マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために

ビジネス・実用
1,760円 (税込)

8pt

4.2

何らかのマイノリティ属性をもつ人は、生存に必要な情報を得るために当事者コミュニティへのアクセスがほぼ必須であり、コミュニケーション能力によってさまざまな差が生じている。マイノリティがつながることを半ば強いられている状況のなか、マイノリティは"つながらなければならない"のかを、根本から問い直す。

本田秀夫さん(精神科医)、飯野由里子さん(東京大学特任教員)、相羽大輔さん(愛知教育大学准教授)へのインタビューを収録。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    明石書店
  • タイトル
    :
    マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために
  • タイトルID
    :
    1824440
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    つながる、ことを強要される/するのはやはりかなわん。という人、つながることがうれしい人。かなわん側でも生き延びられるようにすることは可能なんだが、そこにはリソースと技術がいる。その分もちゃんと割いてほしい、というのはまっとうなんだが。そこまでしろというのか、と言われそうな気もする。

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    【目次】

    はじめに:ここでもまた、コミュ力ですか

     第1部 問題提起編

    1 当事者コミュニティに参加できない/したくない理由
    2 当事者コミュニティの功罪
    3 マイノリティの「つながりたくない」も尊重してほしい
    4 マイノリティの運動を振り返る
     ◆番外編 私が「つながらない権利」を求めるまで――読書の旅を辿る

     第2部 対話編

    1 「障害の社会モデル」の観点から考える、マイノリティの「つながらない権利」
      ――飯野由里子さんインタビュー
    2 発達障害の診察、研究の現場から考える、マイノリティの「つながらない権利」
      ――本田秀夫さんインタビュー

     ◆コラム 生活保護についての解説、受給に関する各種相談機関紹介
     ◆コラム 「能力主義」とは何か

    3 障害開示や特別支援教育の視点から、マイノリティの「つながらない権利」を捉え直す
      ――相羽大輔さんインタビュー

     第3部 解決編

    マイノリティの「つながらない権利」を再定義する
     ◆コラム 「知能」の持つ危うさ
    1 当事者運動は社会に開かれなくてはならない
     ◆コラム 優生思想の正体を捉える
    2 オンライン空間が鍵を握っている
    3 マイノリティのための運営や資金のあり方
    4 マイノリティとテクノロジーの距離は揺らぐ
     ◆コラム 「正しい」情報とは何か
     ◆コラム 多様性という戦略、人権という約束

    おわりに:私のままで生存できる社会を作る

    あとがき

    0
    2025年03月04日

    Posted by ブクログ

    当事者が直面する困難は、そのもの自体の構造は健常者が相対するものと本質的には変わらない。問題は、対処の手段や難易度が格段に違うということなのだと思った。

    個人的には、XR空間のような、自分の障害を含めたアイデンティティを恣意的に捨象し選択して参画できるようなテクノロジーがブレイクスルーになるのではと思ったし、テクノロジーと障害をキーに作られているプロダクトがこの辺りを意識してるのではと今更ながら気づいた。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    終章 今後のあり方について、特にマイノリティの情報プラットフォームやつながりについて、海外での事例などがさらに知りたいなと思った
    資金の部分などでどのように運営されているか

    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    ・マイノリティが剥がれる恐怖(マイノリティ性のせいにしていたことにつき、同マイノリティの他の人にとって問題となっておらず、その原因がマイノリティ性ではなく個人の問題であった、自分の至らなさにあったと直面したように感じられた現象)
    →しかし、そのような場面でこそ社会モデルの考え方が必要である(対談において呈示された視点)


    ・マイクロアグレッション
    ・つながらなくても情報が得たい、マイノリティについては、つながらないことが、つながることよりデメリットが大きすぎる
    ・ダブルマイノリティにとっては、一つのマイノリティにとってのコミュニティが、もう一つのマイノリティへの差別を秘めた場所であることがあり、安全ではない

    0
    2025年05月23日

    Posted by ブクログ

    コミュ障の自覚があるのでタイトルや帯につられてつい手に取ってしまったのですが、大学生のレポートレベルの内容という感じの本でした。ウェブの連載をまとめた本ですが、とりとめのない内容で他の文献からの引用もなく、わざわざ書籍化する必要があったのか疑問です。もう少し見識を深めてから書いて欲しかった。インタビュー部分は少し面白かったのでそこが救いでした。

    0
    2025年07月22日

    Posted by ブクログ

    自分の立ち位置としてはマジョリティ側なので、良かれと思って行った事が、相手を苦しめてしまう事があるという事を自覚しつつ、発言に慎重にしないといけないとと改めて感じさせる。
    繋がる事なく、自由に知る事ができたり、手に入れる事ができたりできる仕組みの必要性と難しさについて考える。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルの「つながらない権利」という言葉に最初はとても引っかかっていた。人と人とのつながりなしに生きるなんて可能なんだろうか?この社会は人のつながりの中で成立しているのではないか?

