須藤アンナのレビュー一覧

  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    小説すばる新人賞
    外国が舞台の不思議な世界で始まったが、状況がわかるにつれ面白く読めた。縮こまっていた主人公の心が、友達を得たことで、少しづつほどけていく話

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    2025年04月25日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

    Posted by ブクログ

    帯をみて飛びつきました!!
    大好きな作家さんが絶賛されているならば
    面白いに違いないと!!

    んも〜読んで良かった
    後半になるにつれて
    好き度が増していきました!!



    冒頭の一節から 心を掴まれました!!
    “子供は誰だったいつだって、親にとって一番の自慢でありたいと願う。だって、親は世界のすべてだから。もし期待に添えなかったら、鏡を見ながら、自分で自分のおでこに「ダメな子」と泣きながら書かないといけないから”
    …というソフィアの痛切な独白から始まります



    大人の都合で 子どもで扱われるときもあれば
    大人として扱われるときがあるという理不尽さ…
    子どもとしてのモラトリアムの息苦しさ

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    2025年04月21日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    この本が紹介されているのを聞いて、面白そう!と思って読んだけど、私には少し合わなかったかな。翻訳物みたいな書かれ方がその根本にあるのだと思う。

    あとはソフィアがかわいそうで毎日が暗くて悲しくなる。
    ナタリー・クローバーが町に来て少しずつ霧が晴れそうな瞬間は見えてきたのに、やっぱり苦しい感じがして。子供がつらい目に合うのを読むのは嫌だな。

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    2025年11月09日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    ナタリーとソフィアの永遠の友情が素敵。
    父親の暴力に耐え続け、機嫌を損ねないようにただひたすら自分を押し殺してきたソフィアが切なすぎた。
    『今を楽しめ 君は自由だ』

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    2025年10月03日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    苦悩を抱えたソフィアとナタリーの二人が、出会えて良かった!
    13歳という多感な年頃、閉鎖的な街、複雑な家庭環境…いつ崩れてもおかしくないような状況で、どうにか日常を過ごしているソフィアにとって、ナタリーと過ごす時間は救いになっただろうなと。
    そしてナタリーにとっても、まるごと自分を受け止めてくれる存在がどれだけありがたかったか。
    この先、二人が幸せに過ごせますようにと願わずにはいられなかった。
    内容とは関係ないけど、私は海外文学みたいな文体がどうも苦手で、慣れるのにちょっと時間がかかった。

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    2025年05月04日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    ネタバレ

    舞台が外国だから、というわけではなく
    読んでいて海外の児童文学を思い出しました。
    私が幼い頃に読んだ海外児童文学の作品の主人公たちは、みな何かを恐れていて、けどその恐れに向き合っていて強く生きている。
    受け身で終わらず、自分からどんどん踏み出していく、国内の物語と比べるとちょっと激しい内容の物語でした。
    今作で言うと、主人公のソフィアは父親を恐れている。けれどそこで終わらず、最終的にはナタリーを守るために立ち向かう。街を出る選択をする。そんなところが海外の作品を思い浮かべました。
    うまく言葉にできないのですが、外国の作品と言われてもそうなんだと納得してしまうような物語でした。

    死を決めたソフ

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    2025年10月13日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

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    ネタバレ

    2025/03/01リクエスト 3
    壊れていないなら直すな、と言われる霧の町に住む13歳のソフィア。家事をして父親の居酒屋を手伝っているが激しいDVを受けている。お節介が過ぎるのにDVに関しては無関心な近所の人たち。辛くなるような生活の中で客からのチップを貯め、使い道は18歳で死にたいからその時の葬儀代だと言うソフィアが、向かいの家に来たナタリークローバーと会い少しずつ変わっていく一夏の成長記録。ナタリーとの友情を今後も続けてほしいと願う。

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    2025年04月20日
  • グッナイ・ナタリー・クローバー

    Posted by ブクログ

    チェリータウンに暮らすソフィアは13歳。暗雲とした生活の中で、夏休みの間に隣の家にやってきたナタリーと知り合い、成長する物語りだったと思います。精密に構成されており、また、美しい文章であると思いました。私としては登場人物のキャラクターがやや勧善懲悪的な印象で、星3つの評価としました。

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    2025年04月08日