久保田かずのぶのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビに出ている人のことは、画面に映っているその瞬間しかわからない。その“限られた一瞬”こそが、テレビにファンタジーを生むのだと思う。
むしろ最近は、裏側やタレントの戦略をあけすけに見せすぎている気がする。芸人が馬鹿をやり、視聴者も馬鹿なまま楽しめばいい――それがエンターテインメントの本来の姿ではないか。
そんな中で、『慟哭の冠』は特異だ。M-1グランプリ2020チャンピオン・とろサーモン久保田の現実を描き、言わば“テレビに映らない裏側”を詰め込んでいるのに、不思議とファンタジーがより濃くなる。
ラップ好きや強い思想という表面的な印象の裏にある背景や要素が、細やかに描かれているのだ。
元奥様 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大阪で賞レースに勝ち、タイトルを引っ提げて上京した久保田。
この頃はまだ嫁がおり元気のない犬と暮らしていた。
大阪で獲ったタイトルが役に立たず、会社から仕事のオファーもない。
月10回の舞台はあるが16万のうち14万は家賃に消えて、嫁もバイトに行くようになる。
自分から動かないと!と企画した単独ライブ。
100人キャパぐらいの六本木のライブハウスで20しかチケットが売れていなかった。
奮起し街頭で手売りすると70ぐらいまで売上が伸びた。
しかし当日来たのは13人。
悔しさじゃなくて無力感で涙か出た。
1章は「キャプテン★ザコ」と売れない同士つるむ様子がちょくちょく出てくる。
東京に来て3年。