久保田かずのぶのレビュー一覧

  • 慟哭の冠

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    “泥に咲く花”とろサーモン久保田氏の東京進出以降について書かれたエッセイ
    リリックのような短文の連続で構成される文体により、一つ一つのフレーズが突き刺さる。彼のエピソードトークそのもののようでとてもおもしろい。
    世間一般の「クズ」と言われるイメージが覆って、「天に見放された」としか言いようのない不運の連続を「いつか笑えるエピソードにして飯の種にしてやる」という強い心で乗り越えていくサクセスストーリー。
    この本には最新の「騒動」については書かれていないが、この本に書いてある他のエピソードと同様、きっとあの不遇さを面白さに転換して話してくれる日が来るだろうと思える。
    「#なかがき」という形で書かれ

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    2025年09月15日
  • 慟哭の冠

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    一気読みしてしまいました…すごかった。SNS の DM で応援し続けてくださった方の正体がわかった時は、心から泣きました。

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    2025年09月06日
  • 慟哭の冠

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    久保田さんありがとうございました。

    してあげた事より、してもらった事を忘れずに生きるべきだと学んだ

    休みや休憩なんて死んでからあの世で十分できるのに

    葬式終わりに個人を思い出し仲間が喋り出すのは大抵、生きていた時の失敗談や馬鹿話などである。そう思うと失敗って宝やんて

    辞めてチンピラになろうかな。いや、キンピラになろうかな

    晴れた日には木の枝が伸びて、雨の日には根が伸びる。大きい木になる。意味のない日なんてないんだ。

    した事よりもしてもらった事を忘れない。感謝という気持ちは全人類の生き方とワンセット。忘れればゲームセットなんだよ。

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    2025年07月26日
  • 慟哭の冠

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    都会の喧騒と泥と糞にまみれた
    ザ・芸人の人生譚。

    誰にもこの生き方はできないけれど、こんな生き方もあるんだ(本当にあるんだ‥)。
    心が削られ折れそうになりながらも、踏みとどまって這いつくばってしがみついて、辿り着いた頂と、辿り着いたことで知った現実と。
    色々ありながらも人生は続く。
    明日への覚悟をもって僕も進みたいと思わせてくれました。
    元嫁さんの話とくっきー!のエピソードが泣けすぎる。

    今年の自分的No. 1候補作。

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    2025年06月23日
  • 慟哭の冠

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    とろサーモン久保田さんもある番組の漫才を見てから好きになり、ルミネにも行きました。
    声を出して笑ったり、ぐっときて涙が出たり、感情が忙しかったです。一気に読み終えました。周りの人達にもおすすめしたい!と思いました。

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    2025年06月13日
  • 慟哭の冠

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    大好きな先輩の本。めちゃくちゃ面白いわ。
    大阪では知名度もあり売れていたとろサーモンが上京するところからスタート。
    激減した仕事、金がなくなり、奥さんとの会話も減っていく。
    お笑い一本でのし上がってきて、大阪で賞を総ナメにしたのに何故?
    バイトをしないといけないのか?
    それでも笑いに人生を捧げ、M-1を取るまでの物語が事細かに綴られている。
    アツいし、面白いし、最高やわ。
    あと、文章も面白い。誰とも似ていない。ラップにもできそうなほど小気味いい区切り方で、パンチラインがグサっと心まで届く。
    漫才・芸人仲間・取り巻く環境が吐き出させる愛ゆえの毒。
    「地面に落ちている花びらは何枚拾えば満開の桜の木

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    2025年05月24日
  • 慟哭の冠

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    あと3冊くらい買って保存しておきたくなった。死ぬ時に一緒に棺桶に入れてほしいと思った。お笑いに生かされ芸人さんをリスペクトしているからこそここまで響いたのかもしれないが、間違いなく私の本歴の中ではいちばん熱い本だった。

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    2025年04月25日
  • 慟哭の冠

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    笑いながら、泣きながら、一気読み。
    声を出しながら笑い、声を出して泣いた。
    とろサーモンが好きな人もそうでない人にも、
    お笑い好きな人もそうでない人にも、
    とにかくオススメしたい一冊です。

