなさにあったと直面したように感じられた現象)
    →しかし、そのような場面でこそ社会モデルの考え方が必要である(対談において呈示された視点)


    ・マイクロアグレッション
    ・つながらなくても情報が得たい、マイノリティについては、つながらないことが、つながることよりデメリットが大きすぎる
    ・ダブルマイノリティにとっては、一つのマイノリティにとってのコミュニティが、もう一つのマイノリティへの差別を秘めた場所であることがあり、安全ではない

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    2025年05月23日
  • 虚弱と歩く

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    私も中学生頃から虚弱体質であるが、当時は治すことが最優先だった。しかし、今は治すよりどう飼い慣らすか、まさに"虚弱との共存"というフェーズにあるのだなと思った。
    最近初めての胃カメラを経験し、結果十二指腸炎だった。あと、原因不明で右足が痛い。まぁ、老化でしょうが...。

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    2026年10月04日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱の原因が病気というのが意外にあったのは読む前は想像していいませんでした。だったら虚弱じゃなくて病弱では?と勝手な違和感を感じつつ各人の虚弱を読み進めると、次第に虚弱だから病気になる、とすれば病の根源は虚弱ということになるからいいのか……と言う所に落ち着きました。
    多様性が認められるようになった世の中てすが、それでも虚弱の人に対しては、隠した本音の部分として理解不足や妬みなどがみられます。そんな考えや対応を払拭し、虚弱側の理解を手助けする一冊という面も本書にはあると思います。

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    2026年09月14日
  • 虚弱と歩く

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    虚弱に生きるが好きだったので続編かと思ったら、あらゆる作家さんが虚弱について書くものだったので思ったのと少し違ったものの、
    虚弱でも強く生きていきたいと思わされる文章ばかりだった。

    ◾️心に残った文章

    弱いまま生きるのは強さを過剰に求められれ現在においてラジカルな挑戦だし、大きな困難も伴う。
    しかしその困難さゆえに人生は生きるに値するのだと思う。

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    2026年09月07日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    コミュ障の自覚があるのでタイトルや帯につられてつい手に取ってしまったのですが、大学生のレポートレベルの内容という感じの本でした。ウェブの連載をまとめた本ですが、とりとめのない内容で他の文献からの引用もなく、わざわざ書籍化する必要があったのか疑問です。もう少し見識を深めてから書いて欲しかった。インタビュー部分は少し面白かったのでそこが救いでした。

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    2025年07月22日
  • マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

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    自分の立ち位置としてはマジョリティ側なので、良かれと思って行った事が、相手を苦しめてしまう事があるという事を自覚しつつ、発言に慎重にしないといけないとと改めて感じさせる。
    繋がる事なく、自由に知る事ができたり、手に入れる事ができたりできる仕組みの必要性と難しさについて考える。

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    2025年05月30日