    ただ、本書が訴えるのは「誰ともつながらない」などという極端なことではない。困難を抱えた人が当事者コミュニティなしで情報を獲得しづらい、そんな現状の問題点を鋭く指摘していて、なるほどと唸った。

    情報が氾濫するこの社会において、特定のコミュニティに所属せずとも欲しい情報を得ることは比較的容易だ。ただし、それはマジョリティとして自覚なく社会のあらゆる利益を享受できる者の話。アルビノの当事者であり、ASDや性的マイノリティでもある著者のように、複数のマイノリティ性を抱える人にとって当事者コミュニティはかならずしも安心できる場所にはならない。マイノリティが本当に欲しい情報、例えば進学、就職、あるいはもっと身近な日々の生活に必要なことを知るための選択肢はものすごく少ないのだと改めて気づかされる。

    第2章の対話編では、3人の有識者へのインタビューによって論点が整理され、著者自身が捉われていた「能力主義」にも言及される。第1章を読みながら疑問に思ったことや違和感を覚えた点は、2章でかなり解消された。問題意識を発信し、有識者と共に見識を深め、これからの道筋を提示する本書の流れはスリリングですらある。

    マジョリティと呼ばれる側がマイノリティを理解する手がかりにもなる良書だった。

    0
    2025年02月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    研究書みたいなテイストだった。


    p120
    飯野由里子:人は「違っていて当たり前」。(中略)コンフリクト(衝突)を起こさない方法ではなく、コンフリクトが起きたときにどう対処するかを学校教育でも教えるべきなのに、日本においては、対人トラブルを起こさない子が「いい子」とされます。それでは、コンフリクトに向き合うことのできる大人になれませんよね。
    →「違っていていて当たり前」を前提とする「対話」。「日本に住んでいるのだから同じ前提や認識枠組みを共有しているはずだ」という社会文化的な規範が非常に強い環境にいること+この「対話」の訓練を積んでこなかったことで、マイノリティの立場に置かれて対面コミュニケーションが苦手に感じる側面はあるだろうなと思った。

    p144
    本田秀夫:能力主義は家父長制につながっています。家父長制を基盤とした日本の社会においては、人に優劣をつけて、優位に立つ人が劣位に立つ人を支配する構造があります。家父長制や能力主義に染まってしまうと、劣位に立ったときに自尊心を持てなくなったり、自分より優位に立つ人に物を言えなくなったりしてしまいます。
    →自分も内面化してる気がして警戒したいなと思ったのでメモ✍

    p206
    マイノリティは少数派とも和訳されることもある通り、基本的にその数は少ない。市場原理との相性は悪い。利益が出なくても、たった一人のマイノリティを救うことができるならやるべきという判断も可能な形態で運営しなくてはいけない。マイノリティの「つながらない権利」はマイノリティの中でも周縁化され、後回しにされてきた人のためのものだ。

    p207
    公的資金と事業収入で独立性を確保:
    資金源は公的な資金と情報発信を軸としたサイエンスコミュニケーションによる事業収入を柱としていくのがいいだろう。公的資金は一定の割合まで運営する。(*メモ:自助努力でやるのはおかしい)マイノリティの方を向き続けるサイエンスコミュニケーションであるためには、未だ差別の残る公的機関の意向を聞きすぎず、また、運営が間違えた場合にそれを検証しやり直せるような、独立性と風通しのよさが必要になってくる。
    →独立性のために両軸を、風通しのよさ(事業収入だけに依存しない)のために公的機関を頼る。

    0
    2026年02月20日

マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 社会問題
  • 出版社
    :
    明石書店
  • タイトル
    :
    マイノリティの「つながらない権利」――ひとりでも生存できる社会のために
  • タイトルID
    :
    1824440
  • ページ数
    :
    232ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

雁屋優 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す