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    2025年03月29日
  • 慟哭の冠

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    東京に出てからの久保田さんの軌跡。
    別れてしまった奥さんは、これを読んで何を思うのかな、幸せでいてほしいと思ってしまった。
    それにしても天国と地獄を味わう芸人の世界。
    凡人の私にはなかなか恐ろしい。

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    2025年09月10日
  • 慟哭の冠

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    トロさーもん久保田の自伝。

    売れなくて上京したけど離婚した人の話が延々と続く。
    最後にM-1優勝してハッピーエンドで終わるかと思いきや、それで終わらないのがリアルだった。

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    2025年08月09日
  • 慟哭の冠

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    とろサーモン・久保田さんのエッセイ『慟哭の冠』を読んだ。宮崎から大阪、そして東京へ。M-1優勝という、自分へ課した宿痾によって呪われ、地獄に突き落とされ、そして天へ昇る。ルサンチマンをテコに紡ぎ出される暴言には、どこか悲哀が漂い、時に本質を突く。夢に人の文字がついて「儚い」と形容されるように、嗚咽から這い出てきたライムはどこまでもオリジナルで、突き抜けている。

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    2025年06月30日
  • 慟哭の冠

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    こんなに苦労された方だとは知らなかった。
    言い回しや表現に久保田節を感じられてすごいよかった。芸人さんの人生って一般の人と違って、やはり壮絶なんだなと思った。奥さん帰ってきてほしかったな、

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    2025年05月28日
  • 慟哭の冠

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    普通に泣いてしまった…。
    行動自体は不真面目ですごく笑えるんだけど、ちゃんとそこから何かを学ぶ誠実性っていうのがこの人は高いなと思った。
    サラリーマンに人は因果応報だから絶対自分に帰ってくるって諭したのも、この人だからできたんじゃないのかな。
    なかがきがすごくよかった、言葉もそうだけどこの人の経験も読んでるから全部流れで心に刺さってきちゃう。
    お笑い的な本で読んだつもりだったけど、どちらかというと自伝だったし、想像以上に面白かった。久保田が愛らしく思えてきて仕方ない。テレビでこれからみたら応援しちゃうな。

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    2025年05月20日
  • 慟哭の冠

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    久保田=THE芸人。あまりにも人生が荒波過ぎて驚いたが、そんな人生を選択してきたからこそ、今の久保田というブランドが確立されたのか。そして芸風とは違い、とても誠実な心の持ち主であることが分かった。何があっても周りの人への感謝の気持ちを忘れなければ、それが回り回って恩として帰って来る。素敵な考え方だなと思う。

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    2025年05月10日
  • 慟哭の冠

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    ネタバレ

    大阪で賞レースに勝ち、タイトルを引っ提げて上京した久保田。
    この頃はまだ嫁がおり元気のない犬と暮らしていた。
    大阪で獲ったタイトルが役に立たず、会社から仕事のオファーもない。
    月10回の舞台はあるが16万のうち14万は家賃に消えて、嫁もバイトに行くようになる。
    自分から動かないと!と企画した単独ライブ。
    100人キャパぐらいの六本木のライブハウスで20しかチケットが売れていなかった。
    奮起し街頭で手売りすると70ぐらいまで売上が伸びた。
    しかし当日来たのは13人。
    悔しさじゃなくて無力感で涙か出た。
    1章は「キャプテン★ザコ」と売れない同士つるむ様子がちょくちょく出てくる。

    東京に来て3年。

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    2025年07月22日
  • 慟哭の冠

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    火花や芸人交換日記の方がストーリーとしても文章としても圧倒的に美しいし感動もしたのに、
    本当のリアルに殴られるとこうも泣けないものか。
    ただその慟哭を浴びるだけ。
    圧倒されます。

    そしてあとがき通りに発売のタイミングでちゃんと炎上してる久保田さんは単純に神様にイジられててすごい。

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    2025年05月06日
  • 慟哭の冠

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    読んでいると苦味と酸味を纏った汁が口内いっぱいに広がっていくような、間違いなくこの人にしか書けない自叙伝。本書刊行後の数ヶ月さえこれ以上ないくらいこの本の地続きになっていて、普通なら笑えないのだけど、この本を読み終えた後だと最高と思えてしまう凄み。

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    2025年05月03日