須藤アンナのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯をみて飛びつきました!!
大好きな作家さんが絶賛されているならば
面白いに違いないと!!
んも〜読んで良かった
後半になるにつれて
好き度が増していきました!!
冒頭の一節から 心を掴まれました!!
“子供は誰だったいつだって、親にとって一番の自慢でありたいと願う。だって、親は世界のすべてだから。もし期待に添えなかったら、鏡を見ながら、自分で自分のおでこに「ダメな子」と泣きながら書かないといけないから”
…というソフィアの痛切な独白から始まります
大人の都合で 子どもで扱われるときもあれば
大人として扱われるときがあるという理不尽さ…
子どもとしてのモラトリアムの息苦しさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ舞台が外国だから、というわけではなく
読んでいて海外の児童文学を思い出しました。
私が幼い頃に読んだ海外児童文学の作品の主人公たちは、みな何かを恐れていて、けどその恐れに向き合っていて強く生きている。
受け身で終わらず、自分からどんどん踏み出していく、国内の物語と比べるとちょっと激しい内容の物語でした。
今作で言うと、主人公のソフィアは父親を恐れている。けれどそこで終わらず、最終的にはナタリーを守るために立ち向かう。街を出る選択をする。そんなところが海外の作品を思い浮かべました。
うまく言葉にできないのですが、外国の作品と言われてもそうなんだと納得してしまうような物語でした。
死を決めたソフ